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「誠実なクズ」としてのポリアモリー

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お互い合意の上で複数の人と同時に恋人的な関係を持つ「ポリアモリー」をパワポを使って紐解いています。
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#子育て

「り」は離婚の「り」

僕には6歳の息子がいる。 「いる」と言ったが法律上の親権はないし、扶養家族でもない。 3年前、僕は彼の母と離婚をした。 ただ今となっては息子は隔週で僕の家に泊まりにくるし、元妻と3人で食事もよくいく。さらには年に2回、元家族旅行というイベントすらある。彼の母との関係は良好だ。ただ離婚をしているだけで。 でも先日、保育園の参観日で「小さな事件」があった。今日はそんな話。 少しセンシティブな話を含みます。気分を害する人がいたら申し訳ありません。 ■離婚を子供に

子育てを構造化してシェアしよう。

子育てを女性だけに任せてはいけない。 男性も育児休暇を取るべきだ。 地域で子育てをするべきだ。 いや、社会全体で子育てをするべきだ。 そんなニュースや論調は山ほどある。 社会全体で子供を育てる。 聞こえもいいし、もっともだ。 でもなかなか進まないのはなぜだろう。 理由の1つにあるのは「子育て」を一括りにしてしまう発想なんじゃないか。 今日はそんな話。 ■子育てパートナーとして活動するキリトさんの話先日、ポリアモリーというライフスタイルに関する座談会を主催した。

契約結婚と注文住宅の関係性について。

先日、こんな記事がYahooニュースに出ていた。 そして案の定、コメント欄は荒れていた。 性的な独占はせず、財産も別で管理。 お互い自立して同居する2人の「契約結婚」というスタイルを紹介した記事に書き込まれたコメントは約5,000件。 その多くは批判的な内容で、一言にすれば 「そんなの結婚じゃない」 というもの。例えばこんなコメント。 このコメントからは「こんなわがままが、まかり通ってたまるか」という意気込みが感じられる。おそらくコメント主は苦労をして、我慢をして

僕が離婚をするとき、子どもに伝えたかったこと。

6年前の話になる。 僕は32歳、息子は3歳だった。 僕は離婚することになり、それを息子に説明することになった。 きっかけは、姉の言葉だ。 姉は大学で心理学を学び「家庭裁判所調査官」として働いていた。 調査官とは家庭裁判所に勤め、主に家庭紛争や非行問題の当事者、つまり子どもたちと会って、心理的な分析をする仕事だ。 そんな姉の見解はこうだ。 ・子どもはきっと混乱している ・子どもは自分を責める傾向がある ・つまり父と母が離婚するのは自分のせいではないか?と考える ・だ