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託児しづらくなっていくのか

先月、ショックな連絡がありました。
娘が1歳から約1年間、結構がっつりお世話になったコワーキングスペース併設の託児所が来年1月に閉鎖してしまうとのこと。

一般的な託児所の価格って都内だと30分1,400円前後、安くて拠点がたくさんあるmama's smileでも1時間1,000~1,200円。
でもそこの託児所は、預けている間にコワーキングスペースにいなければならないという制約があるけれど1時間900円とコワーキングスペース代も考えると破格の値段でした。
しかも英語のリトミックとか積極的にしてくれたり、ちょっとした工作もしてくれたり、レポートも排泄の時刻など細かく書かれていて至れりつくせりで、私は復職するまでの約1年間、そこで副業したり息抜きしながら娘を週2~3で預けていました。
同年代のお友達もできて娘も楽しそうにしていて、今年の9月から保育園に通い始めてからも頻繁に写真を見返しては「先生に会いたい、〇〇ちゃんに会いたい」と懐かしんでいたので、年末早めに有給でも取って遊びに行こうと計画していた矢先の連絡でした。

そこのコワーキングスペースは某私鉄がオーナー。
このコロナ禍において鉄道本業の収益が悪化している事も影響しているのでしょう。託児所は採算が取れないと判断されてしまいました。
今の状況だと積極的に託児所を利用する人は少なくなっているのでしょうが、致し方ないとは言え、寂しすぎます…

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新型コロナ以前、各託児所の謳い文句には必ずといっていいほど「お母さんも息抜きしてもいいんだよ」的なメッセージが盛り込まれていました。
0~3歳頃の託児には抵抗があるお母さんがまだまだ多かったからでしょう。
それでも託児所は徐々に増えていった雰囲気を感じていましたし、仕事理由ではなくお母さんの息抜きにでも預けていいんだ、という事も認知されていっていた気がします。

それが新型コロナのせいで一気に逆戻りしてしまったのではないか。そう感じています。

保育園や支援センターはなんとかやっていますが、例えばショッピングモールなどのキッズエリア、おむつ替え用の部屋での遊び場などは封鎖されたまま。
ちょっとふらっとお出かけした先での子どもの遊び場が無くなり、感染の恐れがあるから、なるべく家で子どものケアをしなければとなり…
(ふらっとお出かけすんな、と思われるかもですが、子どもの相手をする場が家と公園だけでは辛いという事がままありますので)

もちろん感染対策は十分にしなければなりませんが、それは新型コロナウイルスに限った話ではありません。
乳幼児に対して親がしなければいけない対策は以前と変わらない。
お外で遊びたいとせがまれ、公園遊びに付き合い、それで飽き足らず散歩しまくり、スーパーやコンビニなど片っ端に訪れて店内物色する羽目になるより、綺麗で色んな遊びができる託児所に預けた方が安全で、遊びの満足度が高い事もあるんですけどね…昼食や昼寝の時間もしっかりしているし。

コロナ以前の保育園は一日保育ですらすぐ感染してきたくらいですが、一方で託児所は保育園に比べたら綺麗で少人数だからか、病気をもらってくる事はありませんでした。
衛生管理が託児所と保育園では差があったようでした。(あくまで私が利用した範囲)
今の時点で0~1歳の育児をしている方々はそれを知らないままだから、更に託児所を利用しづらいのだと思います。


いつか、以前のようにちょっとした子どもも親も息抜きできる環境が戻る事を願います。

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たくさんお世話になった託児所に挨拶がわりに一昨日、昨日と利用させていただきました。
約4ヵ月ぶりに会う娘に「おっきくなったねぇ」「かわいいねぇ」とたくさん声をかけていただいて、娘は緊張した面持ち。
だけど1時間もすれば楽しそうに遊んでいました。
大好きなトトロを折り紙で作ってもらって嬉しそうで、だけど以前遊んでいたお友達がいなくて物足りなそうで…
「ここはなくなっちゃうから、先生たちともさよならなのよ」
「最後に先生たちと遊んでおこうね」
家でこう言い聞かせたけれども、「別れ」を理解するのはもっと先なのかな。
以前遊んでいたお友達と会えていない事でなんとなく理解できているのかな。

今年は託児所で作ってきた正月飾りで来年を迎えよう。

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