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2023年最後のおさらい



はじめに

今日はミルクティーを飲みたい気分だったので、ゆっくりティーカップを傾けながらスケジュール手帳をめくった。
私の愛用しているほぼ日手帳のページは、何度も何度も捲ったのでもうシワシワだ。特に月間のページは何度見たかわからない。
今年の振り返りをしたらかなりドールさんたちに助けられた日々だった。
親戚の方の病気発覚や進行してしまったことに衝撃を受け、自分自身も失敗して落ち込んで反省する毎日を送る中で、ささやかな喜びは必ずどこかにあって、しかるべき時に私を引っ張り上げてくれた。その幸せの中に、ドールたちの存在はしっかりあった。

1月「誰かにとっては普通の日で、私にとっては特別になる日」


祝日でもなんでもない普通の日に届けられた小包に、ワクワクしながら封を解いた時のことを思い出す。
なんでもない日が特別な色に染まったのが31日の中で二度もあったのだ。
そして奇遇なことに両日とも届けられたのは二対の美しいグラスアイだった。
硝子屋Rosa様とgolem様のアイは美しいだけでなく、使いやすい。とろりとした光に輝いて、明るい色味で発色するから、不思議とドールの顔色をよく見せてくれるし、みんな表情が明るくなる。
きっとどの子もお二方がお造りになられるグラスアイに憧れていると思う。
なんというか、自信を纏うとでも言えばいいのか…。
そんな魅惑のグラスアイが届いた日をただの平日と表現してしまっては味気ない。私にとっては特別で、みんなにとってはなんでもない日だったとしたら…ならばその日を「秘密日」と呼ぼう。
さて、今年の秘密日は何日あったのだろうか?
気が向いたので数えてみるのも楽しいだろう。

4月「縁はウィッグから?!」


若芽が健やかに伸びて風に揺らぐ穏やかな日々。
この月は2日間も秘密日があった。
去年末に申し込みをして当選した男の子用のブラウスと、ウィッグだ。
ブラウスは柔らかい生地の、温かみを感じる長袖で胸元に手染めのお花があしらわれている作品だ。少し膨らみのある袖なのだが、手首はキュッとタイトに締まっているのでハンドパーツを外した後に着用しなければならない。
歪みのないタック。可憐だが甘すぎない印象のアイボリーのレース。胸元に流れる銀砂のようなチェーン。
色もバランスも、全てが美しく整っているブラウスに出会えたその日は、なんとドールを連れて旅行に行く前日だった。
旅程にはスタジオを借りてドール撮影する日も設けていたため、急遽持っていくお洋服の中にそのブラウスを入れた。
まさにそのブラウスが届いたのは幸運であったし、そのブラウスが私に楽しいドールとの初旅行を成功に導いてくれたのだった。
続いてウィッグだが、代理店経由で入手したFOVEOさんのウィッグだ。こちらはプレオーダーをしていたものが届いた。
届いた厚手の紙袋を開けると中には私がオーダーしたウィッグが2点入っていた。どちらもロングヘア。複雑な多色のウィッグと漆黒のウィッグ2点だ。
複雑な多色のウィッグは淡い藤色や菫色した寒色系で、翠蓮(SOUL DOLLのZenith girl)に似合いそうだなと思い購入した。
漆黒のウィッグは前髪がサイドに流れている形をしているので眉の形が綺麗な女子、お姉やんこと響に似合いそうだと思い購入した。
どちらのウィッグも素敵だったし、もっと言うと円安じゃなければもっと他のウィッグも欲しかった。
だがご縁とは不思議なもので、4月のこの時点では信じられないような予想外な事態が12月のドールイベントで起こった。
それが、まさかのFOVEO DOLL DELMAのお迎えだ。
どうしてこんなに可憐で艶やかな少女をスルーして来れていたのか…過去の私について甚だ疑問である。
ただ12月のイベント日となると秘密日にあたらないので今回は割愛させていただくとしよう。

6月「雨の日のびのび撮影タイム」


ドール愛好家であり、親友であり、それはもう長い付き合いの友人と共に臨んだスタジオ撮影に行った。
Studio瑞さんである。
この日は残念なことに雨日だった。
創作スペースで何枚も写真を撮っているうちにお昼を過ぎ、いつの間にか降っていた雨は止んでいた。
私たちが帰る頃には厚い雲がかかっている場所と、そうでない場所があって、空気はさっぱりしていた。
朝が雨だったからか、スタジオでは貸切のように利用することができ、満足いく写真が何枚も撮れた。
その日、時間の流れはあっという間だった。体感で2〜3時間くらいだった。
ただしハプニングもあった。私は当日連れてきた子のウィッグを家に忘れてくるというミスしたのだ。だがその時、友人が持ってきていたウィッグをそっと貸してくれてフォローしてくれたので感謝してもしたりない気持ちで、私の胸には深く刻まれた言葉がある。
「確認を怠るべからず!!!」

そして、7月と8月まではドールイベントやアフターイベントはあれど秘密日はなかった。

9月「スタジオ撮影の面白さはまず準備期間から存分に楽しむことで生まれる」


仲良くさせていただいているフォロワー様方とスタジオ撮影を行った。場所は東京にあるstudio LOULOUだ。
ワンフロアーの室内で、シャビーな雰囲気の家具と自然光が降り注ぐなかなかに緑の多く撮りやすい撮影場所だった。
このスタジオの中で、ドールたちはみんな得意げな顔つきをしていた。
スタジオ撮影の良さはやはり背景が整っていることだろう。そしてスタジオ撮影の楽しみは準備の段階から始まっていて、スタジオごとにどんな洋服やアクセサリーを身に付けさせるか考えてコーディネートするのだ。
当日は制限時間内にできるだけ大きくのカットを撮りたい気持ちもあるが、ご一緒したドールオーナー様方とのドール談義や交流がすごく楽しいし、新しい視点や気づきがあるのでオススメだ(私は話しかけてもらえるとワクワクするし嬉しい!)。

10月「実はあの頃・・・」


実はボークス社主催のメイク教室に応募し、抽選で当たったので行ってきた。
ボークス社の本社は京都にある。そしてキャストドール(以下SD)を専門に扱う「天使の里」でメイク教室は開催された。
ドキドキしながら開門を並んで待って、ワクワクしながら講義を聴いた。
講義を聴いてメモを取るより実践あるのみ!といった感じだった。要点を抑えて教えていただいたのでとてもわかりやすかった。
私は普段、ドールの手足のパーツにメイクすることはあっても、ヘッドにメイクした経験がほぼほぼなかったので、アイラインや眉の描き方、筆の持ち方や使い方を教われたことは、本当に貴重な機会に恵まれたんだと実感している。この経験は大切な記憶として、みんなに「実はあの頃…」なんて昔話風に自慢できるぐらいになりたいものである。

おわりに


さて、これで今年のふり返りと秘密日の回想は終わりだ。
秘密日は7日間あったことになる。
こうして楽しく2023年を締めくくることができて本当に嬉しい。
ありがとうございました。

#今年のふり返り #ドール  

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