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6月2日(2002)埼スタの美しい芝世界へ
日韓W杯から20年。6月2日は我らの埼玉スタジアム2002で初めてW杯の試合が行われた日だ。前年イタリアとの代表戦の時、あちこちで芝がめくれるのを目にして、これだけ大きな屋根があると芝の生育は相当難しいのだろうと思った。
それから半年が過ぎ、いよいよ自国で初のW杯が始まった。街の至る所で様々な国のサポーターと出会い、祭典の始まりを実感した。
この日浦和美園駅からの道にもイングランドとスウェーデンのユニフォームを着た人が溢れた。南門からゲートをくぐり、コンコースを抜けバックスタンド2階からピッチを見た時の感動は忘れられない。グラウンドキーパー輪嶋正隆さんはじめスタッフの尽力により最高のコンディションで、世界のプレイヤーたちを迎えることができたのだ。4月に骨折し出場が絶望視されていたデイビッド・ベッカムも埼スタの美しい芝の上に立った。
北ゴール裏を埋め尽くしたイングランドサポーターと共に「GOD SAVE THE QUEEN」を歌い、両チームのプレーに拍手した。
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試合後オープンしたばかりのURAWA POINTに行くと、イングランドサポーターで賑わっていた。貴重なチケットをとってくれた友人と乾杯し、余韻を楽しんだ。
この日から怒涛の観戦ツアーがはじまり、翌朝イタリアとエクアドルの試合を見に札幌へ向かった。韓国遠征も含め計7試合夢のような1ヵ月だった。
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