夜の端でも

夜が困難になり朝が来ます。
朝になると閉ざされた瞼のカーテンを朝日が容赦なく突き刺します。
よわよわになった私のからだ。
そんなからだに星々の重りがついてきます。
私のお布団にはまだ夜の端があります。
その中にいつまでも浸っていたいんです。
でも、時間は待ってくれない。
また瞼のカーテンを閉めると、
そこには少し明るい黒色の服を着た偽善者が立っています。
夜って真っ暗だったような。
その人は常にこちらを睨み、ニヤリと笑っています。
その顔に私は不快感を覚え、それがおなかとこころに針を刺します。
今日も私は、お薬を飲んでその針を甘やかします。
よわよわになっていた私のからだ。

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