見出し画像

単勝オッズだけで”来ない馬”を見破る!-当たらない競馬予想part1-

皆様,初めまして.
ゆーやと申します.
私は競馬が大好きで,毎週末馬券を買っているのですが,如何せん当たらないので,「確率と統計」の力を使って,なんとしても馬券を当てたいと思い日々試行錯誤を繰り返しているサラリーマンです.

今回は,「当たらない競馬予想part1」と題しまして,「確率と統計」を使い,単勝オッズを見ただけで,ほとんどの確率で来ない馬を見つける方法をお伝えします.

競馬の大前提

皆様ご存知の通り,競馬において,人気が高ければ高いほど勝率・複勝率は高くなります.
一番人気の馬の勝率は約31%,複勝率は約63%と言われております.
一方で10番人気以下の馬の勝率は約6~7%,複勝率は約34%です.
つまり,人気馬を買っていれば,基本的には当たるのです.
しかし,馬券を一度でも購入した方ならご存知の通り,それでは一生勝てないのが競馬というギャンブルの面白いところでございます.
それではどうしたら良いのか‥
ほぼほぼの確率で来ない馬は最初から消し,人気は無いけど来てもおかしくない馬を買えばいいんや!!!」
はい,知っています.これを実行するのが難しいのです.
しかし,これを分解してみて下さい.

  1. ほぼほぼの確率で来ない馬は最初から消す

  2. 人気は無いけど来てもおかしくない馬を買う

この二つを全く別の問題として認識すれば,ほんの少しイケそうな気がしませんか?
前置きが長くなりましたが,今回は「95パーセンタイル」という確率統計の基本的な方法を使って,1の来ない馬を消す方法を紹介したいと思います.

95パーセンタイルとは

95パーセンタイルとは,四分位範囲を少し応用した考え方になります.
四分位範囲ってなんぞや?という方は,下記のサイトがとても分かりやすかったので,参考にして下さい.
四分位範囲とは?四分位偏差との違いまで分かりやすく解説! / DATA VIZ LAB
簡単に説明すると,例えば身長が下から
160cm, 163cm, 165cm, 168cm, 171cm, 177cm, 185cm
の7人クラスがあったとします.
四分位範囲の考え方を適用すると,
「このクラスの75%の人は160~177cmの間に該当するよね!」
というのが分かります.(教え方が致命的に下手)
この75%という範囲をもう少し拡大して,95%にしたのが95パーセンタイルの考え方です.
この考え方を単勝オッズにも当てはめていきましょう.

単勝オッズへの適用

今回はPythonを使って,2017年から2021年までの中央競馬での全レースの結果データを取ってきたので,そのデータを元に分析を行います.

まずは単勝で馬券になる範囲を考えてみましょう.
1着になった馬のみを取り出して,その単勝オッズを低い順番に並べると,以下のようになると思います.
1.0, 1.1, 1.1,・・・・・・・・100, 110, 125
この数列に95パーセンタイルの考え方を適用することで,
1着になる馬は単勝オッズ1.0〜?倍の間で95%の確率で決まる
ということが分かります.

それでは,結果にいきましょう.
今回は1着だけでなく,1,2着(馬連),1~3着(三連複)になる馬の95パーセンタイルの値,さらにはより範囲を広くした99パーセンタイルの値も出しましたので,ご覧ください!

これより,1着になる馬は単勝オッズ1.0〜34.1倍の間で95%の確率で決まることが分かります.
裏を返すと,34.2倍以上の単勝オッズの馬が勝つ確率は5%以下ということです.
1~3着になる馬も同様に,単勝オッズ1.0〜56.8倍の間で95%の確率で決まってしまうため,今まで100倍代のオッズの馬を三連複に絡めて買っていた人は的中確立5%以下の厳しい馬券を買っていたということになります.
今回95%や99%という数字を範囲として設定したのは,確率統計においてとても重要なことなのですが,話すと長くなりそうなので,そこまで深く考えないで下さい!

この方法の落とし穴

私は,競馬情報商材屋のよく言う「絶対勝てる!〇〇」とか「最強馬券奥義〇〇」みたいなのが大嫌いです.
競馬に絶対はないですし,ましてや情報が元になって人気が決まる競馬において,わざわざ奥義を披露してしまったら,自分の買っている馬のオッズが下がり,損をするだけだからです.
なので,全ての考え方にプラスの側面とマイナスの側面があると思います.
今回私が紹介した方法にもマイナスの側面はあります.
それは,95%がこの範囲で決まると言うことは,裏を返せば5%の確率でこの範囲で決まらないパターンが生じるということです.
中央競馬は1日1会場12レースです.2場開催の場合,24レース開催されます.
単勝を今回の方法で当てる場合,5%というのは20分の1ということなので,一日に1~2レースくらいは34.2倍以上の馬が来てもなんらおかしくないということです.
例えば今年に入ってからの4日間で,単勝オッズ34.2倍以上で勝った馬は,
1/5:1頭
1/8:2頭
1/9:0頭
1/10:0頭
当然人気薄が来ているので,馬連や三連複などで馬券に絡めた人はより配当が大きくなります.
このように,95パーセンタイルの範囲外で馬券を買うことが全て悪いかと言われると,全くそんなことはありません.
しっかり自分の買っている馬券の的中確率を分かった上で買っているのであれば,素晴らしい買い方だと私は思います.
要するに,「人には人の馬券スタイル」ということです.

さいごに

拙い文章ですが,最後まで読んでいただきありがとうございました.
今後も皆様の競馬ライフが少しでもおもろいものにするために,情報発信をしていきたいと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします.
今週も競馬を楽しみましょう!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?