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読書しつつ、編み物しつつ。ドーパミン中毒を少し読んで。止めたくても止められない何かの話。

今の時代は大変である。
いろんなツールがあるから
その分病気の範囲も広い。

依存症になった。
私は依存症者である。
酒、ギャンブル、買い物、恋愛、食べ物、共依存

依存症のデパートみたいな私なのだが
私を死のどん底に突き落とした依存は
メール依存なのであった。

当時は夜勤の仕事をしていたので
メールは24時間使えるツールで
相手も夜勤だし自分もそうだから
ひっきりなしにメールが続いた。

反応があることが嬉しくて
書く内容もエスカレートしていった。
しまには詩まで書くようになっていった。
酔いの中でどんどんアイディアは沸く。

24時間、携帯が手放せなくなり
トイレやふろ場にも持ち込むようになった。
返信を待ってそれからまた送って。
睡眠時間はなくなった。

だんだんノイローゼになっていった。
お酒を飲んでいない時でもブラックアウトを
頻繁に繰り返すようになっていった。

強迫的にメールを打つことが
どうしても止められず
私はかなり追い詰められていた。
とうとう頭がおかしくなって気が狂ってしまった。

丸2日眠れず過覚醒になり
暴れて自殺未遂をして保護入院になった。
その時にベランダから携帯を投げた。

入院中は携帯は持たないと決めていたけど
2か月過ぎたくらいから許可が出たので
携帯を持ち始めたのだが
やはりメールが止まらない。

この症状は相手と関係が切れたあとも続き
しばらくは止めることが出来なかった。

かなり苦戦しながらも
ギャンブル依存の自助グループに通いながら
メールの依存についても時間はかかったものの
何とか止めることが出来た。

その苦い経験からラインを使うことを避けていた。
便利だし既読もつくから
これは嵌ったら大変だと感じた。

メールやラインは
相手がひっきりなしなタイプだと
ついつい返信してしまって止まらなくなる。

それは何故なんだろうと考えても分からないが
とにかく反応してしまうし
それを返すことをしてしまうので
ラリーが延々と続くのである。

1年前くらいに似たような状態に陥り
少しノイローゼになってしまったので
関係を切らせてもらった。

この病気はなかなかしつこくて
治らないんですけども
危険なものには近づかないようにしていくしかない。

人生いつから狂っていたのかは
子どもの時からなのだが
なんで生まれてきたのか?っていう怒りが
私を長いこと支配していた。

今でもそれが消えたわけではない。
辛いことがあると
すぐに頭をもたげてはくるし
死にたくなったりもする。

依存で生きてこられた部分もあるから
依存そのものは私は否定しない。

依存症は緩慢な自殺だといわれるけど
緩慢だったから今生き延びてる。

ただその依存が死へと追いやってもいくので
難しいね、折り合いもつけにくい。

スマホ依存になるのが怖くて
なかなかスマホを持たなかったわけですけど
それが幸いしてか、スマホは依存にはなっていない。
ネットの依存はあるかもだけど。

最近は安価なサイトに少し嵌り気味で
ちょっと良くないなと反省はしてる。

刺激の多いネットでは
すぐに何かでスイッチが入り
嵌ってしまうことは多いから
気を付けていかねばとは感じてる。

まだ読み始めて少しだけだから
どんな展開で結末があるのか楽しみな本だけど
今の時代だからこそ読みたいし考えてもみたい。
ドーパミン中毒




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