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初めて作った同人誌の話

先日のコミックマーケット97、冬コミに初めてアイマスサークルとして参加しました。生まれて初めてマンガ描いて売ったよ。

いやー楽しかった。
来てくれた知人も、なんとなく手に取ってくれた人たちも感謝。

んでまあ初めてだし、結構いろんなこと考えながら作ったマンガたちなので、ちょっとだけあとがきの延長のような、こんなこと考えてたよ~みたいなことを書きます。あと自分で読み返してみての反省。

えっ、作者がどういうこと考えて本作ったかとか気になりません?自分はとても気になる。なので書くぞ。うおー。

なおこの2冊は2月の歌姫庭園にも持っていきます。

1冊目「ラプラスのうさぎ」

そもそも勢いでコミケに申し込んだので具体的に描きたいものがあるでもなく、しかも普段描いてるの女の子ばっかりで背景とか描けないし、いや技術面はやりながらどうにかしよう、まずは中身だ、うーん・・・

などとぐるぐる悩み、まずは初心者なんだから名作のモノマネからだなと、池袋晶葉とウサちゃんロボをメインにヨコハマ買い出し紀行のオマージュをやろうというところからスタートしました。

ポストアポカリプスSFマンガ。昔レビューを書いた。

「ヨコハマ」のあらすじは上のレビュー読んでもらうとして、これをベースに退廃した世界で失踪した池袋晶葉と、それを探すウサちゃんロボの話をやろうと思ったんですよ。マスターが晶葉でアルファさんがウサちゃんロボ。

だけど、これをそのまま適用すると失踪しちゃってるから晶葉が描けないという大問題が。

それじゃあちょっとなあ。ボツ。

ただウサちゃんロボと晶葉の関係性っていうテーマはやりたいと思ったので、この二人(?)にフォーカスしたエピソードをゲームのコミュから拾い集めて(マシーナリーとも子 Wikiがめっちゃ役に立った)、ウサちゃん出てくるなら安部菜々も必要だろうと登場してもらい、さらにかねてから描きたかった成人晶葉概念を織り込み、大枠のプロットが完成。

あとは成人晶葉を出演させるのに世界観の整合性をどうにかできないかと考えてる中でラプラスの悪魔概念に行きつき、これもじったらそのままタイトルできるじゃんと決まったのが「ラプラスのうさぎ」でした。

こうして振り返ってみると結構右往左往してる。

しかしウサミンには本当に助けられた。

うっかりフリル衣装着せちゃって作画が死ぬほど面倒だったことを除けば、作劇的にはかなり動かしやすかった。

ボケもツッコミもしてくれるし、晶葉のキャラ引き出してくれるし、何よりお話がにぎやかになったし。ありがとうウサミン。

ところ今回お話を考えるにあたって、Pドルネタ(プロデューサーとアイドルの関係性ネタ)はそもそも考慮外でした。

自分がどちらかといえばアイドルたちがそれぞれの関係性で見せる個性に興味があるのと、そもそもその手の妄想があまり得意ではなく。

いや、人の書いたやつは大好物なんだけど。たぶんアイドルとのイチャラブを妄想するパワー、いや覚悟が決定的に足りない……

すごいですよ、イチャラブ描ける人たち。マジで尊敬する。

どうにも自分はキャラをそういう目で見られないというか、ゲームやっててもPとの関係性エピソードを一歩引いたところから見ちゃうので、そういう直接的にキャラを愛するみたいなのができない。

Pのキャラを作り込めればいけるかもしれないけど……でもやっぱりアイドルに対して愛を叫ぶ覚悟が足らねえんだ俺には……

そんな自分ですが、辛うじて一コマだけPドルっぽい要素を醸し出してる箇所があります。ちなみに成人晶葉パートです。

この本はストーリー的には結構気に入ってるものの、絵とかコマ割りとか構図とか背景とか絵とかもっといい感じにしたかったなーうおーーー絵がヘターーーーという想いが……完成した瞬間からリメイクしたい気持ちがある。

もうこれが今の実力と割り切ったけど……

2冊目「池袋晶葉と小宮果穂が公園で出会う話」

表紙ちゃんと描きたかったなー。ぎりぎりに完成したのが悔やまれる。
タイトルももう少しひねりたかった。

↑描こうと思ったきっかけ。

あとがきにも書いたけど、二人とも事務所は違えどPとの出会いが公園(晶葉はデレステコミュ1準拠)かつ東京出身。えっ、こんなの出会うじゃん。

しかも二人とも大なり小なりオタク気質で、ロボット好きとヒーロー好きでほんのり親和性がある。

果穂だったら多分晶葉みたいな博士キャラに興味持ちそうだし、晶葉は晶葉で果穂みたいな子が慕ってきたらうれしそうだし。

いや、これはもう会話させるだけでマンガになりそう。

あとは1冊目がわりと成人晶葉がメインになっちゃって普通の晶葉が描き足りなかったのと、せっかく同人誌作るならシリーズ越境したいよねーという気持ちも生まれ、スケジュール的にもコピー本ならいけんじゃね?となり着手。

こっちはプロットやネームは全然苦労しなかった代わりに果穂が……あの子の作画コストが……パーツが多い……後半は慣れてきて描くの楽しかったけど、想定外に作画に時間かかって結局2日前にギリギリ完成でした。

あとこっちは構図とかについて1冊目の反省を多少活かせたと思ってるし、背景、ちょっとだけ、頑張った!(cv:大崎甜花)けど……一方で終盤の描きなれた果穂で最初から描き直したい気持ちが多分にある。

絵がヘターーーーーーーー(エコー)

お話については、最初はもっとわかりやすいオチを考えてたんだけど、結局なんだかふわっと終わらせたので、機会があれば続きみたいなものを描くかもしれない。っていうかみんなもっと越境のマンガ描いてくれー。

以上です。

あんまり期間もないしGWのコミケ(春コミ?夏コミ?)はスルーしようかと思ったんだけど、デレマスの総選挙期間だし結局申し込みました。

また何かしらマンガを作るつもりです。もう一人の担当である前川みくを描きたいんだ。晶葉と絡ませたいんだ。っていうかマンガ作るのめっちゃ楽しかったからまたやりたいんだ。

頑張ります。

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