大晦日に思うこと 〜 noteとの出会い

自分的に今年最高のトピックのひとつは間違いなくnoteを始めたことだ。小学生の頃から文章を書くのも読むのも大好きで、書くことに関わった仕事をしたいと漠然と思っていたが、今と違って昭和の時代は文章=紙の誌面なので、希望者が多い中当然驚くほど狭き門で、元々単に好きだっただけで「いいなぁ」と思っていた位の私にはとても手の届かぬ世界だった。というか、覚悟がなかったのだけれども。
高校生の頃は友達とロックの同人誌を作って文章を書いたりしていたが、大人になるにつれて文章はすっかり書くものではなく読むものになってしまった。

ある時行きつけの飲み屋の常連さんから副業でウェブライターをやっているという話を聞き、目からウロコが落ちるような気がした。そうだ、今はそういう時代なんだ!もしかしたら私でも文章を発表出来るかもしれないーそれが私がnoteを始めたきっかけだった。
とはいうものの手紙やビジネスレター以外に文章を書くなんて何十年ぶりで初めはかなり戸惑った。(今もだが。)昔から大好きな幕末の志士の話に挑戦した時は史実を調べるのに時間がかかり、こんな誰の目に触れない短い文章を書くにもこんなに手間取るなんて、歴史の本を執筆している方達はなんと大変なことだろうと、経験して初めて少しだけわかったりもした。

noteに発表するのも、ただ自分の文章の練習のためだったが、思いがけずスキを頂けると、少なくとも私などの文章を読んでくださる方がしらっしゃることに感動を覚えた。その方々には感謝の気持ちしかない。

とりあえず週に1本はアップするのを目標にして来て、完全ではないもののほぼ達成出来たのはちょっとした満足感がある。
本当に些細過ぎて人に自慢出来るようなことではないけれど、「何かを始めないと何も変わらない」という思いに突き動かされて、年々新しいことをはじまるのが面倒になる中、行動に移せたのは自分の中では大きな成果だ。
そして始めたら次は「継続」。来年も細々書き続けで行こうと思う大晦日である。

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