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おっちょこちょいを昇華せよ「免許証冬バージョンを作った話」

ちょうど一週間前、免許証を紛失し、急いで再発行しまして。そしたら即日見つかったんです。おっちょこちょい極まりありません。

免許証、なくすと焦りますよね! 今回は、
「超焦る!身分証明証が必要な時は事前に確認しよう」
「再発行って簡単!とりあえずの安心を買ってみる」
「ちょっと待った!まず落ち着いて考えてみよう」
の3部構成でお届けします。

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「超焦る!身分証明証が必要な時は事前に確認しよう」

1月最後の日曜日、FP技能検定3級の試験を受けに行きました。
持ち物は受験票と筆記用具、必携の計算機を前日に準備。案内には“顔写真付きの身分証明書”の記載もあり、免許証がいつも財布に入っているから大丈夫〜♪ と余裕のよっちゃんでした。

当日、アクセスの悪い会場だったのですが、バスがまさかの満員で一本乗り過ごし、会場に着いたのは集合時間ギリギリ、小走りでした。息つく間もなく机の上に必要なものを出します。財布から免許証を出そうと思ったら、ない!ない!ない!いつも入れている奥の専用ポケットに。そこには健康保険証も入れていて、ついでにそれもないことに焦りました。
急場をしのいだのは昨年作ったマイナンバーカード。大事だからこれは持ち歩かないようにしておこうと思ってたのに、なんか入ってた!ありがとうマイナンバー。作っておいた私、エラい。これで試験は受けられる。

すぐに学科試験がはじまりますが、頭の中は免許証がないことがグルグル……。早く終わらせてから考えよう、と途中で切り替えて、学科試験をなるはやで終わらせて途中退出することに。学科試験は120分もあるので、60分過ぎたらみんな退出していくんですけども。出来も不出来もよくわからないモヤモヤした試験になってしまいました。

※教訓その1 大事な日の持ち物は、前もって指さし確認しよう。

お昼休憩。もう一度財布を総ざらいし、やっぱりないので必死で考える。

Q.免許証を最後に出したのはいつだった?
→10日程前に、失業給付のための求職活動として、飯田橋の東京しごとセンターに登録したとき。身分証のコピーが要ると言われて出した気がする。返してもらった気がするけど時財布にしまっていない気がする。ということは、そこでもらったカードや資料と同じクリアファイルに入っている気がする。この仮説は信憑性があるぞ。

Q.保険証はいつ使った?
→先月、インフルエンザ予防接種受けた時、診察券と一緒に出した。帰ってきて診察券と一緒に財布から出した気がする。ならば引き出しにある気がする

いずれも「気がする」の域を出ません。結局、モヤモヤしたまま午後の実技試験へ。実技の方が簡単なので、なんとか時間内にやり遂げることができました。(自己採点によれば、おそらく合格。ふぅ。)

急いで帰宅して、「気がする」の検証をしたところ、やっぱり「気がした」だけで、「気のせい」でした。どこ探しても見つからず。どよ〜ん。


「再発行って簡単!とりあえずの安心を買ってみる」

その晩、夫に報告。
すでに「免許がない」事実を認め、どこで無くしたかも分からず、かなり気落ちしていたので、「今後そういったことを無くすためにどうするかを考えよう!」と前向きな話に持っていってくれました。
何を隠そう夫は、結婚前から免許の更新を忘れて失効してて、取得試験を受け直す(これがめちゃ大変で2度も受験、対策教習費用もかかるなど)というただならぬ経験の持ち主。免許には泣かされた口なんで、それが有りがたかったりもしました。

免許証がない以上は、車を運転することはできません。でも、私の生活は車に支えられてるところもあって。毎日乗るわけじゃなくても、乗りたい時に乗れないのは困るし、免許がないのは携帯がないのと同じくらい不安なことだとわかりました。

東京都・警視庁のサイトを見ると、「こんなときは?」の二番目に「免許証を紛失、破損してしまった」がありました。
遺失、盗難、汚損、破損による再交付」によれば、意外と簡単そう。

■手続場所
 府中運転免許試験場
 鮫洲運転免許試験場
 江東運転免許試験場
■受付日
 平日のみ 午前8時30分から午後4時00分まで
■手数料 3,500円
■必要書類
・申請用写真 縦3センチメートル×横2.4センチメートル(1枚)
・申請者の住所・氏名・生年月日が確認できる書類

その他ネット情報によると、運転免許証再交付申請書や、紛失顛末書(てん末書)が必要とありましたが、その場で書けばOKとのこと。
試験場は家から自転車圏内で近いので、翌日さっそく行くことにしました。

申請用の写真は手持ちがなかったのですが、こんな便利なサービスを見つけました。証明写真データをアップロードしてサイズを設定、すると指定コードからコンビニで手軽にプリントできる優れもの。4枚分で200円。

再発行手続きの窓口は閑散としていて、書類を書いて写真を貼って、警察官のいる窓口へ提出します。曖昧な紛失理由を書いたのですが、特に何も問われず。むしろ対応が優しい。きっとこの窓口には財布を無くして意気消沈した人が一番多く来るのだろうなぁ、と想像します。

お金払う窓口へ行って、3,500円を支払ってくると、
「あちらに並んで写真撮ってくださいね。」
「え? 写真貼って出したのに、また撮るんですか?」
「それは申請用なのね」

がーん。この日は朝から極寒で、カイロを貼って厚着のうえにダウンコートを来て、自転車でかっ飛ばしてきたもんだから、髪振り乱して現状汗っかきという最悪の状態。うぇーん。

年輩警察官の流れ作業を止めてはいけない、とダウンを脱ぎ捨て、なんとかギリギリの涼しい顔をつくってパシャリ。

※教訓その2 免許証の写真はその場で撮るもの!と心しておこう。

そして1時間後、無事再交付されました。
はやい、簡単、そして有りがたい……。

夏生まれの私、免許更新のときはいつも薄着でだる〜っとした写真になるのですが、今回は厚手のセーター姿。まさか冬バージョンの免許証ができるとは。ニュー免許証、3,500円+証明写真プリント200円です。

「ちょっと待った!まず落ち着いて考えてみよう」

さて、帰ろうとしたその時、携帯が鳴りました。万が一の可能性として、朝一番で、東京しごとセンターに問い合わせたんです。
「そちらで免許証をコピーしたかもしれないのですが、落ちてたりしないですよね?」「担当アドバイザーが離席中なので、折返しお電話します。でもそういったオペレーションはしてないですね。」「ですよね……」
やっぱり、現実と妄想がごっちゃになっていたようでした。

そのアドバイザーさんからの電話。「こちらでコピーしたのは履歴書と職務経歴書です。免許証のコピーはとってませんね。」「ですよね……」「でも免許証がないなんて大変ですね。」「いや、もう、出来たんで……」

そこでふと、思いつきました。「もしかすると、あそこにあるかも!?」

また遡ること一ヶ月、バリ島へ行ってきまして。海外で大きい財布は邪魔だし、使うカードしか要らないし、ってことで小さめの財布に、現金とカード、何かのときのためにと免許証と保険証を入れて持って行ってたんですね。

その小さめ財布は、ふだん車に載せる小銭用にしていて、「あそこだ!!出し忘れてた!!!」と。思い出すときは一気なのですね。

こうなると確信しかありません。できたての免許をしまうと、ふたたび自転車をかっ飛ばして帰宅。すぐさま車の中を確認。あった!!!免許と保険証がしっかり財布の奥に収まっていました。

前日まで、「しばらく免許不携帯で運転してた私、無責任!バカ!!!」、と自分を罵っていましたが、車のなかにあるなら「ちゃんと携帯してた私、エラい!」になります。いやいや、ちゃんと反省してます。

そもそも!海外旅行後に大事な免許をそのままにしてしまうというダメっぷり。そして、記憶を遡って探すことをあきらめてしまっていた自分が浮き彫りになりました。

※教訓その3 ちょっと待った!まず落ち着いて考えてみよう。

今回の教訓、勉強料として3,700円は安い方だし、自分の中でほぼ完結して、ケースクローズまで24時間ちょっとの事案です。ただ、要するにおっちょこちょいの極みでして。

おっちょこちょい:落ち着いて考えないで、軽々しく行動すること。

書くことで自分自身の反省を強くし、再発防止に。また誰かのおっちょこちょいを未然に防ぎ、免許再発行ノウハウに少しでも役立てば、と記すことにしました。

おっちょこちょいネタ、ちょいちょい出して昇華させたいと思います。

最期まで読んでいただけただけでも嬉しいです。スキをいただいたり、サポートいただけたら、すこしでもお役に立てたり、いいこと書けたんだな、と思って、もっと書くモチベーションにつながります。 いつかお仕事であなた様や社会にご恩返しできるように、日々精進いたします。