見出し画像

夢見の夢

確信犯的に
いつの間にか眠っていた僕は
ひと眠りで一生分の夢を
見ようとしていた

そして大きな渦の外側を
ゆっくりと回っていた僕が
少しずつ中心に近付き

急に速くなったと思ったら
信じられない位に加速して
今にも中心に吸い込まれそうな時

君の気の抜けたような声が
ピンポイントで耳に届く

いつもこれだ
その声は悪魔の囁きか
天使の欠伸か
妖精の呟きか

僕には分からない

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?