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生まれたての文字について考察

こんにちは
今聞いている音楽は電気グルーヴの「かっこいいジャンパー」です
私は意味がないことを嫌っています。驚くべきことに、そこに理由はちゃんとあります

意味が無いことの意味について考察

 何故私が意味が無いことを嫌っているのか、出来る限り分かりやすく言うと昔の人に影響されたからです。その昔の人の名前はアントン・チェーホフです(ウィキペディアのリンクを貼ったことをお許しください)

 アントン・チェーホフ君は言いました。鉄砲が出てきたらそれは発砲されなくてはいけない、と。これは私が覚えているものなので実際はもっと美しい言葉であったと思います

 私はこれを村上春樹が書いた”海辺のカフカ”という小説で知りました。
 アントン君が言いたいのは、意味のないものを物語の中に登場させてはいけない、ということです。これはきっとたくさんの物書きさんたちに影響を与えたと思います。アントン君の技法を使えば物語はもっとスタイリッシュなハンサムボーイ&ガールになります。逆を言えばその時にしか出てこなくて、そのあとの展開に関わってこないものが湧き続けている物語はブスということです
 美醜は全体で二番目くらいに強く主観が入る観念なので、許して

 私はこれを初めて知ったとき、それは冷たくて合理的で、誰もが考えうることだと思いました。しかし数年後、それは私が自分の言葉で物語を創っているときに私を酷く悩ませました。ロジックの沼は私の周りを囲み、私の足を取りました

 結果として、私はその話を綺麗なかたちに収めることはできませんでした。私の前にはただ、冷たい銃が何丁か転がっているだけです。アントン・チェーホフが言いたいのはそういうことじゃないということに気が付いたのはもう少し先でした。これについては、個人の表現の問題なので、明確な数字は出せないと思います。ですが、私が数年考え続けた最大公約数的なものを記録しておこうと思います。ま、でも、わざわざその答えを探しに来た人に渡すべきものでもないとも思います

 物語というのは誰かに伝えたいことを伝えるための手段の一つなので、その誰かがストーリーを理解することが不可能なのであれば、それは物語である必要はありません。だから、簡単に言うとあなたにお話は作れないんです。残念ですけど、その役割がなかったんです
 それでも書きたかったら書けばいいと思います。あなたは自由だから。でもそれはいつまでも経っても、何年経っても、不格好な案山子であることでしょうね。それもまた一興じゃ

 伝えなきゃいけないことがある人にしか本物の物語は書けないんです。だから、あなたはまだその時じゃないってことです。あなたの人生のシナリオは誰も知らないんですから、あなた自身も分からないでしょう。あなたに出来ることがあるとすれば、毎日を慎重に生きることくらい

チェーホフ

 私は小説以外に140文字以上文章を書くことが無いので、今日はとっても新鮮でした。気づけば充電し忘れたスピーカーの充電が0になってしまって音楽も止まっています。いつかまた何か書いてみようかと思います
 最後に、日記をつけることは全人類的に考えて良いことだと思います。明日何をするべきなのかぽわーんと浮かんできますし

 なんだかすべてが本来書くべきものと少々ずれていたような気もしますが、16歳なので許されることでしょう。散らかった拙い文章でごめんなさい。とらでした

───アーメン



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