miletさんの声が神秘的で好き！

声に特徴のある歌手に憧れます

私は声に特徴のある歌手の方々が好き、というか、そういう特徴のある歌手に憧れがあります。私自身、趣味でバンドのボーカルをやったり、ギターの弾き語りをやったりするんですが、自分の声が平凡なので、声自体に特徴があって、味のある歌手の方々にすごく憧れます。例えば、BiSHのアイナジエンドさんとか、Aimerさんとか、あとNiziUのリオちゃんとか。リオちゃんってNiziUの中だとどちらかというとボーカルよりもダンスが注目されるメンバーだと思うんですが、私、リオちゃんのガラスみたいな歌声がとても好きなんですよね。あと声や歌い方に特徴があって好きなのがmiletさんです。今日はそんなmiletさんの声や歌い方、おすすめの曲についてお話ししたいと思います。

『inside you』で衝撃を受けたmiletさんの神秘的な歌声

miletさんは2019年に『inside you』でメジャーデビューされてから、瞬く間にテレビドラマやCMなどのタイアップで、日常的に歌声を聴くことが多くなった印象です。メジャーデビュー曲の『inside you』、ドラマ主題歌だったのですが、ドラマで聴いた当時「とってもミステリアスで神秘的で印象に残る声だな」と思いました。
まず最初に思ったのは、英語と日本語の歌詞がシームレスに、繋ぎ目がわからないように組み合わせられていることと、日本語の発音もどこか英語っぽいことで、曲が全体的に洋楽っぽいなと思いました。日本語を英語っぽく歌うのって桑田佳祐さんなどが代表的だと思うんですが、miletさんもmiletさんの感性で日本語を英語っぽく歌っているなと思いました。「あ」と「え」と「お」の発音の違いが曖昧な感じっていうんですかね。なので、こういう洋楽っぽいお洒落な曲を作って英語っぽく歌う方なのかなと思いました。
あとこの曲を聴いて印象的だったのが、低音と高音のギャップでした。低音を歌っている時はとっても深い響きなんですけど、高音を裏声で歌う時はすごく儚い感じがするんですよね。なので英語っぽい発音と、深い低音と、儚い裏声が合わさって、とっても神秘的でミステリアスな感じがする歌い方だなと思い、最初に『inside you』でmiletさんの声を聴いた時は衝撃を受けました。

miletさんThe First Take動画おすすめ3選

コロナが流行するようになったのと同じくらいの時期にYouTubeで「The First Take」というアーティストの一発撮りの演奏をアップするYouTubeチャンネルが話題になって、このFirst Takeにもmiletさんも何度か出ています。私はmiletさんの特徴のある声や歌い方が好きなので、miletさんの曲は元の原曲アレンジよりも、First Takeでギターのみ、ピアノのみなどシンプルな伴奏になったアコースティックアレンジの方が好きなんですよね。シンプルな伴奏の方がmiletさんの特徴的な声や歌い方がより際立って聞こえる感じがします。そこで私の好きなmiletさんのFirst Takeの動画をいくつか紹介したいと思います。

The First Take おすすめ①『inside you』

まず一つ目が先ほどもご紹介したデビュー曲の『inside you』です。ギターのみの伴奏なんですけど、原曲のしっかりとバックにオケの音が入っているものに比べてmiletさんの裏声や歌い方に息が混ざる感じが際立って聞こえて、より神秘的に聞こえます。

The First Take おすすめ②『おもかげ』

また、もう一つ好きなのが、miletさん、Aimerさん、YOASOBIの幾田りらちゃんの3人がコラボで『おもかげ』という曲を歌っている動画になります。First Takeならではのとっても豪華なコラボで、それぞれ個性のあるお三方なので、めちゃめちゃ豪華な三色丼って感じがしました。しかも曲を作っているのが今話題のVaundyさんというのも豪華すぎるコラボだなと。Vaundyさんって作る曲によって全然雰囲気の違う表現をされる、どんなジャンルの曲も作れる方っていうイメージなんですけど、この「おもかげ」という曲はとても軽くて心地の良い、聴いていて元気の出るポップスなんですよね。miletさん、Aimerさん、いくらちゃんが代わる代わる歌うと声も歌い方もガラッと変わるので、聴いていて最後まで飽きないですし、しかもこんなに個性の違う三人なのに個性が喧嘩することなく曲がまとまっているのもすごいなと思いました。この曲はよく家事をしながらずっとリピートしているんですけど、すごくご機嫌に家事が出来るので、家事をしながら聴くのおすすめです。

The First Take おすすめ③『Ordinaly Days』

『Ordinaly Days』のピアノ伴奏アレンジもとっても良かったです。このピアノ伴奏を弾いているのがかてぃんさん、本名角野隼斗さんという方なんですが、ご自身のYouTubeチャンネルでピアノ演奏動画を上げていて人気の方です。2021年の紅白で上白石萌音ちゃんのピアノ伴奏もやっていましたね。また2021年のショパン国際ピアノコンクールという、すごく権威のあるピアノコンクールにも出ていて話題になっていました。コンクールにも出場するくらいクラシックのピアノ演奏技術もとても高いのですが、大学時代は軽音サークルにいて、バンドのピアノやキーボードも担当していたんですよね。そのかてぃんさんが大学時代からやっている「Penthouse」というバンドが2021年にメジャーデビューしたのも注目を浴びています。
かてぃんさんの話がしたくてちょっと逸れましたが、この『Ordinaly Days』のFirst Takeの演奏はかてぃんさんの技術の高いピアノ演奏も相まってキラキラした、聴いていて心地の良いアレンジになっています。冒頭で「miletさんの裏声が儚くて神秘的」というお話をしたんですけど、この『Ordinaly Days』は本当に高い高音だけ裏声で、サビの大部分は地声で高い声を張って歌っているんですね。なので神秘的でミステリアスなイメージのmiletさんとはまた違った、明るくて爽やかで突き抜けるような高い地声を聴くことが出来るのも、また違ったmiletさんの表現が見れておすすめです。

miletさんはとっても特徴のある声や歌い方ですが、これはご自身で「人の印象に残る声はどういうものだろう」と研究して習得されたとインタビューで読んだことがあって、生まれ持った歌声ではなくて、努力を積み重ねて習得した歌声なんだと知った時に、私はまたより一層miletさんが好きになりました。
ぜひ皆さんも、これまでご紹介したmiletさんの曲を聴いて、miletさんの魅力ある歌声を楽しんでみてください！

この記事について、Radiotalkでお話ししている回はこちら
https://radiotalk.jp/talk/748697