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スキル/知名度0の私が3ヶ月で20万を稼げるようになったゲーム実況の攻略本【完全版】

この書籍では、スキル0/知名度0/ゲーム下手な私がゲーム実況で生活費を稼ぐことができるようになったノウハウ全てを詳しく解説しています。

この書籍は以下の考えを持つ人を対象に作成しました。

・「在宅ワークで生活できれば幸せだな。」
・「ゲーム実況で生活費が稼げるようになるといいな。」
・「ゲーム実況を始めたけど視聴数が全然伸びない. . . 。」
・「知名度もスキルもないし配信活動は厳しいのかな. . .。」
・「好きなことを仕事にして生活したい。」

こういった考えを持つあなたに向けて0からでもゲーム実況や配信活動で稼ぐことができる思考方法や理論をわかりやすく解説し、スキルをつけてもらうことが本書籍の目的となっております。

凡人の私が精一杯足掻いて、苦しんで、なんとか配信活動を軌道に乗せることができたノウハウをどこよりもわかりやすくかつ実践しやすい形で解説しています。

そのため、書籍内で解説している内容をもとに作業し改善と実施を繰り返してもらうことであなたはゲーム実況を含む配信活動のみで生活することが可能になります。

本書籍は第1章から第4章までは無料で公開しておりますので、まずはそちらを最初にご一読ください。

読んだ結果、「参考になりそう!」と感じていただければ購入してくださると嬉しいです。2020年度には多くの人々がYouTubeに参戦するので、早期購入の割引価格として通常価格より6000円安く提供させていただきます。

「YouTubeで実際に登録者数を3ヶ月で3200人まで増やした推移(8月〜10月)」

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(収益画像はYouTubeの規約で載せることができません. . . 。ご了承ください。)

まえがき

まえがきでは自己紹介がてらに、私が様々な副業を経験しながらゲーム実況で生計を立てるまでの背景を記しておこうかと思います。

ゲーム実況を始める前の私は「家でゲームしながら仕事ができたらな. . . 。」と思いながらも行動できず、モヤモヤと毎日を過ごしておりました。

そんなとき、政府が副業を解禁し副業ブームが到来。
そこで、私も何か副業を始めようと思い、最初に着手したのが流木拾いでした。

①流木拾いビジネス

流木拾いというのは、海辺に流れてくる流木を拾って売るという仕事。
「このビジネスをやろう!」と思い、実際に海辺を彷徨って流木を品定めしますがどれも汚く、触ったり持って帰るのがかなり苦痛でした。

そして、流木は処理しなければ売れないという事実を知り、その処理方法を調べますが、工程がかなり複雑かつ手間がかかるので、自分にはとてもじゃないけれど無理だと思い始めてのビジネス「流木拾い」は幕を閉じました。

②まつぼっくりビジネス

次に私が目をつけたのは「まつぼっくり」を拾って売るというビジネスです。
幸い私の地域にはまつぼっくりが大量に落ちていましたので収集自体はかなり効率的に行うことができました。

いざ、まつぼっくりを売ろうと考え、相場の価格を確認して驚愕します。
まつぼっくりは「200個」集め処理を施してようやく「500円程度」という価格なのです。

私はその事実に絶望し、すぐに「まつぼっくりビジネス」を諦めました。
副業を初めてから「1円」も稼ぐことができず月日は過ぎ去ります。

③ブログビジネス

そしてある日のこと、インターネットで副業情報を調べていると「ブログ」という副業にたどり着きました。

言葉巧みにブログを推し進めるインフルエンサーに影響された私は、慣れないパソコンを触りなんとか自分のブログを設立します。

しかし、文字を書く習慣がなかった私は「毎日ブログ記事を書く」という行為に精神的苦痛を感じました。

文章を書くことができない自分の無力さや劣等感に苛まれ何度も泣きましたし、何度もブログを止めようと考えました。

ですが、「自分にはこれしかない!」と思い毎日力を振り絞って2000字以上の記事を更新し続けました。すると2ヶ月ほど続けたある日、ブログから「2円」の収益が発生しました。

思わず涙が出ました。

自分が初めて0から何かを生み出して稼いだお金。
この2円ははした金ではありますが、私にとってはとても嬉しく大切な2円でした。
その後も収益は増えましたが、最高で毎日50円ほど。

ここらが潮時だと思い、1年近く続けたブログを閉じました。

ブログで得た収益は合計で「5000円」程度。
1年続けて5000円とかなりのブラック労働で私のブログライフは幕を閉じましたが、ブログを経験していたことで私には「SEOの知識」、「ニーズを捉える力」、「文章力」、「最低限のパソコン知識」この4つがわずかながらにつきました。
そして私はとうとうYouTubeに目をつけます。

④ゲーム実況者を目指して

そこで、以前からやりたかったゲーム実況動画を投稿し始めます。
しかし、初めのうちはがむしゃらにゲーム動画を投稿し続けただけなのでうまくいくはずもなく. . . 。

完璧に独りよがりの投稿になっていたため再生数は多い動画で17再生程度チャンネル登録者も0人の時期が長く続きました。

このままではダメだ。」と思いチャンネル登録の多い成功者はどのような動画を投稿しているのか、自分の動画は何がいけないのかを毎日徹底的に考察し、改善し、実施を繰り返す日々を送りました。

すると次第に視聴数が伸び、動画にコメントがつくようになりました。
初めてコメントをもらったときには嬉しくて思わず涙が出ました。

コメントがついたということを家族や友達にも報告しましたし、コメントをくれた方には引かれるほど大量の文章で感謝を伝えました。

そして、私のチャンネルが次第に成長し始め、視聴数、チャンネル登録者数が増え始めてくると、私は変化することを避けるようになりました。

本書内の「イノベーションのジレンマ」の項目でも解説しますが、スタイルを変化させることが怖くなり、マンネリ的な動画を投稿し続けるようになってしまったのです。

自分でも変わらなければいけないと思いつつも変わることが怖いし、そもそもどう変わればいいのかわからない。完璧にブランクに落ちました。

その後も伸び悩んだ時期が続きましたが、再度「このままではいけない。」と思い、以前のような熱意で考察と改善を繰り返し自分のスタイルを変化させていきました。

すると、数人の視聴者さんから「動画の質が良くなった。」「いつもより面白かった。」と肯定的な意見をもらうことが増え、変わり続けていくことの大切さを学びました。

今回の書籍は、副業に悩み自分の劣等感に悩み毎日絶望して毎日泣いた私がゲーム実況で生計を立てることができるようになったそのノウハウを実際の手順とともにどこよりもわかりやすくまとめました

そんな私だからこそ、細かな情報まで的確にわかりやすく伝えることができると自負しております。

そして、この書籍を読んでもらうことで、皆さんが幸せなワークスタイルを手に入れられることを心より望んでおります。

ここまで目を通してくださったことに感謝いたします。

もくじ

以下本書籍のもくじになります。

1. ゲーム実況で儲かる仕組みについて知ろう!
①YouTubeのビジネスモデル
②クリエイターと広告の関係
③価値提供ができる動画
④まとめ
⑤最後に

2. 市場選びが最重要!ここを間違えると戦う前から負けてしまう
①市場規模と流行
②ビックタイトルとマイナータイトル
③例外の存在
④ゲーム実況初心者が選ぶべきゲーム
⑤市場選びの落とし穴
⑥まとめ
⑦最後に

3. ゲーム実況に必要な配信機器まとめ
①ゲーム機
②パソコン
③マイク
④キャプチャーボード
⑤USBメモリやSDカード
⑥まとめ
⑦最後に

4. ゲーム実況は1人ではじめよう!
①複数人で始めるデメリット
②複数人で始める戦略
③まとめ
④最後に

5. 録画・録音の手順と投稿から得られるもの
①録画
①-①PS4で録画をする手順
①-②スマホで録画をする手順
①-③キャプチャーボードでの録画
②録音
②-①windowsでの録音
②-②Macでの録音
②-③スマホでの録音
③編集
④投稿
④-①作った動画を必ず投稿すべき2つの理由
⑤まとめ
⑥最後に

6. 投稿する動画内容で意識すること【YouTube SEOについても解説】
①問題解決動画
②YouTubeとSEOの関係
③お役立ち動画
④最新情報動画
⑤まとめ
⑥最後に

7. 動画編集はすべきか否か【動画編集副業にオススメの有料ソフトも紹介】
動画と音声を合わせる
②カット編集
③その他の編集
④まとめ
⑤最後に

8. アンチコメントや誹謗中傷にどう立ち向かうべきか
①そもそもアンチコメントや誹謗中傷はなぜこんなにも強力なのか
②アンチコメント・誹謗中傷対策
②-①YouTubeのシステムを活用する
②-②メンタルトレーニングを行う
③まとめ
④最後に

9. ブランディングを意識する
①ゲーム実況とブランディング【ジャンル編】
②視聴者のニーズを満たすブランディング
③ゲーム実況とブランディング【個性編】
④ブランディングとランチェスター戦略
⑤まとめ
⑥最後に

10. データ分析とインプレッションを上げる方法
①概要
②リーチ
②-①インプレッション数
②-②クリック率と視聴回数
②-③平均視聴時間と総再生時間
④エンゲージメント
⑤視聴者
⑤-①チャンネル登録者数の推移
⑤-②総再生数
⑤-③年齢/性別の推移
⑥収益
⑦まとめ
⑧最後に

11. コメント返しと共感能力
①ザイオンス効果
②承認欲求
③承認欲求を満たすメリット
③-①視聴者に幸せをプレゼントすることができる
③-②ファンを増やすことができる
③-③他の視聴者がコメントする動機付けになる
④返信するコメント内容で意識すること
⑤コメント返しのテクニック
⑥まとめ
⑦最後に

12. アイデアの出し方、動画ネタの作り方【参考にするべきYouTuber,してはいけないYouTuber】
①アイデアを捻出する手法
②ゲームをやり込む
③SNSを活用する
④他の配信者を参考にする
④-①違うジャンルの配信者も参考にする
④-②同ジャンルの配信者を参考にする
④-③興味のないジャンルの配信者も参考にする
⑤いちど考えるのはやめてゆっくり休憩する
⑥新しいものごとに触れる
⑦まとめ
⑧最後に

13. 毎日投稿はするべきか
①毎日投稿は必要なのか
②メリット
③デメリット
④ではどうすれば良いのか
⑤まとめ
⑥最後に

14. 動画時間は何分以上何分未満にすべきか
①動画内容に合った再生時間を考える
②10分以上で動画内に広告が貼れる
②-①視聴者に不快感を与える
②-②視聴維持率が低下する
②-③動画途中の広告入れるべきか否か
③まとめ
④最後に

15. 競合相手や人と比較して劣等感を抱いてはいけない・ネガティブな他者比較はNG
①他者比較と劣等感
②対処方法
②-①認知行動療法
②−②視聴者コメント
③まとめ
④最後に

16. 台本の作り方
①なぜゲーム実況に台本が必要なのか
②台本とQシート
③台本・Qシートの作り方
④まとめ
⑤最後に

17. サムネイルの作り方
①サムネイルを構成する要素
②ゲーム画像
③文字
④ロゴ
⑤キャラクター
⑥配色
⑦まとめ
⑧最後に

18. 著作権とおすすめのフリー素材サイト
①ゲーム実況者によくありがちな著作権侵害
②実はこれも著作権違反
③おすすめのフリー素材サイト
④まとめ
⑤最後に

19. イノベーションのジレンマと配信活動の関係
①身に付いた実況スタイルが手放せない
②流行を無視して同じゲームばかりやり続ける
③一度作った特徴やキャラクターを推しまくる
④イノベーションのジレンマに立ち向かうには
⑤まとめ
⑥最後に

20. ゲーム実況動画と資産価値
①実況動画と資産価値
②先行者優位
③本人のユーモアセンスが高い
④斬新で奇抜なアイデア
⑤まとめ
⑥最後に

21. 健康こそが最強の資本
①失わなければ気づかない健康の重要性
②ゲーム実況は健康を害しやすい?
②-①屋内で座りっぱなし
②-②お菓子をよくつまむ
②-③パソコンやゲームの画面を常に眺める
②-④太陽光を浴びない
②-⑤外気に触れない
②-⑥孤独
③まとめ
④最後に

22. 参考書籍の紹介
①STEAL LIKE AN ARTIST クリエイティブの授業
②パレオダイエットの教科書
③影響力の武器
④20歳の自分に受けさせたい文章講義
⑤終わりに

23. あとがき

24.購入者特典:Macでゲーム実況を始める方法
1. Macはどれを選ぶべきか
2. MacBooKはどれを選ぶべきか
3. MacBookのオプションはどれをつけるべき?
4. アクセサリーは購入すべきか
5. PS4とSwitchのゲーム実況動画を撮ろう!
5-1. PS4
5-2. Switch
6. PS4/Switchで生放送をしてみよう!
7. まとめ

1. ゲーム実況で儲かる仕組みについてしろう

ここではゲーム実況で収入が発生する仕組みについて解説します。

自分がこれから「職業」として携わっていくビジネスモデルの構造なのでしっかり理解しておく必要があります。

大前提に人の集まるところにはお金も集まります。
簡単な理屈ですが人はお金を持ち歩いて行動するからです。

そして、人の多い都会や駅などにはたくさんの広告や店舗が所狭しと並んでいます。これはお金を持つ人々からお金を集めるためです。

それと同様にたくさんの人が見るYouTubeの動画には企業も広告を出したがります。なぜなら、お金を持っている人が広告を視聴し商品に価値を感じれば商品の購入につながるからです。

そこで私たちが携わる動画ビジネスの仕組みですが、大まかに「人を集めて広告を見せ広告主の売り上げに貢献すること」これが私たちの役割になります。

そして、視聴者に広告を見せたキックバックとして私たちクリエイターにお金が入るという構造です。

そのため、私たちのビジネスは広告主とYouTubeというプラットフォームに依存したビジネスであるということは理解しておく必要があります。

①YouTubeのビジネスモデル

ゲーム実況でお金を稼ぐ仕組みについてもう少し深く見ていきます。

ゲーム実況で収益が発生するメカニズムは前述した通り、動画につけられた広告を視聴者が目にすることで、広告を出す会社がYouTubeに報酬としてお金を払いその一部を私たちが報酬としてもらうという構造です。

つまり、私たちは視聴者からお金をもらっているのではなく広告会社がYouTubeに報酬として支払った広告費の一部をYouTubeからもらっているといった仕組みになります。

そして、YouTubeはプラットフォームを提供する手数料、つまり広告費で運営されています。

広告を出す会社がなくなればYouTubeとクリエイターが共倒れするビジネススタイルがYouTuberもといゲーム実況者という職業になります。

ちなみに1再生あたりの収益は0.1円〜0.6円程度とムラがあり、視聴者の年齢層が高ければ高いほど広告単価は高くなります。

この仕組みは単純で「大人は子どもよりお金を持っているから」であり、大人に広告を見せたほうが広告を出す会社も儲かる可能性が高いからです。

そのため、プレイするゲームのジャンルによって1再生あたりの収益が変動することもしばしばあります。

②クリエイターと広告の関係

私たちクリエイターが投稿する動画の品質が低かった場合は、広告が剥がされたりそもそもつかない場合もあります。

例えば以下の要素が含まれている動画には広告が付きづらく剥がされやすいです。

・視聴者の問題解決をしていない動画
・性的表現や暴力的表現のある動画
・企業の価値を下げる動画
・情報に価値のない動画
・エンターテイメント性が著しく低い動画

広告元の印象が悪くなったり、視聴者に求められない需要の低い動画には広告が付かず、そもそもチャンネル登録者が伸びないといった仕組みになっています。

YouTubeの収益化の条件がチャンネル登録者数1000人かつ4000時間の視聴となっているので、こういった面からもゲーム実況で生活費を稼ぐには「価値提供ができる動画」の作成が重要といえます。

③価値提供ができる動画

具体的にゲーム実況で「価値提供ができる動画」とは以下のようなものになります。

・見ていて楽しい
・攻略法が紹介されている
・最新の情報が紹介されている

見ていて楽しい動画に関しては、一定数のファンや奇抜で斬新なアイデアが必要になるのでいきなりここを目指すのは正直厳しいです。

なので、実績や名声のない初心者がYouTubeで活動する場合は以下の2つに絞ると視聴数が増えやすいです。

・攻略法
・最新の情報

最初のステップとしてこれらを発信することで、チャンネル登録者や再生数を徐々に獲得していく必要があります。

自分が視聴者側に回ると分かりやすいと思いますが、知名度0のどこの誰かわからない人が面白トークをしている動画に需要は感じませんよね。

しかし、攻略法や最新情報の解説に関しては誰が発信していても興味があるのではないでしょうか。

こういった側面からも初心者がゲーム実況で収益を得るためには「攻略法」「最新情報」を中心に発信し、視聴者に価値を与えていくことが重要といえます。

「情報」という価値を与えた見返りとして視聴者からチャンネル登録してもらうことができますし、YouTubeから収益をもらうことができます。

そして、チャンネル登録者が増えると「信頼」を目でみて分かる指標として築くこともできます。

資本主義の現代で「信頼」はお金と同等かそれ以上の価値を持っているため、YouTuberは「お金」/「信頼」といった2つの資本を獲得することができる優れた職業であるといえます。

ゲーム実況で生活費を稼ぐみなさんは、こういった職業の特性や背景を意識しながゲーム実況という職業に携わって行く必要があります。

④まとめ

・ゲーム実況で投稿する動画は、YouTubeのビジネスモデルと世間のニーズを理解した上で考えていく必要がある。

ジャンルによって広告単価は違う。子ども向けゲームは比較的広告単価が低く大人向けゲームは広告単価が高い。

・ゲーム実況において「価値のある動画」とは「楽しい、攻略法、最新情報」の3つを意識する必要があり、初心者は「攻略法と最新情報」を中心に攻める。

・ゲーム実況は「信頼」/「影響力」と言った資本を同時に得ることができる優れた職業である

⑤最後に

1章の冒頭で「たくさんの人が見るYouTubeの動画には企業も広告を出したがります。」とお話ししましたが、企業が多額の広告費をYouTube動画にかける期間には期限があります

現状企業は「試用期間」としてYouTubeに広告費をかけている実態があり、広告費をかけることで売り上げが思うように伸びないと判断されれば広告費が大幅にカットされるか切り捨てられます

ゲームアプリやITジャンルのビジネスであれば、広告を見た後にインストール or サービスを開始する敷居が低いので使用者の増加が見込まれますが、消臭剤や食品などの生活用品に関しては「買いに行かなければならない」のでITジャンルと比較して売り上げが伸びにくいです。

こういった業績が伸びない企業がYouTubeへの広告費をカットすると私たちクリエイターに入る広告費も大幅にカットされます。

現状私たちに支払われている広告費の単価はかなり高いです。しかしこれからは企業のコストカットが予測されるのでクリエイターの収入は必ず低下します

こういった事実からもYouTubeで活動を始めるには今が最適です。

芸能人の参入が増えてきている昨今、2021年になればクリエイターが溢れかえり余程の才能や奇抜なアイデアを持っていなければ戦えない戦場となります。

なので今のうちから自分のチャンネルを育て、ブランディングを形成していくことでYouTubeで生き残るための戦略を立てていきましょう。

2. 市場選びが最重要!ここを間違えると戦う前から負けてしまう

YouTubeで配信活動をする際には市場選びが重要になります。
なぜなら、この工程をないがしろにすることでゲーム実況を始める前から負けが確定してしまうからです。

そもそもゲーム実況における市場選びとは「自分が実況するゲームを選ぶ」ことで、ここを間違えてしまうと以下の問題が発生します。

・誰も見ない
・価値がない

こういった問題を回避するために市場選びが重要です。

しかし、人それぞれ実況したいゲームがあるかと思います。
例えば「レトロゲームが好きだから時のオカリナを実況したい。」「ポケモンが好きだからポケモンの対戦動画を実況したい。」などなど。

そういった実況したいゲームがある場合は、まず最初にそれらが生活費を稼ぐ上で適しているのかを確認するために「市場規模」「流行」を確認しましょう。

①市場規模と流行

ここでは市場規模と流行について詳しく解説します。
市場規模と流行ですが、これは密接に関係していて「流行るから市場規模が大きくなる」、「流行らないから市場規模が小さくなる」といった性質を持っています。

そもそも市場規模とは、そのゲーム市場の大きさを表す用語で以下の情報から推測することができます。

・そのゲームをプレイする実況者の数
・直近に出された動画の数や再生数
・そのゲームをメインにプレイしている上位実況者のチャンネル登録者数
・公式アカウントのいいねやリツイート数

これらから大まかに市場規模を判断することができます。
つまり、プレイ人口(どれだけ視聴者が求めているゲーム実況か)が推測できるということです。

そして、流行に関しては以下の情報から推測することができます。

・近々発売されたゲームか
・SNSで頻繁にやり取りがされているか

流行はこれらから推測することができますが、ここに関しては「最近出たゲームや最新情報(アプデなど)」が原因で流行っていることが多いです。

そして、私たちゲーム実況者は市場規模が大きく流行しているゲーム。つまり「視聴者に求められているゲーム」を実況する必要があります。

例えば、ポケモンが発売されれば発売されたタイミングでポケモンの動画を出し、ソーシャルゲームのガチャが更新されればその内容の解説やガチャ動画を出すといった感じです。

基本的には情報をどれだけ早くプレイヤーと共有できるかが動画の視聴数に影響するということになります。

しかし、流行や市場選びの他にもう一つ意識しなければならない概念があります。
それは「ビッグタイトル」「マイナータイトル」の概念になります。

②ビックタイトルとマイナータイトル

ビッグタイトルとは「ポケモン、マイクラ、モンハン、ドラクエ」など大体の人が知っているメジャータイトルで、続編を出すだけでも大きな売り上げが期待できるゲームになります。

こういったゲームは市場規模が大きく、プレイ人口も多いので動画の再生数も伸びやすくなっています。

反対にマイナータイトルとは、一般には認知されていないゲームを指します。
例えば無名会社が出す新規タイトルのゲームや特に話題性のないソーシャルゲームなどプレイヤーの少ないゲームがマイナータイトルに当たります。

マイナータイトルのゲームはビッグタイトルのゲームと比較してプレイ人口も少なく、再生数が伸びにくい特徴があります。

こういった性質から、私たちが実況するゲームはビックタイトルのものを選ぶべきで、マイナータイトルのものを選択してしまうと「知らない人が知らないゲームをやっている。」という最悪の展開になってしまうのでこの概念はしっかりと理解しておく必要があります。

③例外の存在

市場規模やタイトルについて触れてきましたが、これらを全て無視してゲーム実況で稼いでいる人たちもいます。

例えば、過去に発売された無名のフリーゲームで100万回近くの再生数を誇ったり、レトロゲームの実況をメインにしてゲーム実況で生活している人もいます。

こういった人たちの特徴は以下の要因が関連しています。

・ずば抜けたアイデアがある
・圧倒的に面白い個性がある
・既に人気のゲーム実況者である
・異常なほど巧みなトークスキル

この特徴から分かるように、極めて真似をしにくい性質を持っており、かなり再現性が低いことがわかるかと思います。

自分に特別な能力がない限りはこういった例外な人たちの実況スタイルは真似しない方が無難です。

④ゲーム実況初心者が選ぶべきゲーム

ここまで読んでくれた方なら理解していると思いますが、初心者が実況するべきゲームは「新発売のビッグタイトルのゲーム」になります。

また、近々ビッグタイトルが発売されない場合は「エンドコンテンツが充実しているビッグタイトルのゲーム」を狙うと良いです。

なぜかというと、それらのゲームには以下の特徴があり、そのゲームの情報は常に求められているからです。

・プレイ人口が減りにくい
・アップデート数が多い

しかしながら、ゲームは鮮度が命で発売後からプレイ人口はどんどん減っていきます。

プレイ人口が最も多い発売日付近に視聴者が望む情報を動画で発信するというのが最も王道なゲーム実況のスタイルなので、これらを頭に入れておくと良いでしょう。

⑤市場選びの落とし穴

新しく発売されたビッグタイトルのゲームを発売日に実況していても動画がまったく再生されないことがあります。

なぜなら、その市場の上位勢力に圧倒的な人気がありジャンルによっては上位勢だけで独占されているからです。

例を挙げると、ポケモンがわかりやすいかと思います。
ポケモンの対戦動画というジャンルでは、上位数名が圧倒的な人気を誇っており同じような対戦動画を出すだけでは基本的には再生されません

視聴者の目線になって考えると分かりやすいかと思いますが、どこの誰かわからない再生数やチャンネル登録者の少ない実況者より、情報の信頼性が高く権威性のある実況者の動画の方がためになる気がしますよね。

上位勢よりも優れた、価値のある動画を投稿していたとしても視聴されなければ意味がありません。同じ土俵で戦うにはそれなりのファンをつける必要があるのです。

そうなると、必然的に初心者が「ポケモンの対戦動画」というジャンルで戦うことがどれだけ難しいかわかるかと思います。

ではどうすればいいか。
それは「ポケモンの対戦動画」というジャンルでは戦わないようにすることです。ポケモンの実況とひとくくりにしてもたくさんジャンルがありますよね。

・面白系
・対戦系
・考察系
・攻略系
・裏技系
・比較系

などなど

こういった対戦とは違うジャンルを選び、有名実況者の土俵から外れて実況することで、再生数を稼ぐ工夫をする必要があります。

こういった戦略は、ビジネスの世界でも頻繁に行われており「ランチェスター戦略」と呼ばれています。

ゲーム実況でもこういったランチェスター戦略がとても重要になりますので是非覚えておいてください。

ちなみに、どうしても、対戦動画というジャンルで戦いたい場合はそのジャンル内でランチェスター戦略を実施していく必要があります。

例えば、ポケモンの実況で例を挙げると「天候パーティの専門家」や「エスパータイプ統一の人」と言う独自のブランディングを考えていく必要があります。

しかし、シャドウバースなど一部のゲームでは頻繁にランチェスター戦略(「エルフデッキ専門」、「ネクロマンサーデッキ専門」など)が用いられており、ゲームによってはジャンルごとのランチェスター戦略が厳しいタイトルもあるので、その辺はしっかり確認する必要があります。

⑥まとめ

市場選びは重要。戦う前から負けないように慎重に考えよう
・市場の規模や流行から実況するゲームを決めよう
・発売日が新しいビックタイトルのゲームを狙おう
・ビックタイトルには落とし穴がある。ランチェスター戦略を使って落とし穴を避けよう

市場選びはゲーム実況の軸となるとても大切な部分なので丸一日考えても惜しくはありません。それほど大事な概念になりますのでぜひゆっくり考えてもらえたらと思います

⑦最後に

「ポケモンの対戦実況に憧れてゲーム実況者になりたいと思った。」など人によってゲーム実況にかける思いは様々なので、そのジャンルを諦めろとは言いません。

しかし、そのジャンルで戦えるようになるためにはチャンネル登録者というファンをつけて権威性を武装していく必要があります。

夢をあきらめる必要はありませんが、夢を叶えるために必要な事をコツコツこなす努力をしていきましょう!

3. ゲーム実況に必要な配信機器まとめ

今回はゲーム実況に必要な配信機材について解説します。

大前提として、必要な配信機材やその概要については解説できますが、商品に関しては自分で使ったことがあるものしか解説できませんのでご了承ください。

実況するゲームのハードにもよりますが、ゲーム実況で必要な機材は以下の通りになります。

・ゲーム機
・パソコン
・マイク
・キャプチャーボード
・USBメモリやSDカード

基本はこの5つさえあればゲーム実況は可能です。

①ゲーム機

ここに関しては、特に説明もいらないかと思いますが概要をおさらいしておきます。時代に則したゲーム機には以下のものが挙げられます。

・プレステ4
・Switch
・スマホ(ソシャゲ)
・パソコン(ネトゲorフリーゲーム)
・Xbox

現状、プレステ4やSwitchといった最新のハードでゲーム実況をしている人が多いです。なぜなら最新のゲーム機は純粋にプレイ人口が多く、プレイヤーに需要があるからです。

ゲーム機の選び方に関しては、2章で解説した「市場選び」を参考にしてください。

そして、ハードによっては必要機器が少なくなったりします。
スマホを使ったソーシャルゲームの実況やパソコンの実況であれば新しくゲーム機を買う必要はありませんし、キャプチャーボードも必要ありません

マイクに関しては、パソコンに備え付けられているものやスマホのボイスメモでも最低限の音質が担保できるので、こだわらなければそちらでも代用ができます。

初期コストをできるだけ抑えて始めるのがビジネスの基本原則なので、ゲーム機などのハードがまだ揃っていない方はスマホやパソコンを使ったゲーム実況を始めてみるのも良いかと思います。

②パソコン

ゲーム実況を始める上で最も高い機材がパソコンで、動画編集をしっかりするのであればどうしても10万円は超えてしまいます。そして、ゲーム実況においてパソコンを使って行う作業は以下になります。

・録画
・録音
・録画したゲームの取り込み
・録画したゲームの編集
・録音した音声の編集
・動画のアップロード


作業を見るとわかるとおり、パソコンはゲーム実況には欠かせないアイテムとなっています。そのため、最初からパソコンを所有しているかしていないかで初期コストが大きく変わります。

また、動画編集にはそれなりの性能を持ったパソコンが必要になります。具体的に必要なパソコンのスペックは以下の通りです。

・コア:i7以上
・メモリ:8G以上
・HD,SSD:256G以上

以上の性能が動画編集を行う上での最低ラインになります。

ちなみに、私がゲーム実況を始めた当初は下記のパソコンでゲーム実況を行なっていました。

・コア:i3
・メモリ:4G
・HD:256G

この性能でもゲーム実況や配信活動ができないことはありませんが、それ相応の様々なトラブルが起こりました。トラブルの具体的な例を上げると以下になります。

・テロップを入れると強制終了
・効果音を入れるとフリーズ
・10分の動画の書き出しに5時間以上かかる
・全体的に動作が重い
・フリーズや強制終了が起こると1時間分の編集データが消える
などなど

これらのトラブルが頻発します。
動画編集におけるトラブルはゲーム実況の意欲やモチベーションをかなり下げてしまうので、高いものを買う必要はありませんが必要最低限の性能が整ったパソコンを購入する必要があります。

コスパで考えるならマウスのDIVEシリーズは必要な性能が整ったものを15万円程度で購入することができるのでおすすめです。

また、デスクトップパソコンでも構わないという場合は同じ性能やメーカーのものでもさらに4万円程度安く購入することができます

そして、Macの操作に慣れている方なら、MacBook Pro 16インチの上位モデルがお勧めです。こちらは29万円ほどしますが、下位のモデルと比較してグラフィックスカードとストレージの性能が大幅に上がり、コアもi7からi9となるので4万円の差と考えるとかなりコスパがいいです。

また、MacBook Pro 16インチはデフォルトで搭載されているマイクがかなり高性能なので、Macで録音アプリを立ち上げてそのまま録音することもできます。

しかし、私の経験談からいえることですが、もともとwindowsを使っていた方はMacに乗り換えないほうがいいです。なぜなら、初期操作や編集作業に慣れるだけで1ヵ月程度かかるからです。

その間は編集もうまくできず、基本的な操作もわからないので実況のモチベーションがかなり下がります

さらに、生放送で定番のアプリであるOBSもMacでは使用することができないので生放送にも少し手間がかかったりします。

こういった失敗談からもwnidowsで慣れている方はゲーム実況をするためにMacを購入するのは避けた方が良いといえます。

どうしてもMacでゲーム実況を始めたい方は本書籍の「購入者特典:Macでゲーム実況を始める方法」をご一読いただければと思います。Windowsから乗り換えて困った体験談やゲーム実況へのロードマップが詳しく解説されています。

パソコンの概要については以上になりますが、基本的に高いものを購入する必要はありません。なぜなら、パソコンは年々性能が上がっていくので2〜3年ごとに買い換えることが多いからです。

そのため、今のパソコンの性能で満足していれば買い換える必要はありませんし、ムーアの法則ではテクノロジーの技術は2乗で成長していきます。
2年〜3年後には同じ値段でもさらに性能の良いパソコンが買えるようになっているので、はじめの1台に高額の予算は注ぎ込まないほうがいいです。(私は80万円近いパソコンを購入して失敗した人なので、私の二の舞にならないようにしましょう。)

③マイク

ここに関しては買っても買わなくても良いです。
スマホのボイスメモやパソコンマイクの音質に満足しているのであれば、そちらを使ったほうがコスパが良いです。

事実スマホのボイスメモは割に音質が良く、私も実況でボイスメモを使用することがあるくらいです。

スマホやパソコンの録音ではどうしてもノイズが気になり音質が下がるという方はマイクの購入をお勧めします。マイクに関しても高額なものを購入する必要はなく、アマゾンで3000円前後のマイクでもノイズが気にならないレベルで録音することができます。

なので、初めてマイクを購入される方はアマゾンで安価なものを探してみてください。

ちなみに、以前の私は「高いものじゃなければだめだ。」という考えを持っていたのでSHUREの高額なマイクを購入して使っていました。

iPhoneにつけるタイプのマイクとUSBで繋ぐタイプ2種類のマイクを使っていましたが、今はMacBook Proの備え付けマイクで録音しているため一切使っていません。

なので最初から高いものを買わずに、まずは持っているものや安いものから試して自分が満足できるか、視聴者目線で聞きにくくないかを確認してから購入を検討するようにしましょう。

④キャプチャーボード

キャプチャーボードは、ゲームを録画する機材のことです。
ゲームを1時間録画することができるPS4やスマホゲームでは必要ありませんが、Switchやレトロゲームなど録画機能の付いていないハードでは必要となります。

また、生配信をする場合にはPS4であっても必要になりますので、現状ゲーム実況には欠かせないアイテムといえます。

キャプチャーボードはパソコンと接続して録画を行うので、必ずパソコンとセットで使用します。

中には、パソコンを使用せず単体で録画ができるAvermedia社の「AVT-C875」という製品もありますが、こちらは30分ごとに連続で録画される仕様なので30分に1秒程度映像が飛んだりします。

これが気にならない場合はこちらの製品をオススメできますが、気になる方はインターネットで検索しながら自分に合ったキャプチャーボードを選ぶ必要があります。

参考までに現在私が使っているものや使っていたものを紹介します。

・AVT-C875
先ほども紹介したAvermedia社のキャプチャーボードです。
主にSwitchを録画するときに使っていました。

現在、Macに乗り換えてからは付属のアプリが対応していないので使っていませんが、windowsを使う方にはオススメできるキャプチャーボードです。
オススメできるその理由はなんといっても、パソコンなしでどこでも録画ができるという点です。

製品の真ん中のボタンを押すだけで録画が開始されもう一度押すことで録画を完了するといったシンプルな操作で使い勝手もかなり良いです。

しかし、単体録画モードでは30分ずつ録画されるといった性質を持ち合わせているので、30分に1度1秒から2秒程度映像が飛びます。

30分を超える実況動画の投稿は稀ですが、30分以上の動画素材の中から良いシーンを切り取って使う場合、ちょうど良いシーンで1秒から2秒飛んでしまえば録画が失敗したといえますよね。
そのため、扱いには少し注意が必要なキャプチャーボードといえます。

そして、値段も割高で令和2年3月の段階で3万円程度します(Amazon)。
キャプチャーボードに費用をかけられる方にはオススメできますが、どうしてもコスパの面では劣ってしまいます。
金銭に余裕がなければ安いキャプチャーボードを購入する方が無難かと思われます。

Amazon:AVT-C875
https://amzn.to/2JtjfPz

・CAMLINK4K
現在私がメインで使っているキャプチャーボードです。
というのも、Macに対応しているキャプチャーボードがこれくらいしかないので使っているといった感じですね。
こちらはUSBタイプのキャプチャーボードで片手に乗るほどサイズが小さく持ち運びやすいのが特徴です。
そして値段も1万7千円とキャプチャーボードの中ではかなり安くコスパが良いです。
専用のアプリを使ってパソコン内で録画するタイプで、アプリ自体の使い勝手も悪くありません。
特に不満な点もなく標準的なキャプチャーボードと言えます。

Amazon:CAMLINK 4K
https://amzn.to/2X2pEcq

私が使ったもの以外にもキャプチャーボードはたくさんありますが、購入する場合は有名なメーカーのものがオススメできます。

なぜなら、トラブルが起こったり、故障を疑ったりした場合の対処法がインターネット上に載っているからです。

機械の知識がない状態でトラブルを自力解決するのはかなり難しいです。
なので、自分がキャプチャーボードの購入を考えた際はトラブルが起こったときのサポートや情報がしっかりと整備されているかを確認してから購入しましょう。

⑤USBメモリやSDカード

ここに関しては、PS4で録画したデータをパソコンに移したりSwitchで撮影したスクショをパソコンに移す際に使用します。

基本的にはそういった使い方しかしないので、あまり覚えておくことはありません。

これで一通りの機材について解説が終わりました。
こうやって見てみると案外できそうに思えてきたのではないでしょうか。

始める敷居は高く感じますが、揃えて実践してみれば案外できるものなので、まずは最低限の機材から揃えていきましょう。

⑥まとめ

・ゲーム実況を始めるには「パソコン/ゲーム機/マイク/キャプチャーボード/USBメモリ」が必要になる
・必要最低限の性能のものを購入し初期費用を抑える
・スマホのマイクなど、今もっていて使えそうなものは活用していく
・キャプチャーボードを購入する際はトラブルやサポートの情報を確認する

⑦最後に

ゲーム実況を始めるときにはついつい意気込んで高い製品を揃えがちですが、初期費用を最小限にすることはビジネスの基本であり、みなさんがこれから行うゲーム実況はビジネスとして取り組んでいきます。

そういった意識も配信活動では必要になってくるので、頭の片隅に覚えておいてもらえればと思います。

4. ゲーム実況は1人ではじめよう!

仲の良い友達とゲーム実況を始めるなんて楽しそうでワクワクしますよね。
1人で始めるのは心細いし、「面白い友達と実況ができたら良い動画が作れる!」と想像することもしばしばありませんか。

しかし、この書籍で紹介するゲーム実況は「ビジネスとしてのゲーム実況」なので「作業効率」「収益性」といった観点も重要視しなければなりません。

①複数人で始めるデメリット

ビジネスとしてゲーム実況を捉えると、ゲーム実況は複数人で始めるより1人で始めた方が良いと言えます。
なぜなら、複数人で配信活動を始めると実況の方向性を決める際に自分以外の意見が必要になることや単純に収益が減ることが予測されるからです。

1人であれば、実況するゲームやネタを決める際も1人の意見だけでよく自分が思うようにチャンネルを運営することができます。

チームを組む相方が聡明で動画マーケティングに対して優秀な人材であれば話は変わってきますが、そういう人であればすでに自分で始めていますよね。

お互いに能力差やモチベーションに差がある場合は特にトラブルに発展しやすく、自分に能力があってパートナーに能力がない場合「自分は動画を伸ばすためにこんなに勉強しているのに。」と相手に対して不満を持つようになります。

また、お互いが時間を合わせて会議をしたりコンタクトが取れないと行動ができなかったり、複数人でチャンネル運営をする場合はこういった時間的なリスクもあります。

この書籍を読んでいる方の目標は「ゲーム実況で生活費を稼ぐこと」だと思われます。生活費を20万円と仮定する場合、広告単価を0.1円と仮定し大まかに計算すると20万円稼ぐためには1ヵ月あたり200万再生必要になります。この200万再生という数字が生活を守るラインということです。

有名YouTuberであれば容易に達成できるノルマですが、企画力や影響力がなければ基本的には届かないラインで複数人、今回は2人と仮定しますが、2人でゲーム実況を始めた場合には倍の400万再生が必要になります

そうなると「ゲーム実況で生活費を稼ぐ」という目標がはるかに遠くなってしまうので、収益の観点から考えてもチャンネル運営は単独で行うのが無難だといえます。

また、方向性や仕事量など様々な要因でトラブルが起こりやすく具体的には以下のような事例がトラブルに発展しやすいです。

・方向性の違い
・作業量に差がある
・編集は誰が担当するのか
・時間が合わない
・勉強量に差がある
・熱意に差がある
・好きなジャンルがずれている
・会社からの収入に差がある

事例をあげていくとキリがありませんが、1人では発生しないトラブルが複数人だといとも簡単に発生します。こういった側面からもゲーム実況は1人で始めるべきだといえます。

②複数人で始める戦略

しかし、どうしても複数人でゲーム実況を始めたいと考える方もいるかと思います。そういう場合は、パートナーをゲストとして扱う手法をオススメします。

つまり、2人でチャンネル運営をするのではなく、ゲストとして参加してもらうといった感じです。

人間には、承認欲求といわれる相手から称賛されたり認められることに快感を感じる性質があります。こういった性質があるため、ほとんどの人はテレビに映りたがりますしYouTubeに出演したがります。

この心理を使ってあくまでも「自分のチャンネルにゲストとして来てもらっている。」という状況を作ります。
そうすることで、実況するゲームやネタは自分の一存で決めることができ、収益も自分だけのものにすることができます。

収録後、お礼としてたまにパートナーにご馳走する分には良いですが、毎回やってしまうと「私も参加してるんだから収益が欲しい。」といった状況になりかねないのでその辺の駆け引きには注意が必要です。

③まとめ

・ゲーム実況は1人で始めるべき
・複数人で運営すると実況の方向性や作業量、意識の違いでトラブルが起こりやすい
・生活費を稼ぐという目標を達成するためには1人で運営しなければ基本的には不可能。
・どうしても複数人で運営したい場合はゲストとして来てもらう手法を活用しよう。

④最後に

企業の世界でもよくある話ですが、仲の良い友達と企業すると方向性の違いや熱意の違い、作業量の違いで仲違いしてしまうという話。

友達は程よい距離感があるからお互いを求めますし、お互いに価値を感じます。

そして、ゲーム実況における動画編集や企画の捻出作業は正直辛いです。
その辛さを複数人で超えていける力があれば別ですが、それはかなり難しいことなので、友達と友達で居続けるためにもゲーム実況は1人で始めることをオススメします。

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