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趣味に胸を張れ

完成を宣言されたプラモデルが、1週間経過した今日も作業机の真ん中に佇む珍事が発生…何故なのか。

私はジャンルを問わぬ厄介さを伴う模型好き。
買い集めて積み上げたプラモ山のオーナー。模型関連の話なら見境なく喰らい付く軽率ぶり。
買い物先でも常に模型製作に結び付く目で商品を視がちで、行き交う車や目に入る建物等のデザインや色合いさえも脳内モデリングの種とする変態。
そういう脳。模型が好き過ぎてもう病。毎日がスペシャル。末期。

そんな模型亡者が何故そのような珍プレーを?
突き詰めましょう。

アイデアいっぱいの脳内モデリングで満足しがち。
積み上げたプラモ山に「作りたければいつでも着手できる宝の山」という勘違いを抱いている。

それっぽい理由付けだ。剥ぎましょう、化けの皮。

失敗を恐れている。
積みを崩すのが勿体なくて着手できない貧乏性。

真実はいつもひとつ…!出ました。模型愛を語りつつ、作ることからは逃げまくり。悲劇。

つまり、こういうことだった。
ひとつ作った時の満足感がかなり高い。まるで天下でも取ったかのように。有頂天極まる。同時に、積みが減ってしまったという貧乏性との向き合いともなり、手が止まった…と。

自身の模型好きの正体を文字にアウトプットした今、完成宣言を受けたガンダムバルバトスが作業机に1週間ほったらかされた理由が無事、解明された。

言い訳しがちで腰が重いけれど、巧拙問わず満足だけは必ず与えてくれる模型作りが好きだ。自分の機嫌を自分で取るには最高の趣味だと思う。

でも、脳内モデリングは何も残してくれない。貧乏性は更なる貧乏につながる。それを好きと言うか?趣味と言えるのか?胸を張りたい。 

山を崩すターンはとっくに迎えている。
いい加減になさいな、私。

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