仕事前の10分読書は、心の平穏と広い視野を与えてくれる
仕事の日は、30分前に会社に着くように行って10分だけ読書をするようにしている。
どんなに前日お酒を飲もうと、寝るのが遅かろうと、このルーティンを意外と守っている。
特段、「こんな効果があるから」という理由ではなく、単純に、日々の中で読書の時間がここしか確保できないからだ。
時間が確保できないというのは忙しいからではなく、仕事やら遊びでエネルギーを使い果たした状態だと、全く集中して本が読めないというだけだ。
SNSにも依存しているし。
ただ、この「朝10分だけ読書」というのは、実はすごく自分の心を健全に保ってくれているような気がしている。
読書の効用としては、おそらく「知識が増える」というのが大きなもののひとつだとは思うのだけど、
そもそも僕は、知識を増やすために本を読んではいない。
「思考するきっかけ」のために読書をしている。
だから、例えその本が駄作だったとしても、
「この本は面白くないな。なんで面白くないんだろう」という思考のきっかけになるし、
一行一行が痺れるような素晴らしい本は、
日々、自分がしていること(仕事や趣味や家庭あらゆるもの)のアイデアが溢れ出てくる。
つまり、「毎日、きちんと思考をする」という習慣を持っている。ということになるのかもしれない。
そして、もうひとつ。
今回の #日々の大切な習慣 のnoteを書くにあたって気づいたのが、
毎日の読書は「心の平穏と広い視野をもたらしてくれる」ということだ。
読書とは、自分がいる現実から、本の世界という別の場所へ飛んでいく行為である。
だから、何か、日々の中でモヤモヤしたことがあっても、
ひとたび本を読むと、そういった嫌なことは忘れられたり、
あるいは、モヤモヤに対するヒントが見つかったりする。
そして、日々過ごしている仕事とか家庭という閉じた場所から、
本の世界へと行くことで、
現実を、少しだけ高いところというか、一歩引いたところから見れるようになる。
そんな感触がある。
何より、この毎日読書をするという習慣は、
「自分の人生を、自分でコントロールしている」
という感じがすごくするのだ。
毎日、自分の好きなことを、自分の意思でやる。
自分の読みたい本を読む。
これによって、自分の毎日の「満足感=幸福」が得られている気がする。
人間だから、体調や状況によって気分の上げ下げはもちろんあるのだけれど、この「毎日10分だけ読書」のおかげで、
わりと安定して前向きな日々を送れている。
別に、他人におすすめする必要もないのだけれど、
もしも、自分の人生がどうも満たされないと感じている人は、
毎日、5分だけでも、朝に本を読む習慣をつけてみるのはいかがでしょうか?