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【翻訳+α】Shiden クラウドローン開催中!

この記事は、Astar NetworkのMediumの記事を翻訳したものです。
最後に簡単に僕からの解釈を付け加えています。

原文はこちらをお読みください。

翻訳本文

Kusamaの最新クラウドローンにShidenが参加します!Shidenは2021年6月にKusamaのParachainになりましたが、この時に獲得したスロットのリース期間が5月16日に終了します。そこで今、2回目のクラウドファンディングに参加し、私たちの分散化に焦点を当てたプロジェクトに支援を追加する機会を得ました。

なんと、この記事(元のMediumの記事)公開時点ですでに目標達成率71.19%に達しています。クラウドローンの状況はこちらでご確認ください

ShidenがKusamaのparachainとして継続するためには、15,000Kusamaトークン(KSM)のクラウドファンディングを行い、別のスロットを確保し、現在のリース期間を延長する必要があります。ご支援のお礼として、1KSMにつき23.33SDNを、Shidenのネイティブトークン(SDN)として提供させていただきます。

大胆な実験と初期段階での展開のためにKusama上に構築されたShidenは、Astarのワイルドで高速な姉妹ネットワーク、dApp Staking、Builders Program、EVMとWASMスマートコントラクトを開発者向けに提供しています。

表面上、ShidenはAstarと同じです。AstarもShidenもマルチチェーンのスマートコントラクトプラットフォームで、dappのステーキング報酬から開発者に収入を与えるように設計されたトークノミクスを備えています。どちらもマルチ仮想マシンのブロックチェーンで、WASMとEVMのスマートコントラクトをサポートしています。しかし、このネットワークは目的が異なります。比喩的に言えば、ShidenはAstarのカナリアネットワークです。Astarの技術的なアップデートやイニシアチブはすべて、まずShidenに実装されます。そして、そのコードが安定し、安全性が確保された時点で初めてAstarに出荷されます。しかし、はっきり言って、Shidenはテストネットワークではありません。荒々しく高速ではありますが、価値のある資産を持つ本物のネットワークなのです。

このように考えてください。KusamaがPolkadotに対してそうであるように、ShidenはAstarに対してそうです。Astarはより保守的であり、セキュリティ、信頼性、およびスケーラビリティを重視しています。Shidenはワイルドで高速です。大胆な実験、革新、初期段階の展開に最適です。

Shidenは私たちのイノベーションハブです。分散型Web3のビジョンを実現するために、私たちが迅速に行動し、競争に打ち勝つことができるのは、このためです。

そして何より、AstarはShidenを必要としています。というのも、Shidenから生まれたすべての最高のイノベーションは、最終的にAstar Networkに行き着くからです。クロスチェーンブリッジ、dApp Staking、マルチ仮想マシン(つまりEVMとWASM)のスマートコントラクトサポートはすべてShidenから始まりました。そして、これらのイノベーションが、2022年のローンチ以来、AstarがPolkadotでNo.1のTVLParachainになることを可能にしたのです。

コミュニティは私たちにとって極めて重要であり、最初のクラウドローンに参加したことを誇りに思ってくれる無数のサポーターに出会いました。もしあなたがShidenを信じ、私たちのミッションに情熱を持っているならば、このクラウドローンキャンペーンに参加することであなたのサポートを示し、私たちのDAOへの道のりの残りを一緒に歩んでください。

Kusamaクラウドローンオークション詳細

Kusamaクラウドローンのオークション期間はすでに始まっており、落札するまで続きます!しかし、ここで細かいポイントがあります。

⚡オークション期間は4月21日から4月28日までです。
※上記はおそらく間違いで、今のオークションは4月24日~5月1日までです。
⚡Shidenトークンの報酬予算は350,000SDNに固定されています
⚡つまり、15,000 KSMの目標を達成した場合、1 KSMが寄付されるごとに、23.33SDNを獲得できます。
⚡集められたKSMが15,000未満の場合、報酬は高くなります(つまり、集められたKSMが10,000の場合、報酬は1KSMの貢献あたり35SDNになります)
⚡オークションに参加するには、ここをクリックしてください👉
※上記からでも参加できますが、こちらからの方が参加は楽です。

当キャンペーンのインデックスを参照した特別なトランザクションを送信することで、誰でも自由に参加することができます。参加に使うトークンは、このキャンペーンのために独自に生成されたモジュール制御のアカウントに移動されるため、譲渡可能、つまりステーキング、ベスティング、ガバナンスなど、いかなる理由でもロックされていない必要があります。

Kusama Parachainオークション、クラウドローンの仕組みはこちら。

というわけで、今すぐご参加ください。下記のリンクをクリックし、ShidenがWeb3イノベーションのハブとして繁栄し続けるよう、ご協力をお願いします。
https://polkadot.js.org/apps/#/parachains/crowdloan

※上記の通り、こちらからの方が参加が簡単です。

【ここまでで翻訳本文終わり】

簡単な解説的なやつ

PolkadotとKusamaの関係性を知っていれば、AstarとShidenの関係性に関しては大体お判りいただけるかと思います。
しかし、今年からAstarに入ってきた方々はBlockchain初心者の方も多いでしょうし、ある程度触っていてもこの2つの関係性についてピンとこない方もいらっしゃると思います。

というわけでざっくり例えて考えてみましょう。

とある企業(ある程度の規模)が新商品や新サービスを展開するとします。
その際に、一斉に全店舗で提供するとうまくいかなかった場合に大きな影響が出るので、一部の店舗で先行的に実施することがあります。

飲食チェーンだと、直営とチェーンで内容が違うことがたまにありますが、直営で先に実験した内容をフランチャイズに落とし込んでるんですね。

このようにしてなるべく影響は少なく、しかしテストではなく実際に提供することで実証実験のようなことを行い、より良くした形で全体に落とし込むんですね。

Blockchainにおいては、テストネットというのはどのチェーンにも存在しますが、あくまでテストなので実際に近い形では運用することが出来ません。
そこで、Kusamaのようなカナリアチェーン、もしくはR&Dチェーン(Research and Development:研究開発)を用意しています。

PolkadotやKusamaは他のソロで動くチェーンに比べてかなり複雑な仕組みになっています。
そのため、Polkadotより先にKusamaに新しい機能を実装していきます。
ShidenはAstarで新しい機能を実装前に試すだけではなく、Polkadotより先にKusamaに実装された内容を先に試す意味合いも持ちます。

また、オンチェーンガバナンスが実装されるとそれぞれのトークンホルダーがガバナンスに参加することになるため、コミュニティ自体にも差が出ます。(性質上ホルダーは殆ど被りそうですが)

今回の記事で、Shiden Networkがどのような役割を持っているかをなんとなくわかっていただけると幸いです。

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