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マンモ

という、音の響きが好きだ。

まんも。
ひらがなで書くとどうだ、もっと可愛さが増す。

マンモグラフィ

乳房のX線撮影装置のことだが、センチメンタルグラフィと同じ言葉の引き出しに閉まってしまったため、ちょっと青春の甘酸っぱい感じさえしてしまう。

乳房を潰して撮影するため、堪え難いほど痛い人もいるらしく、撮影前、技師の方にめちゃくちゃ脅された。
が、私はよくわからんが絶対に大丈夫な部類だと自信があった。

そして、全然大丈夫だった。
私のおぱいは小柄だが、母乳も程よく出したし、トラブルも起こさず聞き分けが良い。
ちっぱい、万歳である。

しかし、今日ほどちっぱいを悔やんだ日もない。
透明な板で潰すので、ガラステーブルに座った猫を下から見た時のようなちょっとした感動があるのだ。

私がDカップ以上だったならば、壮観だったのではないか。
おっぱいを透明な板で潰す。
こうして文字に書くだけで、ときめきがハンパない。


ところで、乳がん検診を受けましょうだの、ピンクリボンだの、頻繁に聞くようになった割には、実際受けようと思うとちょっとした苦労だった。

自治体の補助はまだ受けられないし
どの病院もHPは予約が必要だっていうから問い合わせると
2〜3こは個人では受け付けてませんと断られた。

は?個人で受けられない?がんの検診を受けたいだけなのよ?
こんな超プライベートなイベントをお友達たちと連れション感覚で申し込んで来いと……?

かと思うと、受け付けてくれた病院は予約もいらないから外来で飛び込んで来いとのことだった。んもう、ワケワカメである。

もっとカジュアルに、思いついた時に、その場でがん検診を受け付けてくれる施設はどこにあるのか、施設名、連絡先、もっと広く周知して欲しいと思ったし、グーグルで検索かけたら一発で各県のそういうところが表示されるようにするべきだ。

あと、がん検診の補助、40歳以上って遅くないかと。
自費でマンモを受けると日帰り旅行に行けるほどの金額になる。
年金の支払いだって苦しい若い子たちが、受けなさいと言われて気軽にポンと払う金額ではない。

がん検診が安価でカジュアルに。
そんな時代が1秒でも早く来るよう、えらい人、私らの税金うまく使ってください。


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