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ヨウタロウ傑作選

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初めての方はまずこちらから。つまみ食いして美味しかったら他のもチャレンジしてみてね。 ちなみにこのブログを読んで1番笑っているのは僕です。
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#エッセイ

温野菜半額事件の全貌②/②

②デイリーヤマザキ 2年生の頃、僕は週に2回以上のペースで東京に行っていた。 学生団体の活動が楽しくて必死にやっていた。 その頃は、急行が止まるし一駅歩けば健康になるという理由で最寄りの手前の駅で降りていた。 群馬なら考えられないことだ。 一駅歩く?1日暇でもそんなことしない。1時間以上かかるぞ。 その駅で、何か発表があったり本番があったり、頑張った時にだけデイリーヤマザキのソフトクリームを買うと僕は決めた。 ちょうど、モカもその駅すぐそばでバイトをしていたので、僕

温野菜半額事件の全貌①/②

最近、久しぶりにモカと連絡を取り合うことがあった。 元気にやっているみたいで安心した。 彼と連絡を取り合った際に下らないことをいくつか思い出したので記していこうと思う。 今からこれを読むあなたに最高に意味のない時間をお届けすることになる。陳謝。 遡るは2年前、埼玉県の南の方でわっほいほいと歩いているのは僕とモカだ。 その頃の僕らは「テストが一つ終わるごとにアイスを一つ買おう」という約束を交わすなど、義務教育を終えているとは思えないほどの低脳具合で日々生きていた。 僕らはな

ノンオヤスミピーポー

今日も眠れずない。そろそろ朝だ。僕は昔から寝るのが苦手だった。あなたにも苦手なことあるだろう。球技が苦手とか料理が苦手とかと同じように僕は寝るのが苦手なんだ。 今日は全国のねれないさんが頷いてやまない、ねれないあるあるを発表しよう ・「眠れない」のであって「眠くない」のではないなんならずっと眠い。寝ようとしても体が寝てくれないのだ。 ・小中高の「早寝早起き絶対正義信仰」のせいで劣等感「起きれないやつは人間として劣っている」とか思ってる大人がまだいる。信じられん。ほんとに

②大変失礼いたしました

バカみたいに重い。 派遣のバイトには設営という現場での雑用仕事がある。 真冬の野外イベントの設営はマジで地獄of地獄だった。 当時バスケ仲間だったTと群馬の上の方にいた。 腕が引きちぎれそうだった。 Tとは放課後よくバスケをしていた。 高校3年生の頃の1番の楽しみは体育の授業でのバスケだった。 授業はほぼ毎回バスケだった。 体育が1番の楽しみなんて健全な高校生だ。 当時、超イケメンでバスケがうまく、オシャレでイケボという神が創りたもう芸術品のKに密かに憧れを寄せてい

①あゝ愛おしき吹奏楽部よ

前回の吹部話がなぜか好評だったのでもう少し書こうと思う。 僕も戻れるものなら戻りたいと思えるほど楽しかった。 読んでてわかると思うが僕は吹奏楽部という、その特殊な世界が愛くるしくてたまらないのだ。 当時は楽譜が配られるたびに 「なぜこんなに四分音符が並んでいるのか」 「ふざけないでほしい」 「印刷ミスか何かか」 「リズム練習してるみたいだ。3Dだこんなの」 (3Dは当時の基礎練本。緑色。旧盤と新盤でページ数にズレがある) と悪態をついていた。 チューバは単純で奥が深い楽

①ほぼサバイバル旅行記

茨城には苦い思い出がある。 今回の旅行(遭難に近い)はモカとひこまる(仮名)と共に茨城の海へ向かった。 モカはいつぞやの記事で書いた観葉植物本物派野郎だ。 ひこまるは当時同じクラスだったお茶目ツッコミ担当だ。 3人ともSHISHAMOにはまり「君とゲレンデ」を聞いて涙していた。 なぜ茨城かというと、私の祖母の実家が空き家としてそのまま残っているのだ。 行く前に祖父に「ハクビシンがいるから気をつけろ」という超怖い情報をもらった。 休暇先のホテルのハクビシンがいるなんて一大事