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詩『青い絵』

私の手の中にある
静かな炎
無言で見つめて
目を窓に移すと
陽が落ちて
青く染まる風景

窓辺に歩み寄ると
向こうの窓でも彼が外を見ている
私も 彼も
青く染まりながら
ガラスに手をかける
窓を開けて呼ぶのでもない
ただ 一人で
誰もいない部屋で
事故の静かな炎を
見つめ続ける

「人がいる風景」が好きな彼の
もう一人の彼と
「人がいない風景」に生きる私と
黄金の黄昏から灯が騒がしくなるまでの
一瞬の絵

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