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イギリスで陽性になって出国できなくなった話

2022年5月に私が体験した、イギリスでコロナ陽性となり出国できなくなったケース。同じ様な境遇の方も少なからずいらっしゃる事と思います。
そんな方々に少しでも情報を発信したいと考え、あくまでも私個人の体験に基づくものではありますが、まとめたいと思います。
また、この体験談は2022年5月時点のものであり、日本の水際対策も当時のものです。

ワクチン接種歴無し、既往症無し、罹患歴無しです。軽い風邪症状で咳発熱無しほぼ無症状でした。ワクチンに関しては2回や3回接種済みの方が多いと思いますが、重症化は防ぐものの感染の予防効果は未知数とされている様です。接種済みでも陽性になってしまった方もいらっしゃるかと思います。

感染対策にやり過ぎは無い

この頃のイギリスは、検査数は日本の10倍近く新規感染者数は日本より低いレベルを推移、検査陽性率は日本の10分の1ほどになっていました。集団免疫獲得に近い状態だったと思われます。それでも、ヒースローから中心部に向かう地下鉄などは色んな国からの乗客が乗り合わせる上にほとんどの人がノーマスク。リスクは高いかもしれません。日本で私たちが行っている手洗いうがい消毒に加えて、鼻うがいをした方がいいでしょう。

簡易検査キットの用意と選択すべき出国前の検査方式

簡易検査キットは現地の薬局で入手可能です。出国前検査の前に念の為キットで検査しておくといいでしょう。
出国前検査の方式は、LAMP法か抗原定量検査(定性検査は不可)を選択すべきです。PCR検査はウイルスの死骸や極微量にも反応する為、数ヶ月前に罹患した人も陽性が出てしまう可能性が高いようです。また抗原定量検査はヒースロー空港の検査会社では行われていませんでした。

滞在中に陽性になってしまったら

イギリスは陽性でも隔離政策は取られていません。これは陽性になってしまった身にとっては大変ありがたい事です。(怖い点でもありますが…)
陰性に転じる為に私がとった行動は

・なるべく外出(オープンエアのスペースや公園などでの散歩)して日光を浴びビタミンDを摂取する(屋内や交通機関ではマスク着用が求められています)。サプリなどで補給しても良し。
・ビタミンDを吸収する為にサプリなどでマグネシウムも摂取する。
・免疫力を高めるとされるハーブEchinacea(エキナセア)や、マヌカハニー&ビタミンCのサプリを摂る。
・ホエーミルクの入ったブルガリアンヨーグルトを摂る。陽性〜陰性となる期間が短くなるという論文が発表されているようです。
・適度に鼻うがいをして(やり過ぎてもせん毛や粘膜を傷つける可能性がある為適度に)、口腔内だけでなく鼻腔内も清潔に保つ。
・水分をたっぷり取り新陳代謝を促す。
・疲れがなければ熱めのシャワーを長めに毎日浴びる。
・メンタルを保つ(これが案外いちばん大事かも)。色んな情報をネットなどで見て不安に苛まれる事でしょうが、いつか必ず解決すると前向きな気持ちを捨てない。

といったところでしょうか。
また、検査キットは気休めだなどと言われたりもするようですが、ある程度の精度はあるようです。私たちの場合、陰性(完璧にTラインが消えている状態)になって2日目でLAMP法でも陰性が出ました。

待機期間短縮の為のPCR検査

先に帰国した友人たち親子(2ヶ月前に罹患ワクチン接種歴無し)は、出国前LAMP検査、入国後抗原定量検査ともに陰性でしたが待機期間短縮の為のPCR検査で陽性が出てしまい更に10日間の自宅待機(滞在していた国によっては宿泊施設での待機)を余儀なくされました。以前罹患したときのウイルスの残りカスが検出されたのか、ウイルス被曝の後に自己免疫で無力化されたモノが検出されたのかは解りません。やはり一度陽性になってしまったり、極微量でもウイルス被曝するとPCR検査で陰性になるのはかなりハードルが高いと思われます。ワクチン2回目までの方はPCR検査は受けずに7日間待機(ワクチン3回接種済みの場合待機期間無し)を選んだ方が無難かもしれません。

以上、あくまで私個人の経験によるものであり、滞在先の国、陽性になった時期、発熱の有無、症状の有無、既往症の有無、ワクチン接種歴などにより条件が変わってくると思いますが、参考になればと思います。

結論

出国前72時間以内の陰性証明が求められる日本の水際対策が緩和されない限りは個人的な海外旅行は控えた方が良いでしょう。


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