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たまには普通の日記

んもう、今日という日はこれに尽きる。
すごい雨だった。イイ年だが、怖かった。
花火を楽しみにしていた方々は、あんなもんちょっとした遭難ではないか。
夏の思い出って、これからの時代はあんな感じなんか。

油断していた。悔しい。

というのも、昨日ずっと見逃したことを悔やんでいた「トットてれび」の全7話再放送があり、録画をイッキ見していた。

すごいドラマがあるもんだと思った。

私が声優の業界に入りたての、最初の5年くらいにはこの時代の残り香がまだあった。

「一回どお?」なんてジョークが挨拶の大先輩俳優はひと現場に一人は必ずいたし、声優になるために舞台の稽古に明け暮れて、仕事の合間や終わりには一つのテーブル囲んでワイワイご飯を食べたり飲んだりした。

今は、そんな現場、無い。

さよならだけが人生だ。
そろそろ心の準備をしなければならない年齢になってきたように、感じていたところだった。

大好きな家族、昔からの仲間、今の仕事仲間、これから出会うだろう人たち、一瞬でもこの時間を共有できたということに、もっともっとびっくりしながら、喜び合いながら、残りを生きていきたい。
そう、思わせてくれる本当に素敵なドラマだった。

とりあえず、向田邦子さんの小説とエッセイは全部読もう。

8月に入って毎日雨。
残りも退屈はしないですみそうだ。

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