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私の愛する「日本映画」「日本のアニメ」「テレビドラマ」。

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私のスキな日本映画、日本のアニメ、日本のテレビドラマをご紹介いたします。かなりマニアックです。
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#青春映画

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【週末に何もすることがない人へ】無料!【本編】『時をかける少女』<2週間限定公開>

~~~~~KADOKAWAがお送りする最高の華金!~~~~~~~ 隔週金曜夜は厳選した映画の中から本編を2週間限定無料公開! 角川シネマコレクションとともに素敵な週末をお過ごしください。 『時をかける少女』配信期間:4月12日(金)20:00~4月26日(金)19:59 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 原田知世の可憐さが一番出ている傑作映画。 筒井康隆の原作よし。 大林宣彦のロリロリな演出もよし。 これぞ、SF青春映画! 週末なのに、なぁ〜〜〜にも予定の無い方。 ぜひ、至福の時間をあじわってください。

アマプラで、窪塚洋介主演「ピンポン」を鑑賞する。いやぁ、面白い、いろんな意味で。

<卓球>の世界を舞台にした漫画原作を実写映画化。 ただし、出演したメインの役者たちの中に本格的に卓球の訓練を受けたmのはいなかったという。 ・・・というわけで、役者たちは、ラケットにピンポン玉を当てることさえ出来なかった。 そこで、ピンポン玉はすべて、CG、VFXを用いてコンピュータ内で創り、役者の動くに合わせてフィルムに合成した。 ◉◉◉ この映画を観に行った帰り。 出口で、女子高生風の女の子ふたりが、 「おもろかったなあ」 「役者も原作マンガそっくりやし、お話もマン

アマプラで、映画「バタアシ金魚」を楽しむ。原作の漫画も面白かったなぁ。。。

◆◇◆ 就職してから読んだマンガで、実写映画化に成功したのって、 わたし個人的には、2作しかない。 松岡錠司監督の処女作「バタアシ金魚」。 そして、松本大洋原作の「ピンポン」、この2作だけではないかな、と。 ◆◇◆ 「バタアシ金魚」の原作漫画の主人公の、いまならストーカーで逮捕されてもおかしくない、猪突猛進ぶりを、この映画でデビューした(?)筒井道隆が見事に演じきっている。 ヒロインのソノコへの愛が、もう、止まらない! ◆◇◆ 真夏の空とプールの水と制服と水着と1

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【追悼】谷村新司、逝く。アリスで一番好きな「黒い瞳の少女」を聴いて弔う。。。

映画「恋は緑の風の中」(1974年)主題歌。 作詞:谷村新司 作曲:堀内孝雄 編曲:矢沢透 高校1年の時にテレビで見ました。 15歳の原田美枝子さんのヌードが衝撃的。 ラストの別れが切なく、何か吹っ切れた二人が悲しくも、また美しかった。

東宝「赤頭巾ちゃん気をつけて」を鑑賞する。1970年安保で、東大は受験中止。そんな社会的なことよりも、主人公は恋人のことで頭がいっぱい…楽園じゃねえか!

・・・『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970=昭和45年、監督:森谷司郎)。 . 原作は、芥川賞を受賞した庄司薫の同名小説(1969年)。世は、東大安田講堂事件などの学生運動の嵐か吹きすさぶ1969年の2月9日。 その日の朝、日比谷高校に通うノンポリ受験生、薫は、志望していた東大の受験が流れることを知る。 そして同時に訪れる、愛犬の死。 そのとき薫は不注意で足の爪を剥いでしまう。幼馴染の由美、東大に通っていた次兄の元恋人の女医、クラスメートで文学青年の小林らと薫が過ごす、

深作欣二監督「バトルロワイヤル・特別編」を鑑賞す。無印編との違いは・・・。

一番気になったのは、柴咲コウが、男子生徒二人に太ももや胸元を見せて誘惑して、男子が裸になったとたんに殺す・・・このシーンがカットされていました。 ◆◇◆ まさに中学生版「仁義なき戦い」 深作映画おもしろすぎるー!! 深作映画ならではの 強調される「死に際」と捨てゼリフ。 自分と向き合っていく中で、 刻一刻と戦いは進んでいく。 なぜ彼らは戦うのか? それは生き残るため。 愛するものを守るため。 極限状態の人間が 自然と自分に素直になっていく姿は 人間の真理に触れた気が

森田芳光監督「シブがき隊 ボーイズ&ガールズ」は、意外とよくできた青春映画なんですよ。当時、劇場で観て、うまいなぁ森田監督は、と感心しました。

現在、“昭和ジャニーズ映画” の鑑賞は極めて困難だ。かつて販売されていたVHSを入手するか、一部の作品に限り極めて稀にあるCSでの放送、名画座での上映を待つしかない。 そんな状況下でBlu-ray化されている貴重な作品がある。1982年7月10日に公開されたシブがき隊(薬丸裕英・本木雅弘・布川敏和)の初主演映画『シブがき隊 ボーイズ&ガールズ』(以下、ボーイズ&ガールズ)だ。 1982年5月に歌手デビューしたシブがき隊は、たのきんトリオ(田原俊彦・野村義男・近藤真彦)に続

出目昌伸監督「沖田総司」を鑑賞。いやぁ、ニューシネマしてますねぇ。

あらすじ「モデル出身の草刈正雄が沖田総司に扮し、青春もののニュアンスを投入した異色時代劇。監督は「俺たちの荒野」などの青春映画で注目されていた、当時新進の出目昌伸。 結核のため、余命2年を医師に言い渡された沖田が、新撰組の仲間たちと共に、激動の時代を駆け抜ける。 物語の中心となるのは、沖田(草刈)、土方歳三(高橋幸治)、近藤勇(米倉斉加年)の3人。出目監督の演出は、70年代初頭に流行したアメリカン・ニューシネマのタッチを取り入れ、沖田と土方のふたりは、さしずめ「明日に

【岸田森ファンに朗報!】 西村潔監督「白昼の襲撃」が、ついにDVD化される!

7月20日に、東宝から<東宝DVD名作セレクション>として、廉価で、いわゆる<東宝アクション映画>と<恩地日出夫監督の青春映画>がドドッと発売されます。 ◆◇◆ 私が一番観たかったのは、西村潔監督のアクション映画「白昼の襲撃」。ひょんなことから人を殺してしまった(アカンがな!)黒沢年男が、全共闘崩れの大学出のインテリヤクザに拾われる。このインテリヤクザが、私が愛してやまない「岸田森」なのだ。 この映画での岸田森の評価が高い。学生運動で敗北した虚無感と生まれ持った狂気を兼

アイドル映画と文芸映画の融合。是枝裕和監督「海街diary」を鑑賞。

この映画、是枝監督のベストワークではないかしら。是枝裕和版「細雪」といってもいいほど、面白くて、よく出来た映画です。 ◆◇◆ ■原作は、吉田秋生のマンガ吉田秋生という人は、コロコロと路線を変える人でして。一時期は、大友克洋の影響をモロに受けたタッチで「バナナフィッシュ」などを描いていました。映画化された作品で有名なのは「櫻の園」でしょうか。1990年バージョンは傑作でしたが、2008年バージョンは某芸能プロダクションのプロモーション映画みたいになってしまい、ありゃ失敗作で

東映「真田風雲録」が好きな人と、友達になりたい。

「SF」+「ミュージカル」+「時代劇」、そして悲しくてやりきれない「青春ドラマ」。それが、東映の加藤泰監督が生んだ大傑作「真田風雲録」である。私はこの傑作を「嫌いだ」という「ネトウヨ」とは友達になりたくない。「真田風雲録」の素晴らしさを理解できないバカは消えてなくなれ。 この映画、先日、ユーチューブの「東映エクストリーム?」で、一週間、無料で配信され、多くの人が鑑賞した。アホのネトウヨは「左翼映画だ!」などと騒いでいたが、そんな料簡の狭いことでどうする、と問いたい。ネトウヨ

「ジョゼと虎と魚たち」(監督:犬童一心)を鑑賞。

池脇千鶴が良い。「三井のリハウス」の女の子がこんな良い女優になるとは。心に残る映画でした。エンディングも良い。教養として観るべき日本映画のひとつ。 ・・・ 下肢麻痺の山村クミ子はジョゼと名乗り、生活保護を受ける祖母と二人暮らし。祖母はジョゼを人前に出すのを嫌がり、夜しか外出させない。ある夜、祖母が離れたすきに何者かがジョゼの車椅子を坂道に突き飛ばす。車椅子を止めたのは大学生の恒夫だった。それをきっかけに恒夫はジョゼの家に顔を出すようになる。ジョゼは恒夫を「管理人」と呼び、

中原俊監督「櫻の園」(1990年)を鑑賞する。

東京で暮らしていたとき、公開初日に劇場へ観に行きました。初回を観ようと劇場へ入ると、なんと、監督の中原俊さんが関係者と談笑しているではありませんか! あー、あのとき、サインでももらっておくんだったなあ。 1986年にフジテレビ系列で放送された傑作青春ドラマ「桃尻娘」「帰ってきた桃尻娘」を観たときから「この監督はタダものではない!」と思っておりまして、予想は的中。1990年にこの「櫻の園」でブレイクを果たすのでした。 ・・・・・・ 毎年同じ演劇をする学校のわずか数時間のド

市川準監督「BU・SU」を鑑賞する。富田靖子が良い。

主人公の麦子が、転校して初めて新しいクラスの教室に入っていくシーン。黒板の前に立つ麦子。好奇心いっぱいで麦子を見つめる見知らぬ「オスガキ&メスガキ」。その異様な視線を、市川準監督は「ピント送り」という技法で表現する。めまいを感じるほどの「不安感」「恐怖感」が、観客側にもつたわる。技巧派の市川監督らしい名シーンだ。 ・・・・・・・・・・ これは 富田靖子の記録映画ともいえるぐらい 色々な表情の彼女が見られる映画。 特に「アイコ16歳」のような ただただ明るい女子高生じゃな