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ファンが選ぶ、「はじめての酸欠少女さユり」曲

酸欠少女さユりというアーティスト。かねてより路上ライブで話題を集め、メジャーデビュー以後も若者を中心に幅広く支持されているシンガーソングライターです。

何を隠そう筆者もさユりちゃんのファンなのですが、初めて「それは小さな光のような」を聴いてからすっかり虜になってしまいました。以降は地味に布教をしつつ、時々ファンアートを描きながら、ライブを追っかけたりしています。

今回は、Twitterで繋がっているさユりファンのフォロワーさんにお声がけしてアンケートをとってみました。

「さユりさんのことをよく知らないけど気になってる、何から聴いたらいいか?」という人に「まずはこれ!」って聴かせるならどのさユり曲を推しますか?
※複数ある方は、できれば1曲ずつ順位をつけてください
※理由もあればお願いします

というツイートで、ファン視点でさユりビギナーにおすすめしたい曲たちを集計しました。結果、21名のフォロワーさんから回答をいただくことができました!

理由としては、自分がたまに訊かれたときに全楽曲おすすめしたい気持ちがなかなか抑えられず、他のファンの方がどう選ぶのか気になった、というものがあります。また、実際に「さユり曲を聴いてみたいけど、何から聴いたらいいかわからない」方々に実際需要があるのではないか? という意図から、公開に至りました。

まずは、単純に名前が挙がった曲たちをかいつまみながら紹介したいと思います。

代表曲から未収録曲まで。名前が挙がった曲たち

集計結果

デビュー曲である「ミカヅキ」が他に圧倒的な差をつけて16票を獲得。約8割の方が回答した計算になります。

続いて平行線、航海の唄というアニメタイアップ曲が名を連ねています。他には「酸欠少女」「いくつもの絵画」といったCD未収録曲も挙がりました。

それでは、全部紹介したい気持ちを抑えつつ、詳しくみていきましょう。

さユりといえばやっぱりこれ! 『ミカヅキ』

アニメ「乱歩奇譚 Game of Laplace」のEDテーマとして起用された、さユりのメジャーデビュー曲として知られる一曲。地を這いつくばる醜い自分、「それでも」欠けたままで舞い上がろうとする姿を描いた歌詞に、力強く澄んだ歌声が映えます。ファンとしては、こちらを「代表曲」とする見方も多いよう。

順位表

おすすめとして複数曲を挙げて下さった方で、順位が明確だった方の意見をまとめたところ、『ミカヅキ』を挙げて下さった方のほとんどが1位として挙げていました。

『ミカヅキ』選出理由一覧。

選出理由をまとめてみると、「デビュー曲だから」「さユりの代表曲だから」という意見が多かったです。また、「この曲でファンになった」という意見もありました。「Youtubeのファーストテイクを聴いてほしい」という意見もあったので、下に貼っておきます。

どこかで聴いたことあるかも? 『平行線』

アニメ「クズの本懐」EDテーマとして書き下ろされた5thシングル。アップテンポな曲調がとにかく癖になりますね。また、同クールに放送されていたドラマ版「クズの本懐」との同時タイアップも話題になり、まさに平行線上の世界で展開される物語とリンクした曲にもなっています。

この『平行線』という曲、実はさユりファン以外の方からも「この曲は聴いたことある」と名前が挙がることにも定評がある曲でもあります。

『平行線』選出理由の3分の2が「なんか聴いたことあるっていう人が多い」という内容

一体なぜなんでしょう??

とはいえ、この曲をきっかけにさユりワールドにハマる人がいるのも事実。それだけキャッチーで虜になりやすい曲でもあるということでしょう!

『ミカヅキ』の延長線上に立つ 『航海の唄』

アニメ「僕のヒーローアカデミア」のEDテーマに起用された7thシングル。「それでも」の先を描いた、先の『ミカヅキ』と対になる曲として語られることも多い曲となっています。満ち欠けを繰り返した先に、さユりが語るものとは。

『航海の唄』選出理由

選出理由として個人的に印象に残ったのは、「ヒロアカの曲だからとっつきやすいのでは」という意見。ヒロアカは人気作品でもありますし、さユりというアーティストを知らなくても、この曲を聴いたことのある方も多いかもしれませんね。

また、フルをYoutubeで聴きたい方は、THE FIRST TAKEがおすすめです。弾き語りとなっていますが、力強い弾き語りもさユりの魅力の一つなので、こちらも必聴です!

あの野田洋次郎が楽曲提供! 『フラレガイガール』

4thシングル。RADWIMPSのボーカル野田洋次郎により楽曲提供およびプロデュースがなされたことで話題となった楽曲。野田さんの世界観にさユりの震えるような歌声が上手く溶け込み、非常に繊細で切ないミディアムロックのラブソングに仕上がっています。

選出理由としても、やはり「野田洋次郎の名前でインパクトが出るのではないか」というような意見が。野田洋次郎、強し。

『フラレガイガール』選出理由。野田洋次郎のネームバリューが強い。

生でしか聴けない! 『酸欠少女』『いくつもの絵画』

その他、「さユりといえば路上ライブなので、路上ライブ時代の曲を聴いてほしい」「ライブで聴いてとても良かった」などの理由で『酸欠少女』『いくつもの絵画』といった、CDに未収録となっている曲を挙げられる方もいらっしゃいました。

これらの曲は主にフェスやライブでしか聴けないような、ある意味貴重な曲となっています。さらに、最近のライブではあまり演奏されなくなっている曲でもあり、レア度が増してきています。もしかしたら、次のライブで演奏されるかも? と心待ちにしているファンもいるくらいの人気曲です。

気になっている方は、次のライブに期待して行ってみるのもいいかも?

「好みで選択肢が変わる」という意見も

と、このように様々なさユり曲が挙がった訳ですが、そのおすすめ基準も人それぞれあるということがこのアンケートでわかりました。

特に、「相手の好みや、普段聴く曲に合わせておすすめする曲を変える」方がいらっしゃったのが、筆者には衝撃が大きかったです。なるほど、その手があったか! と。

例えばロック系なら『レイメイ』や『航海の唄』、しっとり系なら『フラレガイガール』や『ヒト』、こだわりがなければ『め』(編注:さユりの弾き語りアルバム)を丸っと……
完全初見→ミカヅキ
ボカロ好き→アノニマス
JPOP好き→平行線
SSW好き→フラレガイガール
文学好き→ニーチェ(編注:『ニーチェと君』の意)かbirthday song
って使い分けてる

何を聴こうか迷っている方は、こちらも参考にしてみてはいかがでしょうか。

終わりに

気になってるけど、何から聴こう? というのは、誰しも考えるもの。ファンの方に聞いてみると、いろいろな観点から答えが返ってきたことで、筆者自身もある種の刺激になりました。

回答くださったさユりファンのフォロワーの皆様、
いつもお世話になっているさユりファンの皆様、
そしてさユりさん、
ありがとうございました!

この記事が、さユりファンの門を叩く全ての方、そして既にファンをやっている方にとって少しでも参考になりますように。

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