WordPress(KUSANAGI)のドメイン変更する際にやったこと
本記事は、2019.04.14に個人ブログで公開したものを移行してきたものです
WordPress(KUSANAGI)のドメイン変更する際にやったことをメモしておく。
ドメイン変更の流れ
ざっと流れをまとめるとこんな感じ。見た目はボリューミーだが、やること自体はそこまで重くない。
1、サブドメインを切る
2、CDNの設定
3、KUSANAGIの設定変更
4、SSL証明書の設定変更
5、wp_optionsテーブルのsiteurlとhomeを新ドメインに置換
6、旧ドメインからのリダイレクト設定
7、Search Replace DBで記事内のリンクなどを置換
8、SNS上のリンク差し替え
9、テーマのリンク差し替え
10、KUSANAGI キャッシュの削除
11、Google Analyticsの設定変更
12、Google Search Consoleの変更申請
13、Google AdSenseの審査申請
上記より、詰まった箇所やメモを残したい箇所を以下にまとめる。
3. KUSANAGIの設定変更
指定ターゲットに設定されているホスト名(FQDN)を、変更するコマンドがKUSANAGIにはあるので、そちらをまず叩いておく。
kusanagi setting --fqdn sample.example.com [profile_name]
4. SSL証明書の設定変更
SSL化されたサイトだとエラーがでるので、以下のコマンドでSSL証明書を再発行し、設定しておく。
kusanagi ssl --email sample@example.com
5. wp_optionsを書き換える
SSLやドメイン変更の一通りの作業を終え、いざ管理画面にログインしようとすると、旧ドメインにリダイレクトされ、ログインできない。
そこで、「Sequel Pro」でwp_optionsテーブルのsiteurlとhomeを新ドメインに置換した。これで、表示されなかった画像やおかしいリンクたちが直った。
6. 旧ドメインからのリダイレクト設定
Nginxのconfファイルに旧ドメインから新ドメインにリダイレクトする設定を追加しておく。permanentと指定すれば301が返されるらしい(Nginxそこまで知らないが)
server {
listen 443 ssl http2;
server_name www.yotalabo.org yotalabo.org;
rewrite ^(.*)$ https://labo.yo-ta.me$request_uri permanent;
ssl_certificate /etc/letsencrypt/live/yotalabo.org/fullchain.pem;
ssl_certificate_key /etc/letsencrypt/live/yotalabo.org/privkey.pem;
}
SSLメインだが、一応非SSLの旧ドメインからもリダイレクトするようにしておいた。
server {
listen 80;
server_name www.yotalabo.org yotalabo.org;
rewrite ^(.*)$ https://labo.yo-ta.me$request_uri permanent;
}
テストして
nginx -t
本番に反映!!
nginx -s reload
7. Search Replace DBで記事内のリンクなどを置換
WordPressプラグイン「Search Regex」でドメインの置換をする、という記事が溢れているが、この方法は実は推奨されていない。「WordPress の引越し - WordPress Codex 日本語版」で推奨されるのは、「Search Replace DB」というスクリプトを使うこと。
12.Google Search Consoleの変更申請
Google Search Console、通称サチコには「アドレス変更ツール」がある。今回の変更にあわせ、旧ドメインから新ドメインへアドレスを変更したよ!ということを通知しておいた。
13.Google AdSenseの審査申請
最後の最後で問題が起こった。当ブログは、Google AdSenseを使い収益化しているが、2018年末より、所有者単位で行われていた審査が、ドメインごとに審査される仕組みに変更されたらしい。
そして、サブドメインでは申請ができない仕様らしい。つまり、ルートドメインで審査されるということ。(ルートドメインの審査が通ればサブドメインに貼るのはOKらしい)
新ドメインのルートは、個人的な活動を載せるポートフォリオとして使っているので、AdSenseによる収益化をしていない。よって、再審査が必要になった。
ポートフォリオということで、文字数も少なく、ペライチなので、あっさりドメイン単位の審査に落ちてしまった。
どうにかしなくては…!
まとめ
KUSANAGIは諸設定がスムーズに変更できて、素晴らしい。ドメイン変更の操作自体もとても簡単だった。しかし、Google AdSenseというまさかの落とし穴があったので、今後審査に通る方法を考えないといけない。