マガジンのカバー画像

私の愛する「日本映画」「日本のアニメ」「テレビドラマ」。

664
私のスキな日本映画、日本のアニメ、日本のテレビドラマをご紹介いたします。かなりマニアックです。
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

再生

清水宏監督「有りがたうさん」主演;上原謙 原作:川端康成

現代語にすると「ありがとうさん」。英語にすると「ミスター・サンキュー」 上原謙がバスの運転手で、行き交うみんなに「ありがとう!ありがとう!」というので「ありがとうさん」というニックネームがついた・・・。 ・・・ 原作:川端康成 脚本:清水宏 監督:清水宏 撮影:青木勇  出演:上原謙/桑野通子/築地まゆみ/和田登志子/雲井ツル子

田中絹代の第一回監督作品「恋文」。松竹の名監督たちが団結して応援した力作である。

田中絹代の第一回監督作品「恋文」は絹代を愛する映画人たちが 総力を結集した作品である。 シナリオは木下恵介が二回書き直し、 それに成瀬巳喜男が手を入れ、 最後に小津安二郎が厳しくチェックした。 4人の助監督からキャメラ、照明のスタッフも 木下と成瀬が厳選し、最強のスタッフを集めた。 ただひとり溝口健二だけが「田中絹代の頭では監督はムリだ」と 冷ややかだった。 撮影現場では絹代は「映画監督」を演じた。 モデルは皮肉にも「溝口健二」だった。 粘りに粘った。 主演の森雅之が

再生

山本嘉次郎監督「エノケンのちゃっきり金太」

1937年 東宝映画 監督:山本嘉次郎監督 製作主任 - 谷口千吉 助監督 - 本多猪四郎、黒澤明 ・・・ エノケンの「体技」。飛び上がって逃げるバネの素晴らしさ、所作は日本人離れしており、チャップリンやキートン直系のもの。フィルムの散佚が惜しい。『日本の喜劇人』で映画の存在を知ったけど、黒澤明が助監督とは知らなかった。テンポや集団の撮り方、捌き方が見事。

「忍者キャプター」って、潮健児が出演していなかったかな?と調べたら、「潮建志」名義で出ていた。「袋三郎兵衛 / 雷忍キャプター1」という役。この人が出ていると東映らしくなる。「悪魔くん」のメフィスト弟が印象的。チョコが好きな悪魔。https://news.yahoo.co.jp/articles/f899f55b620b73a069add6b27f9b36697c10b75f

今日「ウルトラマンクロニクルD」で俊英・川崎郷太監督「うたかたの空夢」が使用された。ウルトラマンダイナのNO1傑作エピソード。当時「ティガで名作を撮った川崎監督が帰ってくるの!」と勇んで予告編を見たら、すごくシリアスな雰囲気の予告編。おぉ本格SFか!…ところがドタバタ喜劇で大笑い

再生

うわぁ!東宝の公式チャンネルで「シン・ウルトラマン」のネタばれを!!

《大ヒット御礼!》冒頭映像の一部を48時間限定公開! 公開:5月27日(金)20:00~プレミア公開 終了:5月29日(日)19:59まで。 ・・・・・ う〜む。そうか。「ウルトラQ」から始まるのであるな。 「ラルゲユウス」(「鳥を見た」の怪獣)を出してくるあたりが、庵野秀明の 特撮オタクぶりがうかがえる。 ラルゲユウスの登場する「鳥を見た」は、中川晴之助監督作品。 中川晴之助はTBSの俊英演出家であった。 「カネゴンの繭」の監督でもある。 もし、「ウルトラマン」にも参加していたら、実相寺昭雄がふたり存在することになるので、円谷一は呼ばなかったのかしらん? ラルゲユウスだけ、人間に倒されずに逃げている行方不明なのが笑えるなあ。 中川晴之助の父は洋画家の中川一政。 娘は女優の中川杏奈。 叔父は演出家の千田是也である。 まあ、芸術家一族でありますなあ。

庵野秀明の「シン・〜」シリーズ。「シン・仮面ライダー」の次は?

って言うか、サトエリが演じたハニーは、「シン・キューティーハニー」と呼んであげてほしいのですが。 ◆◇◆ 「シン・セーラームーン」とか 「シン・マグマ大使」はいらないなぁ。 やっぱり「シン・大魔神」か、 「シン・レインボーマン」かな。 「シン・大魔神」は庵野秀明の時代劇を観たいというのがある。 ・・・「シン・レインボーマン」は、ぜひ、『M作戦編』をできる限りリアルに描いてほしい。監修に経済学者を付けて。 御多福会が信者に「100万円ずつ」配るバラマキで、 市中が「ハ

再生

【元小学校教諭の小津らしく子供がイイ!】 監督:小津安二郎「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」

監督:小津安二郎「大人の見る繪本 生れてはみたけれど」 カラー版です。1932年・サイレント映画。 のちに、「おはよう」としてリメイクされます。

映画 教育と愛国 2

前回に続いて、映画「教育と愛国」について思う事を取り上げます。 3. アベ・維新・「国歌」作中に、2012年当時の大阪での教育再生シンポジウムの様子が出てきます。登場するのが、自民党が野党時代の安倍晋三氏(後の首相)と松井一郎大阪府知事(当時:現大阪市長/日本維新の会代表)。首長が教育委員会を直に操作できるようにしようという、大変恐ろしい事を彼らは喋っているのですが、それ以上に薄ら寒さを覚えたのが、この会議冒頭の国歌斉唱シーンでした。 国歌斉唱は、学校卒業式等でも組み込ま

再生

『シン・ウルトラマン』本編冒頭映像 期間限定公開

「東宝MOVIEチャンネル」にてプレミア公開。 5月27日(金) 20:00〜5月29日(日) 19:59まで48時間限定公開されます。 ・・・ https://youtu.be/cISjYRdXuNc ・・・ 大ヒット御礼企画として、 5月27日(金) 20:00から5月29日(日) 19:59までの48時間限定で、 映画本編冒頭映像1分17秒が公開されることが決定した。 この冒頭では、日本に禍威獣が次々と現れ、それが日常化していく、 “前史”が描かれ、ウルトラマンシリーズの “原点”へのオマージュ・リスペクトが散りばめられた、 スピーディな展開と底知れない高揚感を感じさせるものとなっている。 しばし、お待ち下さい!

再生

監督:吉村公三郎「安城家の舞踏会」(1947) 出演;原節子 森雅之

キネマ旬報第1位。 兄の森雅之、父親の滝沢修もいい演技。 フリーになった原節子さんの最初の映画。 傑作です。 娯楽性と社会性を兼ね備えています。

庵野秀明が大阪芸大時代に8ミリ映画「帰ってきたウルトラマン」を撮ったが、そのときに着ていたウルトラマンジャンパーを復刻!これはほしい。というか懐かしい。https://news.yahoo.co.jp/articles/5993c25fede7e2c17a4ef52fd356083c4cc0ccd2

是枝裕和監督「万引き家族」が地上波フジテレビで放送決定。6月11日にフジテレビ系「土曜プレミアム」(よる9時~、一部地域を除く)にて放送される。いい映画ですよ。オススメです。https://news.yahoo.co.jp/articles/b4286162b601de1e57517ad7d56d0a3de95395a9

再生

監督:野村浩将「愛染かつら」。主題歌が有名。♬花も嵐も踏み越えて〜♬

♬花も嵐も踏み越えて〜♬ ♬ホロホロ鳥よ〜♬ 主題歌「旅の夜風」は、私の亡父も良く歌っていました。 私もときどき歌います。 ・・・・・・・ 原作:川口松太郎(川口浩の父親) 脚本:野田高梧(小津安二郎の片腕)  監督:野村浩将  撮影:高橋通夫  出演:田中絹代/上原謙/佐分利信/吉川満子/森川まさみ/斎藤達雄 メロドラマの名作。狂ったようにヒットした映画です。 ひたすら「すれ違い」を繰り返します。