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「誠実なクズ」としてのポリアモリー

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お互い合意の上で複数の人と同時に恋人的な関係を持つ「ポリアモリー」をパワポを使って紐解いています。
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2019年4月の記事一覧

キリスト教がセフレを認める日。

セックスに厳しいキリスト教で唯一許されているのが「子供をつくるためのセックス」だ。従ってカトリックでは、避妊した上での性行為など、子供を作ることに結びつかない性行為は、結構な罪になる。 東京大学で人文科学を専攻し、現在は福岡大学の准教授を務める鈴木隆美さんの本にはこんな記述がある。 え?じゃあ現代におけるセックスの大半は認められてないってこと!?今日はそんな疑問をパワポで紐解いてみた。 ■セックスの線引きと、プロテスタントどのセックスはよくて、どのセックスがダメなのか?

ガマンを愛情に変換する社会。

「子どもがかわいそう」 離婚した時、 ポリアモリーを公言した時、 何度かこの言葉をかけられた。 ただこの言葉にはずっと違和感があって、その感覚について考えていたら、意外な構造が見えてきた。 今日はそんな話。 ポリアモリーとはお互い合意の上で複数の人と同時に恋人的な関係を築く恋愛スタイル。対義語はモノアモリー。過去のシリーズはこちら。 ■ガマンの基本構造「子どもがかわいそう」発言には含みがある。 「子どもがかわいそう(だから、子どものために○○するのはガマンしなよ