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ネギを背負えば

みなさんは、どんな時に大人になったと感じましたか?

成人した時、免許を取った時、お酒を飲んだ時、就職した時、ひとり暮らしをした時、お給料を手にした時…
わたしは、これらをいちおう一通り経験しましたが、ああ!大人になったわ!という実感がなかなかありませんでした。
気づけば年齢だけが、立派な大人になっていました。

先ほどスーパーへ行き、公共交通機関を使って帰ってきました。
そして、膝の上に乗せたエコバッグを見て、胸が震えました。
ちょっと前まで、ネギを軽く折ってエコバッグの中に入れきっていたのに、今じゃ堂々と突き出しているじゃないか。

だって生きているんだもん、今日はお鍋なんだもん、誰だってネギ買うでしょうよ、なにも恥ずかしくありませんよ。
今、エコバッグからネギを突き出して堂々と(?)帰ってきたわたしは、ああ!大人になったわ!と強く感じたのでした。
わたしにとっての"大人になる"は、恥じらいがなくなることだったのカモ…?

自己紹介の次がネギの話でよいのか、少しだけ躊躇いましたが、少し躊躇っただけなので投稿します。
そんなわけで、お鍋の準備をします。

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