見出し画像

福岡 Rubyist会議 04に行ってきた

わたしの前で 今すきとほって息づく烏賊よ どこまでもすきとほったおまえの胴体 お前の目
いまだ蠢く触手よ おまへは定められている、望みによって、欲望によって、唐揚げになることを

鳥井雪「烏賊」

懇親会のイカが食べたかったイカすぎて思わず詩を吟じそうになりました失礼しました。おいしかったなー。コリッコリッの鮮度のイカには甘い醤油です。

2024/09/04 福岡Rubyist会議04に参加してきました。東京→福岡で当日朝入りだったので4:00AM起きです。モノレールから見る朝焼けが美しかったです。

モノレールからの風景は広い+視座が高いので朝焼けもきれい

トークの途中で眠くなるかなと思ったのですが、どれも聞き応え十分の内容で最後まで元気に完走できました。

以下個人的に熱かった見どころをいくつか

Parser対決(ではなかった)

一発目のトークであるKevin Newton 「Why Prism?」
  Prismの長所、要件、達成したことをわかりやすく説明してくれたのち、代表的な批判(だいたい手書きであることにまつわる色々)に対する反論を展開。
「一つの言語に複数のパーサとコンパイラがあるのはメンテナンス性悪いよね、Prism上に知恵を集めて協力するともっといいのが作れるんじゃない?」という主張でした。


そして最終トークのyui-knk(金子さん)の「What is Parser」
Parserとは一体何であるのか? という具体的な解説から徐々に人間の認知のあり方を問う話になる展開が熱かったです。懇親会で「金子さんが何を面白いと思ってやってるのかようやく分かりました」ってお伝えしたら「今まで伝わってなかったんですか」とやや悲しい顔をされました。いや、でも今回ようやく腑に落ちた! という感じだったのです。


この二つにサンドされたそのほかのトークも大変よかったです。

Matzの生活発表

Rubyのデザイナやコミュニティの牽引者としてのMatzの話もいいものですが、今回、実装者としてのまつもとさんが手を動かした結論としての「結局アルゴリズムが大事」を聞けたのがとても良かったです。

まいむ さん/ ChieさんのRails Girlsのお話

Rails Girlsは毎回それぞれのオーガナイザーがその人だけのオリジナルの志と動機を持ってやるものなので、何回でも全員にトークしてほしいですね!
「インターネットの外にいる人にとどけたい」という気持ちでチラシ(物理)を刷るの最高だと思いました

全部のトークは語りきれなくてすみません、全部面白かったです!!
あと八女茶が美味しくて最後の方ちょっと中毒みたいにいただいておりました。

(番外)懇親会


きしださんに「発声を鍛えると意見が通りやすくなる」と発声レッスンをつけてもらったのが最高に面白かったしお役立ちでお得でした。
いろんな人にけっこうじっくりお話しできて、規模がこれくらいの地域カンファレンスにしかない栄養がある…。

福岡Rubyist会議04、生まれ育ち故郷だからという贔屓目ではなくとても内容が濃くていいカンファレンスでした。楽しかったです。
開催のためにご尽力されたオーガナイザー、スタッフの皆様、スピーカーのみなさま、現地でお話ししてくれた参加者の皆様、交通費(相当)とお昼ご飯代出してくれた弊社万葉、子供達の面倒を引き受けて送り出してくれたささださん、懇親会二次会後日付が変わってから帰宅したのにお風呂と着替えとお茶を全部用意してくれた実家の母上様ありがとうございました!

最後に恒例の実家が用意してくれる刺身です。次の日の朝ごはんに食べました。




サポートいただくと元気が出ますし、本をためらいなく買う後押しになります。でもお気持ちが一番うれしいです。