『新聞という病』を読みました

昨日描こうと思っていた記事です()

門田隆将先生の本になります。

この本の中には、今の新聞、ジャーナリズムへの失望と希望が綴られています。特に、個人的には『「新聞記者」とはなにか』に書かれていた老記者の語っていたことが全てだと思います。権力であったり、金であったり、そういう人間的本能的なものに囚われた瞬間にジャーナリストはその価値を失い、ツブシの利かない程の一本に密着し取材していく。ある種ではカントの掲げる道徳のような崇高なものでありながら、その価値や意味にこだわることはなく、あくまでジャーナリズムの中に生きているハイエナのような。言い方に幾分悪い点があることは認識していますが、正直に言えば私はそのようなものであると捉えました。

自らのルールの中で生きていくのではなくて社会で生きていくのとはまた違った地図を持っている。そんな新聞記者こそが確かに今の日本には必要なのかなと思います。自覚なしの権力の監視的な存在が。 私も、その割の合わないジャーナリズムをクラウドファンディングのような形であったり、エンジェルのような形で繋いで存続させるシステムを作りたいと思うようになりました。やはりなんだかんだ言ってもジャーナリストは必要な存在だと思います。『マスゴミ』という単語が唱えられるようになった昨今、そのようなものに対する嫌悪感を示す人間が増えていると思いますが、あくまでも現在のマスメディアであって、真のジャーナリズムは不可欠なものだと思うので。

まだ稚児の妄想に等しいものであって現実味に欠けたものではありますが、出来ることならば前述のエンジェルや、それに類似した形でベンチャーキャピタルのようなものを形成して、ジャーナリズム復興を手伝えることが出来るのであれば、私はそれに携わりたいとも思います。今は政治学、経済学、歴史学を学ぶことを重視したいですし、やりたいからと言ってすぐ連絡できる筋があったり、そう言ったものを立ち上げる金銭的余裕があるわけではないので、出来るとするなら同じ志を持っている人間のTwitterアカウントを紹介したり、該当ツイートをリツイートするとか、そんなしょぼいものでしかないのですが。

もし政治家になれたらこういう発言をするだけでも話題性になったりするのでしょうが、残念ながら私は一般人の類なので。将来同じような主張をしている人間がいたら私だと思ってもらっても構いませんが()

という感じで今回は終わりたいと思います。気付いたら自分の気付きと主張だけになっていた気がしますが、本編が気になる方は是非買ってみてください

ということで、ご清覧ありがとうございました。


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