級位者の棋書の読み方

こんにちは。

今日は教室の生徒さん、特に級位の方にやっていただいている囲碁の本の読み方をお話ししてみようと思います。

何かの参考になれば幸いです。

①本を買う時は1冊ずつ。

これは、大原則としています。

アマチュアあるあるだと思うんですが、
買っただけで、やった気になって、
部屋の片隅に未読棋書が積まれていく…

なんてことはありませんか?

これは、絶対に避けなければいけないことです。
そのためにも、買う時は基本1冊。
その1冊をやり込んだら、次の1冊を買う。

これは守りたい大原則ではあります。

②やらなくて良いことはやらない。

これはどういうことかと言うと、
具体的に言いますと、

創作詰碁、実戦で出てこない形の手筋、難解な詰碁、自分が使わない定石や布石全般、長いヨミを伴う問題集、

これらは、時間がかかるわりに上達にはつながりずらいので、やるべきではありません。

これらは、あくまで鑑賞用と割り切って見るべきで、上達にはあまり繋がらないことは認識した上で読んだ方が良いでしょう。

今手元にある本が、有効かどうかについて、ですが、
教室に通われる方でしたら、先生かインストラクターの方に聞いてみる方が良いかと思います。

③やり込む。

ここは、かなり大事なポイントです。

たとえば、詰碁なり手筋なりの問題集があるとして、
サラッと一読するだけでは、
ほぼ実戦の役には立ちません。

この状態では、実戦で出てきても、手筋に気付かず素通りします。

やり込むとはどういう状態かというと、
問題を見た瞬間に、答えがパッと浮かぶ状態のことです。

この状態で一冊全ての問題が対応できるようにすることで、一冊が完了したと言えます。

同じ時間を使うなら、5冊を1読するよりも、1冊の本をじっくりやり込んだ方が、はるかに効率が良いです。


教室では、同じ問題集を、かなりしつこく何度も何度も繰り返してやります。

なぜかと言うと、答えは簡単です。
実戦で使うためです。

一読しただけでは、あくまで本の中の知識でしかありません。
反復練習によって、実戦で使えるようになります。



他にもまだまだありますが、
とりあえず実行しやすいものをあげてみました。

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