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「健康応援オーケストラ」に学ぶ~わたしの車時間

事務所に、ロールカーテンが付きました。自力で、がんばって付けました。
事務所の体裁を物理的に整えるだけでも、思いのほか長い道のりで、こんなにかかるとは思っていませんでした。恐るべしDIY。

時間がかかる理由のひとつに、自宅と事務所(実家)の距離の問題があります。車で1時間ちょっと、電車でも1時間はゆうにかかります。行けるときにひとつずつ、地道な作業となります。

車移動の心得

物品の運び入れや片付けのために荷物がいつも大量なので、いまは車で行くことが多いです。往復で2時間超なんて、郊外住まいのサラリーマンのようですが、わたしにとってこの時間こそ大事にしたい、貴重なひとり時間です。

そもそも車大好きで、車移動が多いわたしですが、運転が好きというよりは、都内を走るのが好きなのです。東(江東区)から西(杉並区)へのルートは、同じ道でもいつも違う景色で、飽きることがありません。

今日みたいに天気も気候もいいと爽快なのはもちろんですが、季節や時間帯によって、見える街並みに、毎度発見があります。

たとえば皇居周辺は、行きも帰りも通る美しいパワースポットです。
朝は、早起きの外国人ツアー客の団体が、緑をバックに派手な色味の服装でそぞろ歩いていて。夕方は、皇居ランの人たちが列をなして走っていて。完全にコロナ前の景色が、戻っていました。
そんなふうに、道行く人々を、季節ごとの自然を、空や街の色を、感じるようにしています。

きょう一番の学び

車からの偶然の出会いには、なにかしらメッセージを感じたりもします。

よく「ゾロ目のナンバープレートを見かけたら、宇宙からのお告げ」みたいなことが言われたりします。が、これはもう、ゾロ目ナンバーって巷に溢れすぎていて、1日2時間も走っているとかなりの数見るため、ありがたみはありません。

それよりも、きょう一の収穫は、信号待ちで停まった前の車の、バックウィンドウに貼られたこんな言葉でした。

“健康応援オーケストラ”

営業車らしきコンパクトカーに刻まれたメッセージに目が留まり、勝手に「いいね♡」となってました。

会社名は左下の方に小さくありますが、メインはあくまで言葉の方なんです。これだけで、どんなことを目指す会社なのかがなんとなく伝わります。

健康応援オーケストラ。
なんだかほっこりしませんか?

医療系・ヘルスケア系を思い描くことができるうえ、提供先の人々を応援しながら、社員の人たちをも尊重していますよね。
思わず答え合わせをしてしまいました。↓

医薬品卸流通の会社で、ホールディングスの元祖である薬屋さんとしては1898年創業の老舗のよう。
営業車のプリントは、企業理念に続く「コーポレートスローガン」でした。

健康応援オーケストラ
健康に関わる事業領域の充実を通じ、健康をトータルに応援し、社内にあっては全部門が活力に溢れた組織集団として機能する姿を、美しい音楽を奏でるオーケストラのイメージに託したものです。

思った通りでした。このメッセージを、後ろに来たすべての車に、見せつけてくるわけです。考えた人偉い。

コーポレートスローガンとは?

コーポレートスローガンは企業のブランドイメージを表現するためのキャッチフレーズであり、企業のミッションやバリューを反映し、顧客や社会に対する企業のアイデンティティを示す重要な要素です。簡潔で分かりやすく、人々が覚えやすいフレーズであることが望まれ、広告キャンペーンやマーケティング戦略において重要な役割を果たします。

ChatGPT

秀逸なスローガンだから目に留まったとはいえ、なぜこんなに印象に残ったかといえば、自分も事務所のアイデンティティを示す言葉を、まさに思案中だからです。素晴らしいお手本がひとつ、手に入りました。

営業車の活用法

もうひとつの学びは、営業車って、めちゃくちゃ効率のよい宣伝媒体だということ。あらためて宣伝ツールとして、走る車を見ていると、さまざまなタイプがあることに気づかされます。

会社名やロゴをプリントしたオーソドックスな車から、切実に求人募集をかけてるトラック、広告をまとったバスやタクシー、電話番号だけでなくQRコードで利便性を高める車……巷にはさまざまな営業車が溢れていました。

車を宣伝ツールに……当オフィスでも使えますかね。偶然でも名前覚えてもらえたらラッキーですよね。しかし完全なる自家用車を、どうしたら宣伝カーにできる?などと考えが巡ります。
そういえば、行政書士法人でもほかの士業でも、営業車って見たことないですが、実際どうなんでしょう。地方だとまた違うのかな?

そんなことをあれこれ考えながら運転するのも、楽しいもので、わたしにとってかけがえのない時間になっています。

そして、車中耳読で聴いた本『ロングゲーム 今、自分にとっていちばん意味のあることをするために』も、いまのわたしにとって貴重な一冊でした。

まさに、人生をロングスパンで考えての起業です。
「第3章 正しい目標を設定する」のフェーズにあると心得て、地道に取り組んでいきます。

最期まで読んでいただけただけでも嬉しいです。スキをいただいたり、サポートいただけたら、すこしでもお役に立てたり、いいこと書けたんだな、と思って、もっと書くモチベーションにつながります。 いつかお仕事であなた様や社会にご恩返しできるように、日々精進いたします。