顧問と指導者

続けて珍しく書いていますが、
お時間ある方は是非お付き合いください。

前の文章で外部指導員についての
経過や思う事を書きましたが、
今回の事も避けては通れないので書きたいと思います。
中学校や高校の部活動には必ず顧問の先生や教員の方がいます。
中学校にいたっては、
顧問と指導者が同じ場合がほとんどです。
ただし、少しずつ変わってきている部分もあります。
それが前回書いた外部指導員です。
では、顧問が必ずしも指導者と呼んでいいものなのか?と僕は思っています。
1番良い形は、顧問=指導者(その競技の経験者もしくは現在も携わっている)です。
ただ、最近のスポーツは小さい時からクラブチームとして活動している子供達も多いので、
専門的な練習な指導者から指導を受けている場合がたくさんあります。
そして、中学生になるとさらに専門性は増してきます。
というのも、
身体と心の成長に合わせて、
本来ならば戦術やトレーニングも高度になる事が多いはずなのですが、
部活動という名のもとに、
顧問も未経験、子供達も中学から始めるという事も多くあります。
そのために、顧問=指導者の図式が成り立たない学校が多くなります。
もちろん昔とは教育や教育を取り巻く環境、
そして何より保護者と子供達の考え方もすごく変わってきているために、
色々な部分で難しいと思われる事が多くなりました。
そして、中体連や高体連などの組織とは別に
その競技それぞれの協会の動きがまた違っているのも理由の一つでもあります。
私が専門としているのはバスケットです。
そのためバスケットについての話となる事が多いのはご了承下さい🙇
バスケットを中学校の顧問(未経験)の方がやる事で起こることは、
・トレーニングの問題。
・競技の中でのポジションの違いによる練習
・試合の審判
・試合の中での瞬間的なアドバイスや選手交代
・ルールを覚える事
・未経験の子達への指導
など多岐に渡ります。
そして、教員の方の仕事は部活もではなく、
本来の優先順位は、学業です。
部活の指導も最近は顧問は業務に必ずしも含まれないなども問題となり、
教員の方が学校でも顧問を断る・・・。という事も多くあるようです。
もちろん学校の幹部の方は強制ではないのをわかっているので、
あの手この手でやりとりがあるようです。
と、長くなるのでここは端折ります。
顧問が専門でない場合にはどうするのか?
そして、顧問の先生が必ず部活動を見れるか?というと、実は会議などでそんな事はなかったりも多いです。
だからこそ、専門性の高いスポーツには経験や実績やその業界でのコネクションも必要な場合もあります。
試合を組むのに、ただ知り合いに頼む・・・という事が新任の先生に出来ることは少ないですし、
引き継ぎをしたとは言っても
そこまで細かく出来てない事が多いです。
だからこそ、顧問と指導者が同じだと子供達も逃げ場がない場合も多いですし、
日本の教育の中で、
先生の間違いや自分の思う事を言ったとしても、圧力で負けてしまうことや
試合に出れなくなるから言えない!という事も多く起こります。
何より学校は公平ではなく、平等を目指しているのではないかと思います。
スポーツで努力をたくさんして少しでも結果を出しても、その子がたくさん試合に出ると平等ではない!という保護者の言葉に屈することも多く見聞きします。
言葉だけではなく、行動する子を贔屓してる!という見方をするんです。
それは本来頑張ってる子で結果がついてきていれば、その子に時間を使う事が贔屓となるのでしょうか?
頑張らない子と頑張る子で同じ時間だけ指導する事がいい事なのでしょうか?
競技は必ず勝敗がつきます。
努力したから勝つわけではないです。
それでも結果が出れば全てがわかります。
だからこそ、顧問と指導者が同じで
未経験の場合には多くの場合に疑問や問題が起こると感じます。
そして、保護者が経験者だとしてアドバイスはプライドからなのか?求めることさえしません。出来ないのかもしれませんが。
話は長々となりましたが、
上記の事を考えると顧問と指導者は違っている方が良い場合も多くあるのです。
皆様のお子さんの学校はどうでしょうか??
一度考えてみてください!
そして、考える際に個人的な好き嫌いは抜きにして、自分の考える優先順位で考えてみてください。

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