まだまだいける?
はじめに
昨今の環境・事情と私の職業柄、これまではなかなかイベント事に気軽に参加することが難しくなっておりました。ライブの現地参加の感覚がすっかり抜け切ったところへ、母親が一言。
「ゴスペラーズがアクリエに来るらしいけど、チケット取れたら一緒に行かん?」
元ゴスマニ、地元開催で10年振りにライブ讃歌する。
本記事は「ゴスペラーズ坂ツアー2022“まだまだいくよ”」のセットリストのネタバレ・ライブの個人的な感想を多分に含みます。また、記憶違い等で実際の内容と若干異なる可能性もあり得ます。ライブ終わりのテンションを引きずりつつダラダラ筆を進めただけのものですので、以上の点はご了承下さい。
※「讃歌」は「参加」の意味としてゴスマニ(ゴスマニア:ゴスペラーズファン)の間で使われる用語であり、誤変換ではありません。ゴスペラーズの同タイトルの楽曲が由来であると思われます。
公演詳細
ゴスペラーズ坂ツアー2022 “まだまだいくよ”
5月13日 兵庫公演 @アクリエひめじ
<セットリスト>
感想のようなもの
一番最初の"これが言いたい"ポイントはずばりオープニング、5人が出てくる前の演出。暗転した空間に『一筋の軌跡』のライブ音源:観客のコーレスコーラスが流れる。
この段階で、過去に何度かライブに讃歌していた時のことを思い出し、懐かしさのあまり色々なものが既に爆発しそうです。それと同時に「何故まだライブで声を出すことが出来ないのだろう」と恨み言を唱えたくなりました。
以降、個人的ハイライトになります。
M1〜M4まで
この選曲で懐かしさのあまり(以下同文のため省略)。
まさか、今の5人の声で『パスワード』が聴けるとは露程にも思わず。
『靴は履いたまま』も好きな曲なので、久し振りに生歌を聴くことが出来て感動しました。
M7:約束の季節
まさか、(以下略)。
『約束の季節』について、曲は勿論のことMVの雰囲気が好きで、撮影地になった美瑛のラベンダー畑に行きたいと思いながら10数年経ちました。まだ行けていません。
M12:ラヴ・ノーツ
リリース当時に高校3年生だった私は、センター試験当日『ラヴ・ノーツ』を聴きながら旧フェスタ地下街を抜けてJR姫路駅へ向かった記憶があります。そういう意味で思い入れのある曲を、姫路で5人が今歌っているのかと思うだけで泣きそうになりました。
M18〜M19
盛り上がりパート。振り付けを見ていると、その動きの記憶も徐々に引き出されていきました。スタンディングで動きたかったなあ……。
『1, 2, 3 for 5』のイントロが流れただけで、着席しているにも拘らず膝から崩れ落ちそうになりました。間奏の北山氏のアレで「ヒエエエ〜」という情けない声が出かけた点では、やっぱりキタマニ(北山氏推し)だったなと思わざるを得ず。
ENC1:Voxers
比較的最近の曲で、実はMVが出て暫くした後に見たことがありました。
何目線か分からない発言にはなりますが、ゴスペラーズが攻めまくっているのを感じさせるタイプの曲で、こういうのもゴスペラーズっぽいなと思います。
あと単に酒井氏のHBBが相変わらずスゴイ。好き。
<MCの話>
インパクトが強かったのは、姫路ご飯の話題でのリーダー村上氏による御座候トーク。御座候を求め、わざわざ入場券を購入してJR姫路駅構内へ入ったそうですが……。
なんなら、アクリエのすぐ近くにある『あずきミュージアム』でも買えるはずですし、工場見学もやってますので機会があれば是非よろしくお願いします。
因みにリーダーは、「御座候では白餡が好み」とのことでした。
そして、初の試みが詰まった「風が聴こえる」MVがYouTubeにて公開中。
村上氏「関西だから言いますけど。……タダで観れますから!(小声)」
最後に
5人のパフォーマンスやトークを見て(聞いて)、良い意味で役割分担が変わっておらず何故か嬉しくなりました。
そして今回一番声を大にして言いたいのが、過去讃歌したライブではわからなかったので何とも言えませんが、今回の公演については『生のゴスペラーズに初めて触れる』客層が多かったのではないだろうかと思います。
というのも、それまではファンクラブ先行でチケットを確保していたので、自分の周囲の座席の人々はゴスマニである確率が高かったはずですので、知る由もありません。
しかしながら、今回は一般販売でチケットを購入したこともあってか、周りの方があまりゴスペラーズをご存知でなさそうな雰囲気を感じました。休憩中にメンバーのことを調べたり、色々話している方がいらっしゃいました。
そんな方々が今後ゴスマニになるかどうかはともかく、少なくとも「ゴスペラーズって、ええやん」と思っていただけたのではないでしょうか?本当に誰目線なんだろうという発言で申し訳ないですが……。
M10〜M11でも披露されましたが、提供曲のセルフカバーを収録した『The Gospellers Works 2』が発売されるそうです。また5人を追いかけてみようかなと思いました。「まだまだいける」でしょうか?