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[#35] そこには傷ついた人がいるだけ

最近、『前科者』というドラマを観ました。

有村架純さんが演じる新米保護司が、様々な罪を犯した人の更生をサポートしていくというお話。
※保護司とは、犯罪や非行をした人たちの更生を支える、非常勤の国家公務員だそうです。国家公務員と言ってもボランティアで、報酬は発生しないとのこと。

そこには色んな罪を犯した人が現れます。
傷害、殺人、薬物使用など。
一般的に「悪いこと」をしたとされる人たちです。

このドラマを観ていて、今までとは別の視点で観ている自分に気づきました。
今までだったら、犯罪を犯すことに対して「なんでこんなことをするんだろう?酷い!」という、理解できない気持ちが強かったと思います。

でもヒプノセラピストになった今思うのは、罪を犯してしまった人達は、それだけ傷ついてきた人たちなのでは?ということ。
求めていた愛情が圧倒的に足りなかった人たち。

だって、幸せな気持ちで満ち溢れている人が、わざわざ人に嫌なことしたり、人を傷つけたりしませんよね。

満たされなくて、自分なんか愛されない・認められないと感じて、過去に負った傷でボロボロのまま。無価値観や無力感で、自分で自分のことをどうしようもなくなってしまってる。

だから、「悪い人」というよりも、悪いことをしてしまうぐらい「傷ついた人」なのではないか、という気がしてならないのです。

実際にヒプノセラピーのセッションをしていると、子どもの頃の出来事で傷ついている人は多くいます。(自覚がある場合もあれば、ない場合もあります。)
大人になった今でも、その時の傷が元になって、同じ悩みを繰り返していたりするのですね。

もちろん自分が傷ついてるから人を傷つけてもいい、ということにはなりません。
そこに被害者の方が存在するのは、紛れもない事実だから。

きっと犯罪を犯すまでには、色んな事情が複雑に絡み合っていたのかもしれないし、私が簡単にどうこう言えることではないとも思います。

でもこのドラマを観て、「悪いこと」をする選択に至った根元の部分には、色んな傷があったんだろうなと、思いを馳せている自分に気づきました。


そして、みんなが過去の傷を癒やし、自分の価値を認め、自分で自分を愛せたなら、世界はもっと平和になるだろうなとも感じました。
自分で自分を幸せにして、幸せに満ち溢れている人が増えれば、他人にも優しくできる人が増えるということだから。

だから何より、自分という人間を知り続ける、向き合い続けることが大事なんだと、最近しみじみ感じています。
自分の人生を一生一緒に生きていくのは、他でもない自分だから。


自分と向き合う過程で、もっと自分の本質を知りたい、過去の傷を癒やしたい、自分のことを好きになりたい。そんな気持ちが出てくるかもしれません。
そんな時には、ヒプノセラピーを活用して頂ければいいなと思います。

ヒプノセラピーでは、ご自身で潜在意識にアクセスし、様々な記憶を辿ります。
誰かから指摘されるのではなく、自分自身で自分の内側、心の中を知ることができます。
自分自身で体感する分、インパクトや納得感も大きいのです。

ヒプノセラピーを通して、ほんの少しでも心が軽くなったり、ご自身の素晴らしい本質に気づく方が増えるといいなと思います。
そのためにも、研鑽を重ねないとと決意を新たにしました。

最後までお読みくださりありがとうございました。
あなたは、不完全なところを含めて完璧です。

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ゆうみんの思考のかけら



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