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CoinlistでIEOするSWARMについて

こんにちは、you425です。

普段はTwitterで終わらせていましたが、SWARMに関して呟こうとしたらえらい長文になりそうで、TL汚染になりそうだったので備忘録も兼ねて今回はNOTEで記事にしてみました。

今後も長くなりそうならNOTEにすることにしようかな…。

※あくまで個人の感想ですので諸々の判断はご自身で。DYOR!


さて、今回話題のSWARMに関してです。

本日登録が始まり、期限は6月11日21時まで、セール日は6月15日の2時です。

また夜中か…仕方ありませんね…。

OP2は実質ないと考えてよいでしょう。どうせ売り切れる。

それで今回のセールですが、調べた結果僕は参加しないことにしました。

やったね皆、ライバルが減ったよ!

というわけで、何故そうなるに至ったかを書いておこうと思います。


SWARM プロジェクト内容

分散型ストレージとP2Pネットワークインフラストラクチャです。それ自体は特に目新しいものではありませんね。

ポイントとしては、Etheriumのスマコンを組み込むことでノード運営者に$BZZトークンを配布し、それがインセンティブになるということです。

なるほど!

さて、問題はその$BZZのユーティリティです。

なんと、今のところインセンティブ報酬としてしかユーティリティがないのです。

今時ガバナンス権もないトークンだなんて…時代遅れすぎる。

時代はDAO(分散型自立組織、コミュニティ主体のプロジェクト運営)に進むだろうとみられる中、これはちょっと…。

いえ、まぁこれはいいです。運営するにあたって最適だという認識なのでしょう。

しかし、報酬として配られるのみのトークンにいったい何の価値があるのか…誰がこれ買うんです??

当然売り圧しかからないので値段は下がる一方でしょう。

一応、アップロードやダウンロードのガス代として$gBZZというトークンを使うようなのですが、これは現状ではノードとして参加し、報酬でもらうことでしか得られません。

多分、そのうち$BZZを$gBZZに変換できるようになるんじゃないかな…ていうかそうじゃないとどうしようもない。


と、ここでCoinlistのFAQに気になる内容がありました。

How does the Swarm bonding curve vending machine work?
The price of BZZ at launch of this smart contract, should it be activated, will equal the public token sale price. The activation at this price will trigger the minting of 3,707,706 extra BZZ, which will then be proportionally distributed to private and public sales buyers, as well as to the foundation and the ecosystem, according to their share of the initial token pool.
If there are insufficient liquidity providers to meet demand, new BZZ tokens will be minted programmatically by the smart contract to ensure price stability and continuity. Similarly, should there not be a matching demand, tokens exchanged to the smart contract for DAI will be burned to ensure price stability and continuity.

和訳がこちら。

Swarm結合曲線自動販売機の仕組みは?
このスマートコントラクトの起動時のBZZの価格は、起動した場合、パブリックトークンの販売価格と同じになります。この価格でアクティベートされると、3,707,706個の余分なBZZが鋳造され、初期トークンプールのシェアに応じて、プライベートおよびパブリックセールの購入者、ならびに財団とエコシステムに比例して分配されます。
需要に見合うだけの流動性提供者がいない場合は、価格の安定性と継続性を確保するために、スマートコントラクトによってプログラム的に新しいBZZトークンが鋳造されます。同様に、需要が満たされない場合は、DAIのスマートコントラクトに交換されたトークンが燃やされ、価格の安定性と継続性が確保されます。

つまり…セール価格の1.92ドルから離れ過ぎたら戻るように調整するということ…?

公式のドキュメントではこれについて触れているものが見つからなかったので実際のところどうなるのか気になるところです。

蛇足ですが、公式のドキュメント、開発4年間の集大成ということで280ページ越えの超大作でした。英文の技術書をそのボリュームで読むのは苦行過ぎて100ページくらい読んであとはかいつまみました。見逃してる可能性はある…。けどさすがに自己満足が過ぎると思うんですよね、これ。

せめて一般向けのホワイトペーパー作ってくれ。

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閑話休題、もしこの解釈で合っている場合、セールで買った人は大きくプラスになるのは難しいように思えます。

なんならトークンユーティリティの問題で売り浴びせられて原価割れする可能性まである。即売り必須。

Early backers と Private round の参加者へのトークン配布スケジュールが書いてないのも気になる。

それぞれ0.2ドルと0.25ドルで購入ということなので、当然のように大きな利益出せちゃってますよね。

ロック期間あったとしても、1.92ドルに近づくような設計であれば損することはほとんどない…そりゃ出資するわ。(VC批判ではありません)

先ほどの和訳の部分で、「この価格でアクティベートされると、3,707,706個の余分なBZZが鋳造され、初期トークンプールのシェアに応じて、プライベートおよびパブリックセールの購入者、ならびに財団とエコシステムに比例して分配されます。」というのがありました。

これの解釈難しいのですが、もしこれがエアドロということならばその分の利益は確約されてるかもしれません。

しかし明確な表記がないのでなんとも…モヤらせる天才だぜ!!


という感じで、4年前から開発してるからか「時代遅れに感じるコンセプト」「長すぎるドキュメント」(完全に僕の私怨)、「すごく大事そうなことが別ページのFAQにしか書いてない」「総合してモヤモヤする」

もちろんプロジェクト自体悪いものではないんですが…なんというか…ねぇ?

ってなる物に投資するのもどうかな…という感じで参加しないという結論に至りました。


これを読んでる皆さんはセールに参加して爆益出して、「you425ざまぁwww」ってなるといいと思うよ!!


乱文散文失礼いたしました。

最後までお付き合いありがとうございます!

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