見出し画像

一言のタイミングは難しい

三浦春馬くんが亡くなって1週間が経ちました。
何よりも一番好き!というほどのめり込んでいたわけではなかったですが、それでも好きな俳優さんであることには間違いなく、この1週間は度々涙してしまう日々になりました。

特に好きだった作品はラストシンデレラ。
あれから昔のドラマや映画をあれこれ見て、さらに好きになったものです。

何が好きだったのかというと、笑顔はもちろん、一生懸命さですね。
何にでも真剣に取り組む姿があるからこそのアウトプットはどれも素晴らしかった。特にキンキーブーツでのパフォーマンスを見たときには、この人はなんて素晴らしいんだと感激したものです。

だからこそ、今回の出来事は驚きと悲しさと淋しさと、さまざまな感情が入り混じってしまう日々が続いているのです。。

さて、ここからは全くの私の個人的な考えです。
批判の意見などもあるでしょうが、個人の思いなのでお許しください。

三浦春馬くんは、誰もが口を揃えて「ストイック」「何にでも真正面から取り組む」「真面目」というお人柄だったようです。それは映像の中からでも伝わってくる通りの印象です。
そして仕事は休みがないほど忙しく、いつも第一線を走っていました。
そんな中、休みがなくて心が疲れてしまったのではないかと言われていますね。確かにそれもあるんじゃないかと、私も思います。

その反面、忙しさが急激になくなってしまって、不安が増大しちゃったんじゃないかとも思います。
コロナ の影響でお休みが増え、しかもお休みに入るときには急に舞台が短縮されるという終わり方で。バッシングもあったといいます。
その後にくるお誕生日も、本の発売も、詰まっていた予定がなくなっていき、不安な思いになったのではないかと思います。

コロナ はいつになれば終息するのかわからない。
仕事は入るけど、これまでのように練習もできない。
自分が今までやってきたルーティーンができなくなってしまったということもあるかもしれません。
そういったことの積み重ねって、結構ヘビーだったりするんですよね。


なぜこんなことを書くかというと、私自身がほんの数ヶ月前まで、そういう人間だったのです。

仕事が詰まりすぎていて、寝る時間もなく苦しくて、それでだんだんメンタルがやられてくる。少し休みたいと思うんだけれど、下手に休むとそのあとが怖くて休んでも気が休まらない。
結局自分で仕事を見つけにいって、寝る時間を削って働いてしまう。

もうずっと、そんな生活を送っていました。

でも、ようやく数ヶ月前に「このままじゃいけない」と思いました。
そう思わせてくれたのは、息子の一言でした。
その頃、平日は出張、週末だけ自宅にいるという日を送っていたのですが、ある日とうとう息子が言いました。

「ママ、やっぱり家に居て欲しい」

大学生だから大丈夫、なんて思っていたのは甘かったですね。
そのとき、息子から必要とされているということをはっきりと感じ取り、おかげで転職のきっかけをもらい、そして今は出張のない生活を送っています。

相変わらず仕事は忙しいですが、それでも休みはきちんと休める会社。
息子の健康状態を考えて、自宅でご飯を作ってあげることもできるようになりました。それができることだけで、自分自身の気持ちの安定感もできてきました。

きっかけはたった一言。
きっと、三浦春馬くんにもそういってくれる人がいたはずなのに、タイミングの問題なのでしょうね。

これからも三浦春馬くんのことを応援し続けます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?