非衛生的なマスクの使用が主原因とされるムコール症がインドで大流行
インドで大流行しているムコール症のことは知っているだろうか?ムコール症は、致死率54%ともいわれ、その脅威はコロナどころではない。
ムコール症については、日本でも概要が伝えられているが、大手メディアは、その原因は、
(1)不衛生な環境
(2)糖尿病
(3)ステロイドの使い過ぎ
であると報道しているようだ。
ここで、日本の報道では、主原因である(1)「不衛生な環境」の項目が曖昧になっているが、この不衛生な環境とは、何だろうか。
賢明な皆さんにはもうお分かりだと思うが、インドでの報道に基づけば、不衛生な環境とは、勿論、不衛生な「マスク」だ。
ムコール症(Mucormycosis)とは、真菌感染症であり、"Black Fungus"と知られている。
マスクは真菌感染症を引き起こすことは常識である。
忘れている方は、以前書いた記事を読み返して頂けるとよいかもしれない。
実は、インドでも賢明な医師達は、このムコール症の原因は、「不衛生なマスク」が原因であり、その詳細についても突き止めているのだ。
ムコール症は、マハーラーシュトラ州のようなインドでもマスクの着用率が高い場所で特に多く発生している。これは勿論、偶然ではない。
つまり、「マスクがムコール症の原因である」とするインドの専門家の分析は、実際のデータに裏付けられているのだ。
どのような場合にムコール症が発生するのか?
まず、専門家によれば、室内のような換気の悪い状態でマスクを着用すればムコール症の感染が発生する。
そして、マスクが湿っていれば感染が拡大する。
さらに、ムコール症は、繰り返しマスクを再利用することで増加する。不清潔なマスクを長時間使用することでムコール症が発生していた。
さて、どの程度の頻度でマスクを交換すればよいのか?
全インド医科大学(AIIMS)の専門家は、数日で真菌が繁殖すると述べているが、マスクを触ったり、食事の際に着けたり外したりするような不衛生な環境は想定していないだろう。
実は、専門家によると、マスクを清潔に使用するためには、1日に3~4回マスクを交換しなければならない。
マスクを1日に数回交換しなくてはならないということは、インドだけでなく、世界の専門家が指摘している。例えば、モスクワ医科大学のウィルス、免疫の専門家ズベレフ博士によると、コロナの感染防止にマスクを使用可能な時間は最大2時間であり、2時間経過した後マスクは感染源に変化する。そして、ズベレフ博士は、屋外では、マスクは役に立たないだけでなく有害、バクテリア等を増殖させ、肺気腫、気管支喘息、真菌性、細菌性疾患等の原因となる、と指摘している。
微生物学者のスワティ・ティワリ博士によると、黒カビは25~35度の気温と湿った気候で繁殖し、この2つの要素がマスクに含まれている。患者のほとんどがマスクを長時間使用していた。水を飲んだり、薬を飲んだりするときにマスクに水が入ることが多く、その後、口から出る蒸気が熱を発生させる。結果として真菌が発生する。
人が会話をする際にマスクを着用していると、口からの蒸気でマスクが湿り、呼吸による熱でカビが発生するのに適した場所になる。そのため、同じマスクを長時間つけていると、黒カビが発生しやすい環境になる。結果として黒カビを吸い込むことになる。
専門家によると、布マスクは避けなければならず、スポンジマスクは、とても危険だ。スポンジマスクは、黒カビの良いシェルターとなるだけでなく、ウィルスやほこりから保護する効果もない。
つまり、ムコール症の発生原因は、
「換気の悪い状態で不衛生な湿ったマスクを繰り返し着用すること」
である。
要するに、飲食店のような室内の換気の悪い状態で、マスクを着けたり外したり、不衛生に触りながら、人間の息やドリンクで湿ったマスクを何度も使用するような状況、つまり、日本でいういわゆる「マスク会食」がムコール症の温床となっているのだ。
注意すべきことは、会話をするときにマスクを着用していたらマスクが湿ってしまう。
このムコール症、インドでだけ流行っていると油断してはならない。世界のどこでも発生する可能性がある。発生してから気が付いても遅いのだ。なお、ムコール症は、既にブラジルにも到着している。
総括
大手メディアは今まで推進してきた現行のマスク体制が崩されることを阻止するために、マスクがムコール症の原因であるとは報道できない状況である。勿論、今までマスクの着用を推奨してきた医師達もマスクが原因だと勇気を持って発言することはできない。
ムコール症の原因として、糖尿病やステロイドの使い過ぎは、真菌の問題の一因となるかもしれないが、単独の、または主要な原因となるとは考えられない。
インドでは、貧しい人々が新しいマスクを定期的に買うことができないため、同じマスクを繰り返し着用していることが問題となっている。
また、暑い気候で発汗量が増えると、マスク着用者の真菌感染が悪化する。真菌は暗くて湿った場所を好むため、湿気の多い屋内で繁殖する。真菌は、光が少なく湿気の場所で育つので、湿ったマスクはその最適な成育環境といえる。マスクを2時間以上着用していると、真菌が繁殖し、皮膚、鼻、口、肺に悪影響を与える危険性がある。
各国の当局やメディアは認めたがらないが、現在多くの人が罹患している真菌症はマスクが原因である。マスクを着用することにより免疫力が低下し、あらゆる種類の感染症(特に細菌や真菌)にかかりやすくなってしまうだろう。
いつも読んでいただき、ありがとうございます。なんとか続けていければと思っています。