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推しをはじめて最前で拝んできたレポ

メチャクチャ良かったです。生きててよかった。

そもそも私個人として、ライブを最前列で楽しむ、いわゆる「最前」にめちゃくちゃ憧れを抱いてきました。

というのも私は馬鹿みたいに背が低い(150cmもない)ので、平均以上の身長がある方々がある程度の数をもって前に来られてしまうと、それはもうこちらとしてはなす術もなく、最悪舞台上に立つ推しの姿を肉眼で観測するのを諦めざるを得なくなるわけです。

今回の推しの弾き語りライブツアーにおいては立ち位置指定という規定があり、要は全員指定位置での立ち見でした。つまり座ることはできず、動くことも前に詰めることもできない中での観覧を求められていました。今回はその良し悪しについて議論するつもりはありませんが、その中で後方に来てしまい、推しの姿がなかなか見えず辛酸を嘗める経験もしました。

前置きが長くなりましたが、そのツアーのファイナルとなる昨日の公演で初めて最前列に立つことのできる整理番号を引き当てたので、そこで見た景色を記録しておこうという趣旨の記事となります。

まず、当たり前ですが全部みえる

今まで遠景や写真からは詳細がわからなかった衣装のディテール、フレットを押さえる左手のネイルの色、掻き鳴らす右手の動きと形、表情の移り変わり、照明で反射するギターについた細かな傷、脚を曲げたり伸ばしたりするしぐさ、などなど。

こんなこと書いてるとなんかキモいと思われそうですが、私はそういうひとつひとつに本当に感動したのです。地デジが始まったときに話題になった「毛穴まで見える」という、あの感動に近いかもしれません。例えがアレすぎる。

あと、音圧が強い

一番前にいりゃスピーカーも近いのでこれも当たり前っちゃ当たり前ですが、それまでの感覚よりもだいぶ音量も音圧もあったなあという印象がありました。そのぶん、推しの声が頭の奥まで響く感覚があってとても気持ちよかったです。

どんなに耳にフィットするイヤホンやイヤモニを突っ込んで大音量で同じ音を聴いたとて、この感覚は味わえないなあと思いました

そして何より、目が合った感じがする。

今までライブの感想としての「絶対あの時推しと目があった!」がいまいちピンと来なかったのですが、今回をもってようやく理解しました。あれは絶対目が合ってる。あのとき推しは私のこと見てた。間違いなく見てた。という感覚。

最前にいると推しの顔がガッツリみえるのと、向こうからも見やすい位置にいるのはおそらく間違いないわけで、そんななかで推しが会場内を見渡しててこちらに向く場面で目が合った気になるわけです。というかいや、絶対目が合ってた。

こんな感覚が存在するなら、推しに限らずライブアーティストやアイドルへのガチ恋勢が誕生するのもなんとなく理解できるなあという気持ちにまでなりました。

最前でライブを観覧して、大きく感じたのは以上三つです。

結論、メチャクチャ楽しかったです。位置も最前列の、より真ん中に近い位置だったので、特に障害なく見られました。前の人の行動も気にならないしいいですね。

というか、一回最前で見ちゃうとなかなか戻れない(?)のでは? という気も一瞬しましたが、まあ最前で見るだけがライブじゃないのでね……と自分に言い聞かせたいと思います。

ライブの内容も含め、全体的に良い体験でした。この体験を人に薦めたい気持ちもありますが、運要素が強いのでお互い頑張って徳を積みましょう。おわり。

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