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初女装女子会③

シニア男性、初めての女装。続です。
お仕度の後、お友達の女装娘さん・チーママ(仮名)と合流してお食事へ。
席を立ってうろうろしないといけないランチビュッフェはなかなかハードルが高かろう。

…と思ったのですが、席は背中の高い半個室だし、周りのみなさんはお食事に夢中だったのか(こっそり見てたかもしれないけど)あまり凝視されることもなく。
店員さんも至って平静だし、これも『多様性の尊重』というやつかしら。

それにしても女装女子が3人揃うと壮観。 そして華やか。
羊とチーママは初めましてだったけれど、共通の話題や重なる部分も多かったのか、あっという間に打ち解けた様子。そこにうちの女装が参戦して、それぞれの女装ヒストリーとか、女装あるある話に花が咲いている。

私はその様子を眺めつつ、不思議な浮遊感を感じながらお酒を飲んでいた。
居心地が悪いのとは違う、なんとなくな疎外感。

そこで私は気がついた。
マイノリティなのである。
だって3対1。勝てるわけがない(笑)

圧倒的少数派としての貴重な体験。だって「今のマジョリティ」が明日どっちに転ぶかなんてわかんないもんね。

だけど私には秘密兵器があるのだよ。何のためにばかみたいに重いバッグを担いできたと思っているのか。
今に見ておれ。お店を出たら全員まとめて引き回してやる。ふふふ。

その時の私は、ジョーカーを握りしめた革命軍のような気持ちでその時を待ったのでした。(嘘です。酔っぱらってました)

やがてお店を出て外に出る。
まだ夕刻には早い午後。
満を持して女装娘を3人並べて、首輪と鎖でつなぐ。

お楽しみはこれからなのです。


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