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ウィスパーのあの人、キャスティングの訳。

最近UIの広告の仕事をした。

なんだそれ?ってことですが、軽失禁、軽い尿もれですね。「尿もれ」っていうと品がないし口に出しにくいから今「UI」というみたいです。

これで思うに、今「インポテンツ」って言葉、まったく聞かなくなりましたね。
うん、たしかに品がない。これもEDって言葉に入れ替わりました。

何やら下の話って、アルファベット三文字とか医学的な言葉とか、物質的なワードでごまかしたりしたい。

私は大学時代、TOYOTAの販売店でバイトしていたことがあり、その時のウリのセダンがEDって名前だった。あれ、もう使えないね。カリーナ系の車種でCMはクリスチャン・スレーターがイメージキャラだった。EDの埃とかを、朝一で鳥の羽のダスターで拭っており、、、。ってなんかコーフンしてしまいそうだが。。。

(EDといい、コロナといい、TOYOTAはネーミング運ないよね。)

ええと、閑話休題。

今ウィスパーは、もう尿もれもといUIの商材しか作らなくしたのだそう。ブランドとして生理用品は「撤退」という事なのだそうです。

そこで、昔、ウィスパーの生理用品のCMで「形が変わった」とか「羽がついた」とかやってた当時イケてるモデルだった人、その彼女らをもう一度起用したっていうキャスティングな訳です。

P&Gは、自社が弱い生理用品部門、ユニチャームとか、花王とかの競合との棚取りで、負け戦をしないため、その分、これからマーケット広くなるUIで勝負します、という事なんだろうね。

CMの効果って「あまりない」と騒がれたりもしますが、CMは打てば打つほど確実に効果はあるとも言える。

なぜなら、CMをある程度の量打つと、その分メーカー営業さんが、小売の棚を取りやすくなるからです。

「例えば、ジャニーズのタレント●●さんを起用して、CMを4月から打ちます,GRPは●GRPです。店頭のPOPは連動してこんなの作ってましてですね…」、とメーカーの営業が言うと、小売側は「なるほど、一定の購買層を見込めるから、競合の売れてない商品を陳列せずに、こちらの陳列を増やそうか?」となる訳です。

この流通の小売「棚取り」にCMの露出は非常に有効なんで、CMは効果あるんですね。
小売側は「CMでみたあの商品、売ってないの?」というクレームを防ぐために、CMに連動して棚をとるのが一般的です。(まぁまぁ大手メーカーの話だけど。)

だからCMを流す必要があるんだ。(昨今はどうでもいい内容のがひどく多いけど。)

それから、最近こういう「あの時のあのCMを踏まえて」ってCM、よく見かけます。宮沢りえのリハウスのCMで、白鳥麗子(知ってる人は知ってる、で良い)だった彼女が母親になって、またリハウスするCMとか。


最近、CMの価値ってどんどん変わってきているね、でもCMはなくならない。

そんな話にスピンしてしまったが、、こういう中年以上しかテレビ見てないから、あの時のあのCM踏まえて、こうしよう、という表現は増えるのだろうか?

確実にネットニュースにもなるからね。(これで広告効果もある訳だ。)





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