ティーンズを支えたバンドを聴いた話
8月12日。大阪は舞洲にて、音楽にのめり込んだ大きなきっかけであるバンドを初めて体感しました。
あんなに大きなバンド、好きな人がたくさんいるバンドだから、自分が昔からのファンだと名乗る気もないし、そこに競争意識は全くないのだけれど
大袈裟じゃなく、ぼくのティーン時代を、北国で延々と勉強していた日々を支えてくれたのは、あのバンドです。
ここでは緻密なルポもできないし、かといって精緻な内省も残すことはできないけど
ライブを観た日から、何の変哲もない日常に戻って、それでも色褪せない記憶と、踏み出す足が少しだけ軽くなったような感覚が嬉しくて
なんとなくふと書くことにしてみたって感じ、です。
少し日が経って振り返ってみると、大抜さんのMCから既に、やっぱり尋常じゃないくらい泣いていました。
震災があった頃、ぼくはまだ小学生高学年で
当時はただただ何か大きな異常事態なようだぞ、くらいの感覚しかなかった。
でも、多少なりとも年月を経て、家族を失くす経験をして、直近でもなお更新される災害の爪痕と、その無慈悲と向き合った創作・ドキュメンタリーの数々に触れて
あのとき、リアルタイムですぐに音楽家として動いたこと、歌いに向かったのは、心底すごいなと思う。同時に、もしぼくがあの人と同い年くらいで、同じくらいの自由を得ていなくてよかったっていう黒い気持ちもある(同じようにはきっとできなかっただろうから)
それでもやっぱり、打ちひしがれるくらいの尊敬と感動があって、名状しがたい気持ちに溢れてしまったな
どの曲も楽しかったけど、強いて、本当に強いて言えば、Sliding DoorとSpace Sonicの二曲で顔面ぐちゃぐちゃになった
それぞれ大好きなフレーズばっかりで、多感な時期を生き抜くためのよすがだったと断言できる
2番の"Oh there's nothing..."からのフレーズは、ティーンズのとき特有の、味方がないと錯覚する自意識に寄り添ってくれた(DO YOU HEAR ME?とかまじで本家歌詞キャピタライズしていいんじゃないかってくらいのTHE サビ前でテンションぶち上がるよね、そうなんだよ聞いてくれよー!!!!ってなる)
Space Sonicは、色んなバンドを総合して考えても1, 2を争うくらい好きな一節があって
"Watching the same old dream
A mailing car runs over me
Have you ever felt this way?
Like you're most useless on the planet Earth"
なんだけど
自意識の吐露でもなく、ただ淡々とした問いかけとして
苦しみとか絶望とかを、ずっと同じ悪夢を見るって表現がされて、自分が地球で1番役立たずってーーの問いかけに繋がるのが本当に綺麗で
友達でも家族でもなくても、わかってくれた気がして嬉しかったな〜〜
へへ、同担拒否ニキ・ネキが怖いので気持ちを記すのはこれくらいにしようかな
千葉に行った人とも感想トークしたいな
各位、お酒飲みながらエルレの思い出話そう〜〜
そのままカラオケでエルレ縛りしよ
p.s. ただっちゃんと初対面できたのも嬉しかったな〜〜
古のインターネットを知る猛者だわね……また遊ぼうね〜〜!!!!!!!トキョくるとき言ってくれよ!!!!!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?