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壁面タイルの補修

以前、学校のトイレはタイル貼りが主流でした。

経年劣化が原因で、タイルが剥がれ落ちてくることが、よくあります。

浮いてきた壁面タイル
横から見ると…
剥がし落として見ると、セメントとタイルが完全に剥離しています。
ちょっと剥がしたでけで、周りもいっぺんに剥がれ始めた

タイルが浮いてくると、ある時、一度にどっと落ちてくるので危険です。

タイルが浮いているかどうか確かめるには、ペンでもなんでも良いのですが、叩いてみます。
指の爪先でも音の変化はわかりますが、広範囲を叩き続けると、手が痛くなるので注意😅。(やって後悔)

ちゃんと隙間なく張り付いているタイルは、高い音がしますが、浮いて隙間のあるところは、乾いた低い音がします。

低い音がする場所を見つけたら、注意が必要です。

タイルの貼り直しは結構簡単です。

接着剤をタイルに塗るか、クシ目ゴテで壁面に塗るかしてタイルを一枚ずつ貼っていきます。
(剥がれたものを再利用するより、せっかくなので新しいタイルを使った方が良いです)

貼る前

貼っていて、微妙に水平・垂直がずれて曲がってしまってもそれほど気にしなくても大丈夫です。
貼り終わったら、一日乾かして、完全に接着させます。

翌日、目地用のホワイトセメントに水を混ぜ、耳たぶくらいのやわらかさにします。
それを目地に埋め込んでいきます。
タイル用のコテがあればそれで、なければゴム手袋で直接塗りたくっても平気です。
タイルの表面にホワイトセメントがいっぱい付いても気にすることはありません。ともかく目地にホワイトセメントを入れることに集中します。

万遍なく塗り終わったら、1時間ほど乾燥させます。

タイル表面のホワイトセメントが乾いてきたら、濡れたスポンジで、表面のセメントを拭いていきます。目地の凸凹も平にしていきます。

濡れたスポンジで拭いて、スポンジが汚れたら、バケツの水で濯ぎ、軽くしぼってまたタイル表面を拭く、を繰り返します。

大体、綺麗に目地のセメントを均せたら、また一日乾燥させます。

翌日乾いたところで、濡れ雑巾でタイル表面を拭けば完成です。

完成

ポイントはホワイトセメントが生乾きの時、濡れたスポンジで平にならすこと。
時間を置きすぎて、乾いてしまうと修正できません。

適当にやっても、仕上がりは結構綺麗です。
自信を持ってやってみてください。😀

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