日本の美学とサブカルチャー

ということで今回は予告通り『歌手』について話していきたいと思います。個人的には単純に歌手と言っていいのかわからないのですが。

GARNiDELiAというユニットをご存知でしょうか? 恐らく、それなりにインターネットのインディーズ(?)系の音楽ユニットを漁っている方の中では知名度が高い方だと思います。ネットインディーズってどこからどこまでを指せばいいのかよく分からないので、この表記が正しいのかどうかも分かりませんけど。

或いは、GARNiDELiAというユニット名は知らなくても、『極楽浄土』であったり、『響喜乱舞』曲は知っているという人も案外多いのではないかと思います。特に最近MMDとかでその楽曲を聴くことが多いと感じるので、そっち界隈の人はそういう傾向が多いと思います。 因みに、私も割と最近(去年)に確かにじさんじのMMDかなんかで曲を聞いたのが初めてだったと思います。 何人化のMMDを見回った後に『これの原曲ってボカロ系なのかな?』って感じで調べたと記憶しています。

…という感じで私も知る事になったGARNiDELiAなのですが、初めて動画を見たときは中々に衝撃でした。勿論いい意味で。

ここでタイトルに戻っていく形なのですが、私はGARNiDELiAに『日本』的な美しさと、所謂『サブカル』的な発信に可能性を見出せるような感じがしました。というと、頭がこんがらがってしまう人がいるので、一つ一つ解説をしていきたいと思います。

まず、日本的な美しさ。というのは一度GARNiDELiAの動画を見てもらえば分かりやすいと思います。勿論『着物』という衣服に関してもそうですし、『静』と『動』的な振り付け。というのでしょうか。 私自身は、まぁ皆さん察しがつくとも思いますが、そこまで踊りに詳しい訳ではありません。というか全然です。本当に極楽浄土を見て初めて音楽的な要素としての踊りを見いだせたレベルです。そんな人間がそもそも何を語れるんだ。と言われればそれは『そのとおりですね』という言葉を返してそれまでになってしまうのですが、それでも『ダンスにわか』並の感想は言わせていただきますと、やはり、日本人の奥ゆかしさであったり、その中の情熱であったりというものが振り付けから見て取れるような気がします。少なくとも私はしました。

そしてサブカル的な発信。これは恐らく分かりにくいものだなぁと思います。 そもそもサブカルがなんなのかって話です。色んな場所で使われる言葉ではあるものの、その実本質が掴めることはない。サブカルは雲みたいなものです。 が、ここではサブカルというものをWikipediaにも書いてある『大学で学問にされない』という所に目をつけたいと思います。そうすると、サブカル的な発信というのは動画サイトを用いた発信として扱ってもらいたいと思います。 動画の内容に関しては、『どうすれば見てもらいやすくなるか』みたいな消費者心理的な学問として扱われる可能性もありますが、『動画サイトを用いた発信』そのものに関してはそこまで学問性を感じさせない。という独断です。商品は出してしまえばあとは売れるだけですから。サイト判断なので自分から商品棚を変えることは難しいし、そこまで考えることはないだろうな、ということで。

日本舞踊ではなく、日本的な美を見せつけるという形に対してのオープンさというのは中々に斬新なものであると思いました。勿論、日本舞踊にも日本の美というものはありますが、なんというか純粋なダンスの中に日本的な美みたいな(語彙力皆無)極楽浄土の最初のステップも『チャールストン』というらしいですし(Yahoo!調べ)なんというか、日本流の昇華というべきか。それって大分難しいものだと思います。 この辺りに対する上手な言語化能力を持ち合わせない自分の無力さを悔やむばかりなんですが、メジャーさを持ち合わせたマイナーというか、伝統文化として受け継がれるのではなく、庶民的な高貴さというべきか。

とにかく今回私が紹介したいのは『GARNiDELiA』というユニットがすごい。ということです(強引)実はこの前にも何度か言語化を試みていたのですが、全部上手くいかずに途中で終わっています。でも、個人的にはGARNiDELiAという存在をいち早く知ってほしいというところもあり、今回に関しては絶対に投稿しよう。という思いの中綴らせていただきました。 拙い文章となりましたが、ご清覧ありがとうございました。

明日は、また本の紹介をするか、ずっと忘れてたことをするかのどっちかだと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?