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エクシーズインフェルニティでKCGT2021予選に参戦

2021年KCGT予選のレポートです。


使用したデッキはこちら...

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※デュエルリンクスのデッキコピー用URL
https://t.co/Ofo6OI4RSY?amp=1

エクシーズインフェルニティです。

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エクシーズインフェルニティとは、
インフェルニティ・デーモン2体でランク4エクシーズを連続召喚してワンターンキルを狙うデッキです。
チューナーは一切使用しません。

一般的にインフェルニティと言えばシンクロのイメージが強いですが、
今回わたしはこのエクシーズ型のインフェルニティを使用しました。

エクシーズ型の強み

エクシーズ型の強みは、妨害貫通力です。

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現環境で最もメジャーな妨害モンスターであるフォトン・ストリーク・バウンサーを例に説明します。
相手の場にはフォトン・ストリーク・バウンサー。
まずは、インフェルニティガンの効果でインフェルニティ・デーモン2体を同時に特殊召喚。
この時に2体のデーモンの効果を同時に発動します。
すると、フォトン・ストリーク・バウンサーはチェーン2で発動したデーモンの効果しか無効にできないので、チェーン1で発動したインフェルニティ・デーモンのサーチ効果は無効化されずに通ります。
その後、インフェルニティ・デーモンの効果でサーチしたインフェルニティガンを発動すればまた同じように展開可能です。
といった具合にエクシーズインフェルニティは妨害モンスターを貫通することができます。

また、罠による妨害は恐牙狼 ダイヤウルフで踏むことができます。
狡猾な落とし穴の直撃を避けながら展開可能です。

エクシーズ型の弱みは、打点不足です。
最高攻撃力が2400と低いです。
必然的に4エクシーズの除去効果で打点不足を補いながら戦います。
ワンキルできずに殴り合いに持ち込まれると打点不足が響いて負けてしまいます。

そんなエクシーズインフェルニティを使用して参加したKCGT予選の結果がこちら...

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・最終順位:188位
・最終DP:56,255
・勝率:58%
・デュエル数:329

最終順位:188位。
KCGT本戦出場(TOP128)を目標としていたのですが、残念ながら目標を達成することはできませんでした。

勝率は58%となかなか良かったのですが、デュエル数が329と少なめになってしまいました。
正直329デュエルするだけでもかなり大変でした。
が、上位勢の多くは500デュエルはしていました。

デュエル数が足りなかったことが大きな敗因と言えます。

デュエル数が少なくなってしまった原因の1つに、1日目(金曜)に1デュエルもしなかったことが挙げられます。
仕事でトラブルがあって時間の確保が難しかったりしたのですが、やり方次第では少しはデュエルできたはずです。
反省しております。
(私と同じくらいのデュエル数でTOP128入りしている人もいました。化け物。)

次のグラフは対戦相手のデッキ分布です。

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・1位:リゾネーター 14.29%
・2位:ハーピィ 13.98%

と予想通りの結果でした。
デッキ構築の段階でリゾネーターとハーピィは強く意識していました。
そのおかげで大敗することはありませんでした。

割り切っていたオノマトがそこそこ多かったのが辛かったです。
今回わたしが防御札として採用したダメージ・ダイエットではオノマトの猛攻からライフを守り切れません。何度もワンキルされてしまいました。

続いて、対戦相手のデッキごとの勝率を確認してみます...

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なんとすべてのデッキに勝ち越しています。

この記事で一番お伝えしたいポイントがここです。
上位10個のデッキすべてに対して50%以上の勝率が出せています。
これはインフェルニティが環境デッキとも十分渡り合えるということです。
ぜひともこの事実だけは覚えて帰ってください。

対戦相手デッキごとの考察

リゾネーター

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分布1位だったリゾネーターに対して勝率57.45%と大きく勝ち越すことができました。

エクシーズインフェルニティはレッド・リゾネーターのライフ回復を無視してワンキルできます。
ライフ6100までなら相手の場がモンスター3体で埋め尽くされていようが余裕でワンキルできます。

しかし、2回レッド・リゾネーターを使われて8200まで回復されてしまうと、ワンキルできません。
このパターンが発生した時はほぼ負けました。
ですが、こちらに伏せがある状態で相手が強引にレッド・ライジング・ドラゴンを通してくることはないので、8200まで回復されて負けるケースは少なかったです。

スキルでサーチしてくる死霊騎士デスカリバー・ナイト。
これがなかなかやっかいでした。
死霊騎士デスカリバー・ナイトを出されるとミラージュ初動の展開ができません。
手札によっては死霊騎士デスカリバー・ナイトだけで詰んでしまいます。
しかし、インフェルニティにはインフェルニティガンという最強カードがあります。
インフェルニティガン初動の展開であれば死霊騎士デスカリバー・ナイトを貫通できます。

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インフェルニティ・デーモン2体の効果を同時に発動することで、1体の効果は通すことができます。
死霊騎士デスカリバー・ナイトに破壊されたインフェルニティ・デーモンをサーチしたインフェルニティガンで蘇生すればワンキルルートに入ることができます。
デッキの中にあるインフェルニティガン3枚または月の書3枚のどれかを引けていれば対応できたので、やっかいではありましたが大敗することはありませんでした。


サンダー・ドラゴン

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サンダー・ドラゴンは罠による妨害がなく、相手ターンの妨害手段がフォトン・ストリーク・バウンサーと手札誘発しかありません。
エクシーズインフェルニティはフォトン・ストリーク・バウンサーの貫通は余裕ですし、手札誘発も1枚までなら余裕で貫通できます。
雷獣龍-サンダー・ドラゴンによる肉壁も電子光虫-コアベージやNo.70 デッドリー・シンで簡単に処理できます。
こう書くとエクシーズインフェルニティのカモのように思えます。
しかし実際の勝率は52%。
そこまで高くはありませんでした。
この原因はまだ詳しく分析できていません。
が、想像以上に手札誘発2枚を抱えられているパターンが多かったのではないかと予想しています。
今後もサンダー・ドラゴンが環境に残るようであれば、配信のアーカイブで細かく分析するなどして、対策を練る必要があります。

TG

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分布数は少なかったですが、TGには大きく負け越してしまいました。
相手ターン 水晶機巧-グリオンガンド + ブラック・ローズ・ドラゴンの構えが強烈過ぎました。
TGは今後増えそうなテーマなので、十分対策を練る必要があります。
月の書はTGに対して有効なので、今後も3枚フル投入かと考えています。

DPと勝率の推移

デュエル数ごとのDPと勝率の推移を確認してみます...

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序盤は好調でした。
50デュエル程度でDPを20,000まで上げました。

が、DPが3,0000を超えたあたりで沼にハマります...

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30,000から40,000へ上げるのに100デュエルもかかっています。
デュエルしてもデュエルしてもDPが変わりません。
この時期はかなりつらかったです。
思い出すだけでも吐き気がします。

続いて勝率の推移に着目してみます。

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150デュエルを超えた辺りから勝率はほぼ横ばいでした。
一般的にデュエル数の増加につれて勝率は下がる傾向にありますが、今回は58%に収束したように見えます。
もし本当に勝率が58%に収束していたのであれば、デュエルをすればするほどDPが上がっていたことになります。
他の上位勢と同じように500回ほどデュエルができていれば、TOP128入りできていたかもしれません。
デュエル数が今後の大きな課題といえます。

次の表はDPごとの勝率を比較したものです...

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このようにDPの帯域ごとに分けて集計してみると、また違ったものが見えてきます。
沼ってつらかった「30,000~39,999」の範囲は、案の定、勝率が低いです。
ただ、低いと言っても55%はあったので、体感していたより勝率悪くなかったようです。
夢中で対戦していたので気づきませんでしたが、「40,000~49,999」も勝率が低かったようです。

このことから勝率というのは体感では測れないことが分かります。
この原因は、勝ち方や負け方によって印象に残るデュエルが変わるからだと思われます。
やばい負け方をすれば強烈に印象に残るし、あっさり負けてしまった場合は忘れてしまうといった具合です。

通算の勝率は常に確認しながら対戦していました。
が、デュエル数が増えるにつれて通算の勝率の変化は小さくなります。
つまり、通算勝率からは自分の現状は確認できないということです。
そのためちょっと負けが続いただけで「沼だ沼だ~助けてくれ~」と騒いでしまったり、負けが続いていることに気が付かずにデュエルを続けてしまったりします。

通算の勝率だけでなく、「直近20デュエルごとの勝率」「直近50デュエルごとの勝率」なども集計しておけばよかったなと反省しています。
そうすれば、常に状況を客観的な数値で確認し、状況に応じて冷静に対処することができていたはずです。
勝率の集計単位は大きな反省点なので、次から改善していきたいと思います。

以上です。

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