卒業と音楽

こんにちわ!
流しの四元です。

今年ももう6月、令和になって1ヶ月と経ちましたが、みなさんいかがお過ごしですか?

なぜか、ここ最近、「卒業」を意識することが何回かありました。


◆今春、専門学校を卒業したお姉さんたち

先週は、若いお姉さんたち2人組に
「お兄さん、私たちのこと覚えてないでしょ!」
と言われて、
たしかに最初は僕もすっかり忘れてて、
「流しやってまして、よかったら投げ銭で歌ってますんで」
なんて声をかけてました。笑


でも、すぐに思い出して、
「あー!専門学校の人たち!」
と言ったら、
「そー!よく覚えてるね!」
なんて笑ってました。

前に会った時は、
レミオロメンの「3月9日」を歌ったのですが、
ちょうど卒業式の前日だったみたいで、
今回も歌わせてもらったら、
その日のことや学校生活のことを思い出したみたいで、1人の子が号泣していました。

話を聞くと、専門学校は2年間で、クラスは40人くらいいるのですが、
特定の誰かとだけではなく、
クラスみんなが本当に仲良かったみたいで、
卒業ということは、
本当に淋しいことだったようです。

汚れつちまつたオトナになった僕は、
「クラスみんなと仲良いことなんてあるぅ?!」
と思ってしまったりするのですが、
こんなかわいい子の美しい涙を見たら信じずにはいれないですよね。


◆元・教師の涙

そしてその数日後に、
数年前に先生を引退された方に歌わせていただきました。

その日、僕はあまりリクエストがなく、
横丁の中を手持ちぶさたにプラプラしていたのですが、
トイレ帰りに
「兄ちゃん、いくらで歌ってくれんの?」
なんて声をかけてくれて、
そのまま席まで連れて行ってくれました。

リクエスト曲は、
ゆずの「栄光の架橋」でした。

これは、この方が教師生活の節目の時に、生徒が歌ってくれた曲みたいで、
歌う前に、ちらっとそんな感じが聞こえていたので、歌う時に僕は
「この先生の、学校生活はどんな感じだったのかな」
みたいなことを考えて、想像しながら、
(大きな声では言えないけど)いつもの1.5倍くらい気持ちを込めて歌いました。

それが届いたのか届かなかったのかはわかりませんが、
どことなく目頭を熱くしている様子の元・先生。

おそらくですが、感動してくれていたとおもいます。


◆卒業と音楽

このように「卒業」が関係することが立て続けにあったので、
つい、卒業について考えてしまいましたが、
音楽と卒業は、とても相性がいいというか、
卒業に音楽は欠かせないものなのでは、と思いました。

考えてみると、
先生のスピーチとか、
卒業アルバムとか、
まぁ色々あると思うんです。卒業のタイミングって。

でも、やっぱり音楽に勝る卒業アイテムはないというか。

限られた5分程度の時間、メロディの中に、
人それぞれ思い出を、いつのまにか詰め込んで、
聞いた時に思い出せるんですよね。
しかも、毎回同じなわけでもなく、
卒業したてだと、卒業の時期のことかもしれないし、
社会人5年目くらいになったら、学祭でがんばった時のことかもしれないし。
自分がいるタイミングで、思い出す場面が変わるけど、でも音楽を聞くことによってその時期を思い出す。

それって、本当に音楽にしかできないすごいことだと思うんですよね。


ちなみに、僕にとっての卒業ソングは
ミスチルの「Sign」です。

「残された時間が僕らにはあるから
大切にしなきゃと小さく笑った」
ってとこ、本当素晴らしい歌詞ですよね。

ぜひ、あなたの卒業ソングを歌わせてくださいね!!

読んでみて少しでも「いいな」とか「会ってみたいな」と思ったらぜひ会いに来てください!!