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『機会』は誰のもとにも訪れるが、モノにできる人はごくわずか。

機会(チャンス)は誰のもとにも訪れるが、モノにできる人はごくわずかである』ってことはよく言われますね。これって本当かね?って思っていたのですが、振り返ってみると自分自身がまさにこれって感じだったりするので「あ~確かに」って思うところがあります。

僕は27歳くらいまでフリーター(居酒屋バイトばかり)だったので社会人スタートは随分遅い方です。そのため人一倍頑張らないと追いつけないっていう気持ちが芽生えたのは良かったですけど。
親からも見放されそうだった時期もあったので、その頃の自分から見たらいまの状況なんて奇跡が起きているとしか思えません(苦笑)。

いま考えるとこの状況になれた理由はほぼ「運が良かったから」で終わっちゃうような気がしますが、人生のポイントごとになにかしらの『機会(チャンス)』が目の前に現れて自分の意志がある/なしに関わらずに一歩踏み出した(行動した)ことが今の状況をつくっていったのではないかと感じます。

・・ということで、今回はこちらをテーマにして自分の経験や周囲をみたうえで感じたことを書いていければと思います。


まず今回の『機会』についてですが「昇格・昇進」や「良い仕事(経験)を担当できる」といった意味での『機会』になります。
『機会』は自分ひとりでも生み出すことはできると思いますが、多くの人は他者(クライアント/上司/同僚/パートナー・・・等)によってもたらせていただくことが多いと思います。

機会』が訪れるには『①自分で引き寄せる場合』と『②偶然訪れる場合』の2種類があるかと思います。出世意欲や向上心が強い人の場合は当然、偶然くるのを待つよりも自分から動くべきですね。
※・・といいながらも僕は後者の方が多かったのですが・・。

自分で引き寄せるのにもいろいろ方法があるかと思いますが、ストレートに『自分から提案する』以外にもまずは普通に『目の前の仕事で実績をつくる』というのが王道かと思います。周囲の期待値よりも上の結果を残す人には自然とさらに上の仕事(機会)がやってきます。これを重ねていくとどんどん次のステージにあがっていけます。
あとは『周囲にアピールする』ことも大事ですね。アピールの方法はなんでもいいと思いますが「自分はこんなことができる」「自分はこんなことをやりたい」って周囲に伝えると自然と希望の仕事が集まってきやすいです。
※もちろんそれを遂行できる実力ありき、ですが。

僕の場合はあまりあからさまにアピールするのは得意な方じゃないので、実績をベースにして次の難しい仕事を引き寄せていった感じです。

いまの職場に自分が思う『機会』が存在してなさそうであれば、転職するのもひとつの手だと思います。それもひとつの『自分で機会を引き寄せるための行動』だと思うので。
※勝手な思い込みで『ない』と思っているだけで実は『ある』場合もあるので要注意ですが。

いずれにせよ、自分で機会を生み出したり、引き寄せられる人はそれだけ『機会に遭遇する回数』が増えるはずなので、果敢にチャレンジしてもらえれば問題ないと思います。


難しいのは自分で動くのが苦手な人ですね。
でもこういった方でも『機会に遭遇する回数』が少ないだけで、実は目の前に『機会』は現れているんだと思います。ただ、意識をしていないがゆえに見逃されている場合も多い。そして見つけても行動しなければすぐに通り過ぎていきます。

・・なので『偶然訪れる機会』をモノにするには『常に機会がないかアンテナをはっておくこと』が大事です。
自分の周囲で起きていることや会話を聞いて「これは機会なんじゃないか?」とキャッチをするクセをつけると良いかと思います。
※俗にいう『自分事化』するってやつですね。

会社の活動計画を聞いたときとか、上司や同僚が話したり困っているときとか、機会になりうる場面は定期的にあると思うので、周囲に無関心にならないように気をつけたいところです。
※無関心だと機会に気づかずにスルーしてしまいます。

うまくキャッチできたら、この内容は自分にとって『行動すべきことなのか?』を判断します。大事なのは『自分が行動することが相手にとって喜ばしいことなのかどうか』ですね。自分だけがメリットのあることでは相互関係が成り立たないので、相手に喜んでもらうために自分が動く(結果として自分もうれしい)という優先順位が大事だと思います。
※これは商売の基本ですね。社内であっても同じことだと思います。

行動することは自分にとってリスクも発生することがありますが、近視眼的になることなく、長期的にみてメリットが大きいのであれば一歩踏み出す勇気を持った方が良いと思います。

客観的に周囲をみていて『機会(チャンス)を逃している人』はこの2点ができていないことが多いです。『目の前の機会を見逃している』『機会が目の前に現れても行動しない』ため、みすみすステップアップの機会を逃してしまっています。

周囲が指摘して本人に気づかせてあげるのも良いと思いますが、いつまでも他人に頼ってばかりではダメだと思うので、やはり自分自身でチャンスはつかみ取ってもらった方が良いと思います。
そして「全然自分にはチャンスがこない」と不満に思っている人がいたら、上記のことができているかを自問自答した方が良いと思います。


・・・と、書き綴ってきましたが、僕自身そこまでアグレッシブに機会を求めて動いていたタイプではないので、上記は「いま振り返れば」の視点になります。

自分がすごく運が良かったのは、現状の課題感とやるべきことが見つかった時に、なぜかそれを実現できる機会が目の前に現れたということでした。それがけっこう何度も。
※これは周囲の環境にも感謝です。そういう意味でも運が良かったです。

『やりたいこと/やらなければいけないこと』と『やれる機会』が同時に目の前にあるのであれば『やらない』という判断がでるわけはないので、その都度一歩踏み込んでいき、その連続の結果がいまにいたるという感じでした。


きっと成長の機会は誰にでも訪れる(訪れている)はずです。
でもそれを手にできるかどうかは自分次第なので、スキルを磨きながらチャンスをうかがいつつ、無駄に機会損失することなく楽しく働いていきたいものですね。
※チャンスをつかむのは『スタート地点に立てただけ』ですので、実際はここから結果をだすための努力が必要なのは言うまでもありません。


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