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幸せはそこにある

先日、ずーーーーっと行きたいと思っていた焼肉の食べ放題に行ってきたんです。


僕が行きたい行きたいと言っても

ずーーーーっと却下されていた念願の焼肉食べ放題に。

テレビCMなどで時々見かける焼肉食べ放題。

2時間の幸せなのだそうだ。

幸せそうに焼肉をほうばる人びとを想像すると

たまたまお店を通りがかった時に、サザエさん一家のように幸せそうに焼肉屋に吸い込まれていく人々を見かけると

いいなーって思っていたんです。

でも僕は行けない。

それが不幸だとは思わないけど、残念だなと思っていました。

でも

ようやく数年来、行きたいと思っていた焼肉の食べ放題に
ついに行けたんです。


自分が思いこがれたところに行ったとしたら
どんな気分だと思いますか?


僕の場合は

お店のドアをくぐるときは気分は上がってたんですけど

いざ食べだしたら、テンションゲージはあっという間に普通ラインに戻っていました。


普通

いたって普通

味はまぁ焼肉なんだから、普通においしい。

いろんなお肉を選べる楽しみもある。

サンチェで包んで食べたり

スープを飲んだり

どれだけ頼んでもよい。

食べ放題なんだから。

だから普通とは言ったけど
楽しんではいたと思う。

でも、そこまで幸せは感じなかった。

普段奥さんが焼いてくれるお肉の方がおいしかった。

子供たちの世話をするので自分達は後回し。

焼いてから時間が経ち、冷め切った焼肉。

そんな焼肉を食べるたびに、焼肉屋さんで食べることを夢見ていたのに

実際は、奥さんの焼いてくれた家で食べる焼肉の方が僕は好きだと思った。


焼肉食べ放題のお肉より

すき家で食べた期間限定のお好み牛玉丼の方が美味しかった。


僕の舌が貧乏舌なのだろうけど

自分があこがれているものなんて、実際に体験してみると至って普通なものなのだと思う。

高級旅館にしても

料亭のような料理にしても

高級寿司にしても

自分が想像しているよりも、実際に体験してみたらそうではないのかもしれない。

それよりも今ある幸せを、人は過小評価しているのかもしれない。

本当の幸せはいますぐそこにある。

そのことにあらためて気付かされたのでした。

読んでくださるだけで幸せです。 サポートいただけるほど、何か心に残るものが書けていたのだとしたのならこんなに嬉しいことはありません。