深夜に届け
ぼぶラジ!第3回が配信となりました。
皆さん、よかったら聴いてやってください。
ラジオが聴くのが大好きな私。
喋るのも楽しいけど、裏方も楽しい。
ぼぶラジ!はなんの制約もなく自分たちの好きなように作れるのでいろんな実験ができて、ありがたい場だなと思っている。
しかし、今回の第3回に関しては自分の一人反省点的なものがあって
それを日記に書き記しておきたいと思っている。
「新米かあさん井戸端!」コーナーで、今回のテーマは「床上げまで夫のしてくれてたこと、してほしかったこと」と、いうことで、産後の1ヶ月家族や周りの人たちのどんなサポートが嬉しかったかという話を3人で井戸端会議した。
詳しくは本編を聴いていただければと思うのだが
ラスト私は「あの頃の自分は手負いの獣だ。人間と思って欲しくなかった」と主張した。
借りている場所の時間も、自分たちのタイムリミットも迫っていたし、何よりメンバーがキレイにまとめてくれた後だったので、それでそのコーナーを〆てしまったのだが、のちに編集をしてみて出来上がったものは、私の言いたかったこととは真反対のメッセージとなってしまった。
私は、本当は、
「産後の自分は手負いの獣みたいなもので、身体も頭もまともな状態じゃない。それは、あなたの愛した私が子供を産むことで別人になってしまったように見えるかもしれないけど、そうではないんだと、私のことを知って、理解して、荒れ狂う私を、できたらゆるい目で見守って欲しい」と、言いたかった。
要するに「こんな時くらい多めに見ろよと、ちゃんと甘えろ」と、言いたかったのだ。
子供が一人生まれてくるなんて、夫婦はもちろん、周りの家族の人生にとってだって一大事だ。
お互いがそれぞれの苦労を思いやって、助け合って、労わり合えたなら、それが一番だ。そこを目指すべきだ。それは、間違いない。
でも、私たちは、もう、家族だ。
そんな余裕がない、自分がこんな状態で思いやりを持つほど人間できてない。
それで、いいのだ。
それも、いいのだ。
死ぬ目にあってきたんだ、1ヶ月くらい思いっきり甘えさせろ。
そう思うこと、そういう態度に出ることは、一ミリも悪いことではないのだ。
なんでこんなに弱いんだろう、とか、
なんで私は優しくないんだろう、とか、
こんなんでちゃんとしたお母さんになれるんだろうか、とか、
絶対に、絶対に、絶対に、思わなくてよろしい。
自然と周りが見えるようになるまで、自分と赤ちゃんのことしか見なくてよろしい。
自分の選んだ男だ。
「よし、俺に任せろ」と、言って見せろって、自分の男をちゃんと信じてやらなければいけない。
あの場で、そう言わなくちゃいけなかった。
ラジオで喋るとは、こういうことだった。
色々な都合や場の空気を読んで、絶対に譲ってはいけない軸を譲ってしまった。自分の覚悟の甘さを思い知った。
別に誰に怒られたワケでもないのだが、
三年前の生まれたばかりの息子を抱えた私に、私は謝っている。
ごめんね、もう、あんなことしない。
夜中の3時、息子を揺らしながら真っ暗な中でイヤホンを耳にさした。
あの日の私を、一人にしない。
あ、ラジオはこんなに重い話じゃないので気楽に聴いてください。
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