新しい研究結果:マスクはコロナの感染拡大防止に効果なく、むしろ有害
米国国立衛生研究所の国立生物工学情報センター(NCBI)によって公表されたスタンフォード大学の客員研究者であるBaruch Vainshelboim博士の最近の論文において、マスクは、コロナの感染拡大防止に全く効果がなく、マスクの使用が有害であることが示された。
Vainshelboim氏は、セント・フランシス大学の教授の経歴を持ち、 Veterans Affairs Palo Alto Health Care System(退役軍人病院)/Stanford Universityの循環器科に勤務する医師である。また、彼は、臨床運動生理学者であり、心肺リハビリテーションと運動負荷試験を専門とする健康科学者である。米国スポーツ医学会認定の登録臨床運動生理学者だ。
彼は、”Facemasks in the COVID-19 era: A health hypothesis”と題された論文において、学者、医師、科学者などの67件の研究文献を引用して、既存の様々な研究のレビューという形で結論を導いている。
当該論文の要約
世界の多くの国では、コロナウイルスの感染を減らすための非医薬品的な介入として、医療用および非医療用のマスクを使用している。しかしながら、マスクの有効性を裏付ける科学的根拠は乏しく、生理的、心理的、健康的な悪影響が確認されている。マスクは安全性と有効性の面で懸念があり、使用を避けるべきであるという仮説が立てられている。本論文は、コロナ時代のマスク着用に関する科学的なエビデンスを包括的にまとめ、公衆衛生と意思決定に役立つ情報を提供するものである。
本研究の結果を要約すると以下の通り。
既存の科学的なエビデンスからは、マスクの安全性とコロナの感染拡大を防ぐための有効性が疑問視される。データに基づけば、医療用および非医療用のマスクには、コロナなどのウイルスや感染症がヒトからヒトへに感染するのを防ぐ効果がなく、マスクの使用には否定的な内容が示唆される。マスクの着用は、生理学的・心理学的に大きな悪影響を及ぼすことが実証されている。悪影響の例として、具体的には、低酸素症、高炭酸ガス血症、息切れ、アシドーシス、毒性の増加、恐怖やストレス反応の活性化、ストレスホルモンの増加、免疫抑制、疲労、頭痛、認知能力の低下、ウイルスや感染症にかかりやすくなる、慢性的なストレス、不安、抑うつなどが挙げられる。マスクの着用は、長期的には、健康状態の悪化、慢性疾患の進行、早死の原因となる。政府、政策立案者、保健機関は、マスクの着用が公衆衛生上の予防的介入であると考えられる場合には、豊富な科学的根拠に基づくアプローチ行うべきである。
The existing scientific evidences challenge the safety and efficacy of wearing facemask as preventive intervention for COVID-19. The data suggest that both medical and non-medical facemasks are ineffective to block human-to-human transmission of viral and infectious disease such SARS-CoV-2 and COVID-19, supporting against the usage of facemasks. Wearing facemasks has been demonstrated to have substantial adverse physiological and psychological effects. These include hypoxia, hypercapnia, shortness of breath, increased acidity and toxicity, activation of fear and stress response, rise in stress hormones, immunosuppression, fatigue, headaches, decline in cognitive performance, predisposition for viral and infectious illnesses, chronic stress, anxiety and depression. Long-term consequences of wearing facemask can cause health deterioration, developing and progression of chronic diseases and premature death. Governments, policy makers and health organizations should utilize prosper and scientific evidence-based approach with respect to wearing facemasks, when the latter is considered as preventive intervention for public health.
マスクの着用により、以下の表に挙げるような様々な弊害が生じる懸念があり、長期的には、「健康状態の悪化、慢性疾患の進行、早死」の原因となる。
論文へのリンク
本研究は、科学的なエビデンスに基づいてマスクを一般の人々が使用することを避けるべきだと警鐘を鳴らすものであり、注目度が高く、多くの記事に取り上げられている。
本論文では、多数の既存の研究が記載された文献を参照して、様々なマスクについての弊害が説明されている。どんな内容が取り上げられているか、若干の点を抜粋して見てみよう。
・フェイスマスクを着用することで、軽度から中等度の低酸素血症および高二酸化炭素血症が生じる。これにより、身体に必要とされる適切な酸素が得られなかったり、二酸化炭素が除去できなかったりする。
・マスクで呼吸すると、マスクの内外層に細菌や雑菌の成分が残留する。これらの有害成分は、繰り返し体内に再吸入され、自己汚染の原因となる。また、マスクを介した呼吸は、口とマスクの間の空間の温度と湿度を上昇させ、その結果、マスクの素材から有毒な粒子が放出される。文献調査では、13種類から202,549種類のウイルスを含むマスクのエアロゾル汚染レベルが推定されている。細菌や有毒粒子の濃度が高く、酸素濃度が低く、二酸化炭素濃度が高い汚染された空気を再び吸入することは、身体のホメオスタシスに影響を与え、自己被毒や免疫抑制の原因となる。
これにより、以下のような生理学的な弊害が生み出される。
・医療用マスクや非医療用マスクの糸の直径は55µm~440µmであるが、コロナウィルスの直径60nm~140nmよりも千倍以上も大きい値である。ウイルスはほとんどのマスクを通過できる。非手術用の綿製マスクでは、ろ過率が0.7%~26%と、効率が低い。
・マスクを着用している人と着用していない人の間で、5µm以上の粒子のコロナウイルスの飛沫感染に有意な差がなかった。
・無症状者では、マスクの有無にかかわらず、どの参加者からも飛沫やエアロゾルのコロナウイルスが検出されなかったことから、無症状者が他の人を感染させたり発症させたりすることはないと考えられる。
・マスクを装着した状態で長時間呼吸を制限することは、既往症(心肺、代謝、血管、神経)の状態を悪化させる可能性が高く、また身体的・心理的にも大きな悪影響を及ぼす。
・2015年に医療従事者を対象として行われた調査では、マスクを着用していた人が最もインフルエンザのような疾患に罹患していたことが判明し、保湿やマスクの再利用、ろ過の悪さが感染リスクを高める可能性があるとして、マスクの使用を控えるよう注意が促されている。
この論文は、マスクの着用がコロナの感染拡大を防ぐ可能性が全くないことを合理的に疑いの余地なく証明している。論文は査読されており、米国国立衛生研究所の国立生物工学情報センター(NCBI)によって公表されている。その研究内容は、既に存在する多数の質の高い文献を検討してまとめ上げた、高く評価できる、信頼性のあるものである。そのため、このような研究内容は広くメディアに取り上げられて報道されるべきなのだが、実際には、このような研究が大きくとりあげられることはない。そのどころか、ツイッター等のSNSでは、この研究を投稿した人のアカウントを停止するなど、理不尽な対応が行われている。
ツイッター社は、米国の著名な政治コメンテータであるSteve Cortes氏が本論文を引用したことでアカウントを停止処分。
同様に、ツイッター社は、インドの著名な法律家であるPrashant Bhushan氏のツイートを本論文を引用したことで削除
こともあろうに、ツイッター社は、「コロナに関する誤解を招く恐れのある有害な情報の拡散に関するポリシーに違反している」という理由で、投稿を検閲し、Twitterのルールに違反していると主張しているのだ。
また、大手メディアのファクトチェッカーもこのような不都合な研究内容を全面的に否定しようとしている。
残念ながら、この状況は日本でも同じだろう。この論文の内容は日本でも若干の記事で取り上げられてる。
しかしながら、大手メディアは沈黙だ。マスクに効果がなく、安全性にも大きな懸念がある。このような不都合な事実が露呈すれば、これまでの政府の政策がまるで正当性もない誤りであり、メディアによる報道内容が全て有害だったことが明らかになる。果たしてこのNOTEに記載することによってどの位の数の人の目に触れるのかは定かでないが、研究者の声を届けていくことができるのだろうか?